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【育成だより】清水エスパルスユース『エスエスケイフーズチャレンジツアー2019』ヨーロッパ遠征レポート③

vs 1.FC Köln ©︎︎︎S-PULSE

清水エスパルスユース エスエスケイフーズ チャレンジツアー2019
ヨーロッパ遠征レポート

(特別支援:日本航空株式会社、エスパルス後援会)





◇◇ 3月23日 ヨーロッパ遠征4日目 ◇◇

遠征4日目 今日は朝からケルンへ移動し、1.FC Köln U-19との親善試合に臨みました。この1.FC Köln U-19は昨年も対戦し、正確なロングフィードによるチェンジサイドから、スピードに乗ったサイド突破の攻撃が強烈で、1-5と大敗した相手です。今年のチームもドイツブンデスリーガU19西地区にて現在1位という強豪。遠征前から対戦を楽しみにしていたチームの一つです。

試合は立ち上がりから、相手の鋭いプレス、速いプレースピードに圧倒され、パスを繋ぐことも思うようにいかず、完全にゲームを支配されてしまいました。そして、早い時間帯で先制を許してしまいます。その後も、多少ボールを保持する時間ができたものの、自分たちのペースに変えるまでには至らず、0-1で前半を折り返しました。

ハーフタイムに、相手と自分たちとの違いを確認し、より積極的にプレーすることを確認し後半に臨みました。前半と比較すると、相手の自由を制限し、ボールを奪う場面も増え、決定機を作ることもできましたが、決め切ることができずに、スコアは動かず0-1のまま終了しました。

昨日のDüsseldorfに比べ、Kölnの選手たちは一人一人の判断力、技術などが非常に高く、日本では味わえないプレースピードを体感することができました。その中で、対等に戦える選手もいたこと、強い相手に対して必死にチャレンジしていた選手がいたことは、必ず今後の成果として表れることを期待させてくれました。この体験をしっかりと脳と身体に染み込ませ、“この高いレベルを非日常から日常に変えよう”とスタッフ、選手全員が強く決意することができました。

また、1.FC Kölnのクラブハウスは、グラウンドの多さは勿論ですが、サポーターや街の人たちも集まれるカフェレストラン兼スポーツバーやショップがあり、素敵な雰囲気の店内で、日常的に多くの一般の方々が団欒し、交流している様子がとても印象的で、チームと地元の方々との親近感を感じることができました。このような施設があることで、選手やチーム関係者とサポーターの方々との間で自然な交流が生まれ、街の一部としてサッカークラブが存在し、より愛されるチームとして、歴史を刻んできたことが想像できました。日本ではまだまだ少ないですが、このような施設がJリーグでも普通に存在するようになったら、地域密着という部分だけでなく、チーム内を含め、様々な面で良い影響が出ることが期待できると思います。

明日は、親善試合はお休みですが、この遠征の楽しみの一つである、試合観戦があります。心身の疲労を取り除きつつ、世界最高峰のスタジアムで試合を観戦し、大きな刺激を受けて来たいと思います。




~3月23日 選手コメント~





MF 五十嵐 海斗(IGARASHI KAITO
今日は、1.FC Köln U-19と試合を行いました。立ち上がりからケルンのプレースピードの速さやフィジカルの強さに押し込まれる展開になってしまいました。ボールを奪っても日本では体感したことのないスピードでプレスしてくるケルンの選手に圧倒されて慌ててしまい、ボールを自分達で保持することができませんでした。途中から少し相手に慣れてきてボールを保持できる場面も多くなりましたが自分達の判断やプレースピードが遅く効果的な攻撃ができませんでした。
後半は判断やプレースピードを速くする事を意識したことで自分達のサッカーが少しできるようになりました。
試合を通じての感想は、チームとしてはもっと長い時間自分達でボールを保持し、連続連動した動きで相手を崩していくことができれば、チャンスの場面をより多くつくることができたと思います。
個人としてはフィジカル面で負けてしまったことや、技術的なミスがまだまだ多いので、早いプレスの中でボールを失わない技術と強さを外国人との対戦の中で身につけていきたいです。海外の選手と対戦して体感したプレスのスピードやプレースピードをお手本とし、これからの自分達のプレーに生かしていきたいです。





GK 石井 飛雄馬(ISHII HYUMA 
今日、対戦した1.FC Köln U-19の選手は、スピード、フィジカル、テクニック、全てにおいて自分たちより上でした。少しでも味方選手へのコーチングを怠ると一瞬の隙でやられてしまうし、シュートまでのテンポが日本の選手より早いので、いつもより早い準備と構えをしなければゴールを決められてしまうということがわかりました。自分たちのテンポで自信を持ってサッカーをすれば通用する部分もあったので、そういったところはチーム全体で伸ばしていきたいです。





FW 青島 健大(AOSHIMA KENTA
今日は1.FC Köln U-19と試合をしました。普段日本では経験できないようなプレースピード、寄せの速さ、判断の速さ、身体の使い方など、たくさんの部分で自分たちが劣っているなと感じました。これを改善するためには日々の練習から高い意識をもって取り組むことが大切だと思います。今回のヨーロッパ遠征では残り2試合あるので、少しでも多くのことを吸収して、実りある遠征になるよう全力でプレーしたいです。





MF 大塚 亮介(OTSUKA RYOSUKE
今日の1.FC Köln U-19との試合で感じたことは、海外の選手はスピードも速く、フィジカルも強いため、攻撃では1度抜いてもゆっくりしていると相手がまた戻ってきてしまうので、抜いた後もっとスピードアップすることが大事だと思いました。
守備では、プレススピードやプレスの行き方を工夫しないとすぐ抜かれてしまうことや、少しでも隙を見せるとやられてしまうことがわかり、自分の改善点が多く見つかりました。
この2日間だけでも改善点がたくさん見つかったので、この遠征の残りの期間でもたくさん改善点を見つけて、成長できるように頑張りたいです。






これまでのレポートはこちら
ヨーロッパ遠征レポート①
ヨーロッパ遠征レポート②







エスパルスユースドイツ遠征支援基金は、3月31日(土)まで受け付けています。
詳細は こちら をご覧下さい。





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