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【F東京戦プレビュー】~秋晴れのようなスカッとした勝利を~

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9月最後の試合。ここまで勝ち、負けと交互に来ているが、次こそ勝利と期待が高まる。

前節エスパルスは、G大阪と対戦した。開始からわずか30秒ほど、左サイドを破られグラウンダーのクロスからフレイレ、ファン ウィジョが足を伸ばすとボールはバーに直撃。立田悠悟のクリアも及ばずにオウンゴールとなってしまった。この失点からリズムを作ることができず、26分にも、倉田秋にエリア内に侵入され、最後はファン ウィジョに詰められて2点のビハインドを負うことになった。それでも、尻上がりに調子を上げて来たエスパルスは、後半に入り本来の力を見せる。76分には、フレイレからのパスを前につなぎ、最後は北川航也がディフェンスの間で受けてGKを上手く外すシュートで1点を返す。ところが…。83分の立田のミドルシュートは左ポスト直撃。さらに後半アディショナルタイム村田和哉のシュートは右ポスト直撃と、運に見放されたところもあって同点に追いつくことはできずに試合終了。17位のG大阪に勝ち点を与える結果になってしまった。

一方前節FC東京は、首位広島と対戦した。18分、青山敏弘がゴール前に入れたボールが混戦になり、パトリックに押し込まれる。これは何とかブロックしたものの、クリアボールをパトリックが倒れながらも足を伸ばしてゴールに押し込んで広島に先制を許す。それでも、チャンスを作り続けるFC東京は、49分に追いつく。リンスのスルーパスに抜け出したディエゴ オリベイラ。エリア深くまで侵入してマイナスの折返しを送ると、先程パスを出したリンスが合わせた。FC東京は逆転への策として、77分に永井謙佑と大森晃太郎の2枚替え。90+3分に高萩洋次郎のスルーパスに永井が飛び出すが、これはGK林卓人の好判断でクリアされて試合は終了。

FC東京はこれで7試合勝ちなしとなった。その7戦の内訳は3分4敗。9節から21節まで2位を維持していたが、現在は3位と順位も落としている。ただ、7試合すべてで相手よりシュート数で上回るなど、試合を支配されているわけではない。「最近よくFC東京の試合を見る機会があった」というヤン ヨンソン監督は、
結果は上手く出ていないと思うが、コンスタントに良い内容の試合は見せている。広島との試合も、互角、それ以上のパフォーマンスを見せていた
と語る。ただ言えるのは、FC東京は得点力不足に苦しんでいるということだ。7試合で4得点しか挙げられておらず、4試合が無得点試合になっている。守備では第12節から第16節まで5試合連続無失点を記録するなど安定しているため、問題は攻撃になりそうだ。

しかし、その攻撃陣に個の能力はある。前節の2トップは、オリベイラとリンス。オリベイラはここまで12得点を挙げており、リンスは夏の移籍で加入後第19節鹿島戦、第20節神戸戦で決勝点を決め、前節では同点ゴールと、決定的な仕事をしている。特に前節のゴールは2人だけで挙げており、ここを止めなければいけない。

逆にエスパルスはここまで9試合連続失点中。しかも、前節は開始すぐ、その前の2試合は後半アディショナルタイムでの失点と時間帯も悪い。六反勇治も、前節の先制点の場面でも、
もう少し声をかければ良かった
と話す。集中力の問題だけでもないかもしれないが、特に意識しなければいけない時間帯でもある。ここを抑えるだけでも、勝利に近づくはずだ。

FC東京はクラブ創設20周年記念のイベントとして、試合前にOB戦が行われるなど、お祭りムードが演出される。また今節のユニフォームも金色の特別仕様で臨むことになる。そのため、エスパルスは今季まだ1勝も挙げられていない黒ユニフォームを着用する。そこで、モヤモヤした気分を吹き飛ばし、秋晴れのようなスカッとした勝利を挙げたい。


 公式モバイルサイトでは、ヤン ヨンソン監督と選手の試合前日コメントを公開!! 


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2018明治安田生命J1リーグ 第28節   
9月29日(土)17:00キックオフ 

FC東京 vs 清水エスパルス
@味の素スタジアム


<放送>
DAZN

公式モバイルサイトでの『LIVEテキスト速報』でもお楽しみいただけます。 

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