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【育成だより】アスリート育成プロジェクト体験会 2月レポート

エスパルスアスリート育成プロジェクト体験会

 

エスパルス育成部では、サッカー選手である以前にアスリートであることが重要であると考え、2016年より育成部所属選手に対して様々な取り組みを行ってきました。フィジカル面の土台形成を目的に、基本姿勢・動作の習得からはじまり、現在では走り方やターンなどの動き作りや、キック動作などサッカーに繋がる要素へのアプローチも行っています。その他にもピッチ外では、食事やコンディション維持のための取り組みも行っています。これらの取り組みに関しては、サッカーに限らない部分も多く、また土台形成は低年齢から実施した方が良い内容も多く含まれています。そのため、育成部所属選手のみでなく、より多くの方々に認知していただき、共有実践していただくことが将来的にエスパルスを含めた清水、静岡のスポーツ界の裾野拡大と発展に繋がると考え、昨年からこの体験会を実施しています。

 

 

第1回「走り方」

第1回は多くのスポーツで必要かつ重要な要素となる「走り方」を行いました。走りもただ速くだけでなく、サッカーを含めた多くのスポーツでは「走りながら○○する」という状況が多く、より安定した中での強度が高まらなければ目的の動作の質も求められません。

今回は、速く走るために必要な要素の中でも「上半身、股関節、反発」の3点にポイントを絞りレクチャーと実践を行いました。参加者にはレクチャー前に光電管を使用して10mと50mのタイムを計測し、トレーニング後にその効果として再度タイムの計測を行いました。レクチャー後には多くの選手のフォームが改善し、より躍動感ある走りができるようになった印象があります。参加者の多くはサッカー経験者で、競技の特性上これまで上半身に目を向けてこなかった選手も多いのか、レクチャー序盤は動きの少ない選手が多かったですが、終盤には肩甲骨と腕の連動が見られる選手も多くなりました。

これまで染み付いているフォームを改善し、新しい動きにチャレンジする際には当然ぎこちなさが生じ、すぐにタイムとしての結果は出ないことも多いですが、基本や重要性を理解した上で反復を繰り返すことにより、動きの習得へ繋がります。今回で終わらず是非、今後も実践して習得に繋げてほしいと感じます。

 

第2回「ターン、方向転換」

第2回は「走り」からの応用でターン、方向転換のレクチャーを行いました。走り方からの応用ということで、前回の復習も兼ねてトレーニングを実施し、ターンのポイントを解説し練習を行いました。ターンは技術であり、その理論とメカニズムを理解した上で練習を行えば、タイムの短縮も期待できます。今回は「止まり方」と「方向転換の方法」と「動き出し」の層に分けて解説し足の運び方を理解してもらいました。ポイントを理解した上で、バランストレーニングやステップトレーニングを実施し、その後に効果判定のタイム測定を行いました。トレーニング中に雨が降り、ピッチの状態は良好とは言えませんでしたが、7割以上の参加者のタイムは短縮し成果を感じられたと思います。

ターンも反復練習で身体に覚えさせる必要があります。是非今回の内容を忘れずに練習を行ってもらえればと思います。

次回は、アスリート育成プロジェクトの根幹ともなる、基本姿勢・動作と体幹トレーニングです。引き続きのご参加お待ちしております。

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