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【鹿島戦プレビュー】~改元を1つのきっかけに~

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第7節のダービー、第8節のC大阪戦で2連勝した中で迎えた前節の浦和戦は、金子翔太が「モワッとした試合」と表現するような試合だった。浦和は試合4日前のAFCチャンピオンズリーグ全北現代戦と同じメンバーで臨み、無理には出てこない。エスパルスは後ろでボールを回す相手に対して、リズムを崩すことができなかった。前半からスローペースで、エスパルスの良さは見せられず後半に入る。するとコーナーキックの流れから興梠慎三にシュートを打たれ、こぼれたボールをマウリシオに決められ先制を許す。終盤、滝裕太のシュートがバーに当たる惜しい場面もあったが、そこからカウンターを受け、興梠に決められてしまった。

0-2という点差ほど、内容に差があったわけではない。前半には中村慶太に、後半には鄭大世にシュートチャンスがあった。それ以外でも、あと一歩でチャンスになりそうな場面もあった。また「前節は良いディフェンスができていて、ミスは少なかった」と指揮官が振り返るように、守備も向上してきている。あとは、攻守ともその細部を仕上げていくだけだろう。この反省を生かして次に臨んでいきたい。

一方、鹿島は、前節横浜FMとの試合。11分に左サイドから白崎凌兵のスルーパスに安西幸輝が抜け出して、そのまま中に切り込んでGKの股を抜いてゴールに押し込み、早々と先制点を挙げる。白崎は、開幕から出遅れたが、第8節仙台戦から先発を勝ち取り、2試合目にしてアシストを記録した。しかし、ここから横浜FMがゲームを支配する展開になる。69分、三好康児のパスを受けた仲川輝人が、エリア内で切り替えして強烈なシュート。これが決まり同点に追いつく。さらに82分、広瀬陸斗のロングパスに抜け出したマルコス ジュニオールが、角度のないところからGKのニアを抜くボレーシュート。鹿島にしては珍しい逆転負けを喫してしまった。

鹿島は、右サイドバックの内田篤人を欠き、本職がMFの永木亮太が入っている。エスパルスとしては、ここを上手く突きたいところだ。エスパルスは前節の浦和戦では、全体として相手の裏を取るシーンが少なかった。また、裏を使う意識はあっても、ラストパスの精度を欠く場面もあった。その結果、前節は今季初の無得点試合。ヤン ヨンソン監督は「深刻ではない」と話しているが、課題として挙げたのは「技術面の問題」と話す。ラストパスの精度、シュートの精度。これらはどの試合でも必要になるが、鹿島という難しい相手になればなるほど1つ1つのプレーを丁寧にしなければいけない。

5月1日、令和となって最初の練習後、ヤン ヨンソン監督は「新しい時代にふさわしい、良い練習ができた」と話す。時代が変わって何が変わるわけではないが、1つにきっかけにはしたいところ。その練習前の円陣で、西部洋平が「令和になったので、気持ちをリフレッシュして次の試合に臨もう」と話した。前だけを向いて、この試合の勝利のために全力を尽くしたい。



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2019明治安田生命J1リーグ 第10節   
5月3日(金)15:00キックオフ 

鹿島アントラーズ vs. 清水エスパルス 
@カシマスタジアム

<放送>
DAZN


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