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【柏戦プレビュー】~2週間ぶりの公式戦は、上昇へのスタートに~

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1日の第25節仙台戦から、エスパルスは公式戦、練習試合も行わず、自らの課題に取り組むことになった。攻撃の形、守備の形、そして「インテンシティーを上げる」という狙いで、負荷のかかる練習を繰り返し、コンディションを高めてきた。10日には約30分、3本の紅白戦を行って実戦経験を積むと、今週に入ってからは試合に向けて調整してきた。

約2週間前に行われた前節仙台戦は悔しい負け方だった。24分、野津田岳人の右コーナーキックから、中央で大岩一貴が合わせて、リードを許す展開に。しかし、ここで慌てることはなかった。じわじわと相手のゴールに迫ると55分だった。ミッチェル デュークのゴールライン際からのクロスにドウグラスが頭で合わせ、ボールはバーに当たったもののGKシュミット ダニエルの足に当たってラインを割る。同点に追いつき、さらに攻め立てたが、逆転ゴールを決めることができない。90分を経過し、勝ち点1もやむなしというところだった。蜂須賀孝治のクロスに、ファーで中野嘉大が折り返すと、中央で石原直樹にダイビングヘッドで決められ万事休す。エスパルスは勝ち点を持ち帰ることができなかった。

8月最後のゲームとなった第18節横浜FMの勝利が6試合ぶりの勝利も、その勝利をつなぐことは叶わなかったが、今節は9月最初の勝利を目指すことになる。

今節の相手柏は、1日に行われた第25節横浜FM戦から、公式戦を2試合消化している。5日に行われたルヴァンカップ準々決勝第1戦対甲府戦は、シーソーゲームとなった。先制したのは甲府。54分、ゴール前のクリアボールが浮き上がり、こぼれた。このボールを東海大相模高校在籍で、2種登録で出場している中山陸に押し込まれて先制を許す。だが、63分に柏は、シュートのこぼれ球を中川寛斗が押し込んで同点。すぐさま甲府に突き放されるも、85分に右コーナーキックでクリスティアーノが豪快に決めて再び同点。決着は第2戦に持ち越された。

中3日で行われた2戦目は、それぞれメンバーを入れ替えて臨んだが、14分に小出悠太のミドルシュートがフェフージンの背中に当たってコースが変わって甲府が先制。柏は苦しい立場に追い込まれることになった。それでも61分だった。エリア左のフリーキックから、中央でクリスティアーノのシュートはGKにセーブされたものの、瀬川祐輔が押し込んで同点。試合はこのまま終了。2戦合計3-3となったが、アウェイゴール数で上回り、柏がベスト4進出を決めた。

この両試合を見る限り、柏の粘り強さがうかがえる。しかも、勝負を決めているのは、セットプレーだ。エスパルスは5試合連続でセットプレーからの失点を喫しており、そこを改善しない限り難しい試合になることは間違いない。セットプレーに対して集中力を持って臨むことはもちろん、ゴール前での不要なファウルをなくさなければいけない。

また柏には3年ぶりに柏に復帰した鈴木大輔の出場も噂されている。元日本代表のセンターバックは、エスパルスとしてはやっかいな壁になるかもしれない。しかし、逆に言えば、連携面では穴ができるかもしれない。警告の累積で出場停止のドウグラスがいない攻撃陣は、そこをどうにか突いて得点を奪いたいところだ。

エスパルスは現在12位、柏は15位。その勝ち点差は2。万が一、敗戦すると柏に抜かれることになってしまうが、逆に勝利を収めると勝ち点差を5に広げることができる。また、混戦状態のため、一桁順位の可能性もある。ゆえに、この試合の価値は大きい。再び上昇するために、勝利が必須だ。


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2018明治安田生命J1リーグ 第26節   
9月15日(土)19:00キックオフ 

柏レイソル vs 清水エスパルス
@三協フロンテア柏スタジアム


<放送>
DAZN

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