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【育成だより】清水エスパルスユース『エスエスケイフーズチャレンジツアー2019』ヨーロッパ遠征レポート④

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清水エスパルスユース エスエスケイフーズ チャレンジツアー2019
ヨーロッパ遠征レポート

(特別支援:日本航空株式会社、エスパルス後援会)





◇◇ 3月24日 ヨーロッパ遠征5日目 ◇◇

遠征5日目の今日は、遠征期間で唯一のノーマッチデー。午前中はミーティングとフットサル大会を行いました。
ミーティングでは、ドイツでの2試合における課題と改善点を確認し、残りの2試合でさらに成果を得るための準備を行いました。また、当遠征の現地ガイドを担当して頂いている薬丸さんから、講話を頂きました。薬丸さんは16歳で単身日本を離れ、ドイツだけでなく、スペインやオーストラリアなどで様々な経験を積まれており、ユースの選手たちに今後どのようなことが必要とされるのか、今から何を準備すべきかを、ご自身の経験を交えてお話しくださいました。

その後のフットサル大会では、リラックスしながらも、やはり勝負に対しては必死になりながら、楽しい時間を過ごすことができました。勝利したチームは景品を手にし、最下位のチームからは一発芸が披露されました。

午後は、アムステルダム市街地にて選手それぞれに街を散策し、日本と異なる文化や人々に触れながら過ごしました。

その後、UEFA欧州選手権(EURO)2019予選、グループCのオランダ代表vsドイツ代表を観戦しました。
試合が行われたJohan Cruijff Arenaは、オランダのアムステルダムに位置し、プロリーグ”エールディビジ”に所属するAjaxのホームスタジアムで、かつてAjaxにも所属した世界的スーパースターで2016年に亡くなった、ヨハン・クライフさんを讃え、2018年4月にヨハン・クライフ・アレナと名称が変更になりました。約54,000人収容のスタジアムは、その規模は勿論でしたが、街の中に佇み、様々な施設がスタジアム内および近隣に併設され、サッカー以外にもショッピングやイベントなどを楽しめる大きな一つのコミュニティのような場所でした。スタンド内は、そのほとんどがホームチームのオランダサポーターで埋め尽くされ、圧倒的なオレンジ色に染められていました。相手のドイツに対するその圧力は日本代表のホームゲームでは味わえないような威圧感と一体感があり、その雰囲気だけでも惹きつけられました。

試合の方は、球際の激しさはいうまでもありません。前半はドイツの縦に早く、テンポの良いパスワークで中盤からサイドや裏を狙う攻撃で優位に立ち、マンチェスターCで活躍するレロイ・サネ選手などのゴラッソで2-0とリードして終わりました。しかし、後半になるとオランダも巻き返し、開始早々1点を返すと、さらに同点とします。しかし、試合終盤、ドイツが意地を見せ、決勝点。結果は3-2でドイツの勝利となりました。一つ一つのプレーの質、プレー・判断・パスなどのあらゆるスピード、引っ張られようが、押されようが簡単には倒れない身体の強さと使い方など、個々の選手たちの質の高さに、改めて刺激を受け、日常から努力し続けなければ、決して追いつけないという自覚を得ることができました。

明日からの2日間で、この遠征最後の2試合があります。選手全員がチャレンジすることを忘れず、昨日までの2試合より、さらにレベルアップできるよう、1分1秒を大切に過ごして行きます。
 



~3月24日 選手コメント~




MF 青島 太一(AOSHIMA TAICHI
今日は、ミーティングの後に薬丸さんの話を聞きました。16歳で日本を離れ外国に渡るという覚悟。その上で何が大切なのか、話を聞いて大切だと思ったことは、言語を覚えること、コミュニケーションを取ること、そして自分のいる場所の知識を深めることだと思いました。
特にコミュニケーションは、日本に居ても必要になります。自分を知ってもらうため、また相手を知るために。
1年後、今の環境が変わった時に、どう人間関係を築いていくのか。サッカーだけでなく、人としても成長しなければいけないと思いました。





MF  中里 圭佑(NAKASATO KEISUKE
今日は薬丸さんの体験談を聞かせて頂くことができました。今の自分の年齢で、海外に出て挑戦しようと決意するというのは正直自分では思いつかないことだったので、直接お話を聞けてよかったです。ドイツ人と日本人では体格のハンデがあり、ドイツ人の3倍努力する、というところは、確かにその通りだと思いましたし、体幹などをより一層強化する必要があると思いました。
その後は景品と罰ゲームをかけて、ミニゲーム大会をしました。リラックスした雰囲気で楽しくできました。自分のチームは優勝することができました。
昼は、アムステルダムの街を探索しました。日本とは違う街並みで現地の人は優しく接してくださりました。これを通してコミュニケーション能力の大切さが身に染みてわかりました。ドイツ語がわからず、知っている英語で話して会話が通じた時は嬉しく思いました。それと同時に、英語を勉強する意味を深く感じることができました。
ドイツ代表対オランダ代表の試合観戦では、国の代表選手であり、世界の各国リーグで活躍している選手ばかりが名を連ね、正真正銘世界トップレベルのプレーを間近で観ることができて、とても良い刺激をもらいました。





FW 伊藤 滉平(ITO KOHEI)
今日は薬丸さんの経験談を直接聞くことができ、凄く刺激になりました。今の自分と同じ16歳で海外に挑戦するということは覚悟が違うと思い感心しました。薬丸さんがおっしゃっていた、日本人はドイツ人の3倍努力しないと同じ土俵に立てない、という言葉は説得力があり、自分もそうだと思いました。ドイツに来て、体格の違いやスピードの速さに腰が引けるプレーが多々あり、日頃から体幹トレーニングなどを意識付けて取り組んでいかないといけないと、改めて実感しました。また、海外で活躍するために必要なのは、語学だともおっしゃっていました。英語や他の言語を学び、コミュニケーションを取ることで活躍の幅が増えると思うので、努力を怠らず、日々精進していきたいと思いました。
ドイツ対オランダの試合は、世界トップレベルのテクニックや駆け引きを観戦することができたので、自分にとって良い経験となりました。日本に帰ってからもこの経験を活かせるように、高い意識を持って、トレーニングしていきたいと思います。






これまでのレポートはこちら
ヨーロッパ遠征レポート①
ヨーロッパ遠征レポート②
ヨーロッパ遠征レポート③







エスパルスユースドイツ遠征支援基金は、3月31日(土)まで受け付けています。
詳細は こちら をご覧下さい。





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