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【大分戦プレビュー】~篠田監督初陣は白星で飾る~

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エスパルスが変わる時、いや変わらざるを得ない時だ。

前節川崎F戦は完敗だった。23分、コーナーキックをクリアできず、ファーから小林悠に押し込まれて先制される。前半終了間際の45分にはレアンドロ ダミアンにドリブルで突破されると、ディフェンスがついていたが一瞬の隙を突かれてクロスを上げられると、中央で脇坂泰斗に合わされた。後半に入っても80分に大島僚太にミドルを決められると、後半アディショナルタイムにはダミアンにオーバーヘッドを決められて4失点。この試合後、ヤン ヨンソン監督が退任した。

リーグ3試合連続の無得点に加えて、その3試合の失点合計が9失点。この状況を変えるべく篠田新体制となって、今節に挑むことになる。

大分は、15年にはJ2で21位となりJ3に降格。しかし、16年シーズンから指揮を執ることになった片野坂知宏監督が就任してチームを改革した。就任初年度に大分をJ3優勝に導くと、J2 2年目となる昨季は、攻撃力が爆発する。リーグトップの76得点を挙げJ2 2位に滑り込んでJ1昇格の切符を手にした。片野坂監督は就任4年目でJ3からJ1へと戻ってくるというミラクルを起こした。そして、今季ここまで7勝2分2敗で3位。勝ち点では2位の名古屋と並んでいる。

大分は前節湘南と対戦した。31分に松田天馬にミドルシュートを打たれるが高木駿がセーブ。また46分にはフリーキックから坂圭祐の落としに山﨑凌吾がシュートを放つと、至近距離にも関わらず高木がキャッチ。スーパーセーブを連発した。耐える時間に耐えきると、52分だった。島川敏郎のロングパスに藤本憲明が抜け出すと体を強さで相手ディフェンスを弾き飛ばし、切り返しでもう一人のディフェンスを外して左足のシュート。これがゴールに決まって大分が先制。最後まで堅い守備を保って3連勝となった。

大変厄介な相手。これまで積み重ねてきているし、積み重なったものが結果として現れている
と話すのは篠田監督だ。大分は失点が6と、1位FC東京に次いで少ないという守備の堅さ。そして、攻撃陣では7得点を挙げている藤本は、11節を終わった時点でアンデルソン・ロペス、ディエゴ・オリヴェイラに並んで得点ランクトップに立っている。また、藤本が決めなくても2シャドーのオナイウ阿道、小塚和季がゴールを奪うなど、この3枚を注意しなければいけない。これだけの成績を見せられると、もはや勢いだけではないことが分かるだろう。

今節はエウシーニョが累積警告による出場停止。そのアクシデントも乗り越えて、新布陣を考えなければいけないことになる。ただ、篠田監督の初練習では選手たちの雰囲気がガラッと変わっている。就任会見の時に「甘えたことは許さない」と話していたように、これまで以上に気合の入った空気になった。「ハードワーク」、そして「戦う気持ち」。篠田監督が、まずこのチームに注ぎ込んだものを、全て出せるようにしていきたい。篠田監督の初陣を勝利で飾り、これからの浮上のきっかけにしたい。


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2019明治安田生命J1リーグ 第12節   
5月18日(土)16:00キックオフ 

大分トリニータ vs. 清水エスパルス 
@昭和電工ドーム大分

<放送>
DAZN


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