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【仙台戦プレビュー】~ラスト10試合、その最初の試合を勝利で飾る!~

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中断明けの7月は2戦2勝と良いスタートを切ったが、8月は7戦2勝と、あまり勝てなかった。今節はまた新しい月となり、再び良い月に戻したいところだ。

8月最後の試合、エスパルスの前節は横浜FM戦。開始わずか2分の失点、さらに3試合ぶりの先発となったクリスランが18分に負傷でピッチを後にするなど、アクシデントの続いた序盤だった。「フワッとしていた」と立ち上がりの集中を欠いていたが、それを引き締め直すゴールが生まれる。左サイドのスローインからパスで崩すと、最後は松原后のマイナスの折り返し。このボールにいち早く反応した金子翔太が押し込んで同点に追いついた。さらに後半開始後すぐ、ショートコーナーからのパス回しは少し乱れたが、金子が思い切り良くゴール前にボールを放り込むと、オフサイドギリギリでボールを受けたドウグラスは胸トラップから体を倒して左足でボレー。強烈な弾道でゴールネットを揺らした。その後、相手は1人少なくなりながら猛攻を仕掛け、それを受ける形になったが、最後まで守り抜いて6試合ぶりの勝利を手にした。

仙台の前節は川崎F戦。川崎Fの攻撃を、仙台が耐えしのぐという展開になった。27分にはゴール正面で受けた小林悠が反転からシュートを放つがポスト直撃。さらに前半アディショナルタイムにも、阿部浩之がミドルシュートを放つが、再びポストに救われた。後半に入っても川崎Fが攻撃の手を緩めないでいると、仙台に一瞬のミスが出てしまった。55分、GKへのバックパスにプレスをかけたのは中村憲剛。そのためシュミット ダニエルは大きく蹴り出したが、登里享平に跳ね返されてしまう。これをセンターバックの大岩一貴が後ろに逸してしまうと、そこには先ほどのプレーで残っていた中村がいた。これを落ち着いて決め、このゴールが決勝点になって、仙台はリーグ4連勝を逃した。

仙台は今季第16節で横浜FMに2-8に大敗し、そのインパクトが強いが、その他の試合を見ていくと守備陣はむしろ安定しているといえる。今回の日本代表に初選出されたシュミットがゴールにカギをかけ、その前でブロックを作った守備陣を打ち破るのは簡単ではない。

また仙台の攻撃陣では、総得点はエスパルスと同じく33得点。これはリーグで上から3番目の数字だ。この33点をエスパルスは9人で取っているのに対して、仙台は7人で奪っている。そのうち3分の1にあたる11得点を奪っているのが西村拓真だ。その西村はCSKAモスクワへの移籍報道があり、この試合に出場しない可能性が高い。得点力では落ちることも予想されるが、ヤン ヨンソン監督は、
彼が出なくても、代わりの選手が出てくる
と警戒を緩めることはない。

エスパルスと仙台。リーグでは14年の第20節から4連敗を喫し、その後も2分となかなか勝てていない。仙台に在籍していた六反勇治、クリスラン、二見宏志、角田誠が今はエスパルスで戦い、逆にエスパルスに在籍していた平岡康裕、野津田岳人が今は仙台でプレーするなど、関係の深い両チーム。お互いに負けられない気持ちは強いだろう。ラスト10試合、その最初の試合は、勝利でスタートしたい。


 公式モバイルサイトでは、ヤン ヨンソン監督と選手の試合前日コメントを公開!! 


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2018明治安田生命J1リーグ 第25節   
9月1日(土)19:00キックオフ 

ベガルタ仙台 vs 清水エスパルス
@ユアテックスタジアム仙台

<放送>
DAZN

公式モバイルサイトでの『LIVEテキスト速報』でもお楽しみいただけます。 

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