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【仙台戦プレビュー】~『清水港開港 120 周年記念シリーズ』第1戦は勝利が絶対~

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22日ルヴァンカップ グループステージ最終節、今季3度目のダービーに臨んだ。リーグ戦から続いて先発に入ったのは立田悠悟のみ。つまり、10人を代えて戦うことになったが、それでも篠田イズムを注入された若手を始めとする選手らが気迫を見せた。前半こそ決定機を作ることができなかったが、後半に入ると、西澤健太の華麗なターンからシュートはバー直撃、こぼれ球を高橋大悟が右足で押し込んでプロ初ゴール。さらに、磐田が攻撃的な選手としてエレンを投入すると、篠田善之監督は中村慶太を投入して対抗する。エレンのクロスを封じ、逆に中村がドリブルで相手エリア内に侵入すると「エレン選手は、守備は得意ではないと思っていた」と、ドリブルでかわしてゴール前に放り込むと、オウンゴールを誘発した。結果、エスパルスは今季ダービー3連勝となった。

この試合を終え、指揮官は「良いパフォーマンスをした選手は、当然リーグ戦にも連れて行く」と明言しており、またメンバーにも変化があるかもしれない。選手たちのアピールが実った形になっている。こうした入れ替えは、これから何度も行われることが予想され、戦えない選手はメンバーに選ばれなくなるだろう。その厳しさが、チームを強くしていくことは間違いない。

仙台は、ルヴァンカップ前節はJ2の柏と対戦した。26分に、GKシュミット ダニエルのパスを杉井颯にカットされ、瀬川祐輔がそのまま持ち込んでゴールを決められるも、後半に入って反撃。GKからボールを受けた平岡康裕が左サイド前方に大きくボールを入れると、道渕諒平が抜け出す。ゴール前に折り返しボールにニアでジャーメイン良が潰れて、最後は田中渉が詰めた。パス3本でゴールを決めるという効率の良い攻撃で同点に追いついた。グループリーグを無敗で終え、仙台はBグループ首位通過となった。

ただ、仙台はリーグ戦では現在16位。エスパルスと同じく、なかなか調子の上がっていないチームの1つだ。総得点11は、エスパルスの12とほぼ同じ。ただ失点は19と、エスパルスの27に比べると少ない。日本代表GKのシュミット ダニエルを擁し、攻められる時間が多いなかでも耐えている状態だ。仙台は、リーグ3勝1分8敗で勝ち点10。エスパルスの勝ち点が9のため、ここで勝つと順位が入れ替わることになるが、逆に負けると1勝では追いつかない数字になる。いわば勝ち点6の価値がある。

篠田体制となって、これまで公式戦1勝1分と負けていないだけでなく、2試合で失点は1と立て直しが進んでいるように見える。「球際」「ハードワーク」といった、戦う姿勢が戻ってきており、昨季の強かった時期の戦いを取り戻しつつある。ここでリーグ戦5試合ぶりの勝利を挙げることで、それは確実なものになるだろう。8月31日(または9月1日)までホームゲーム7試合で行われる「清水港開港 120 周年記念シリーズ」。そのスタートは白星で飾りたい。


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2019明治安田生命J1リーグ 第13節   
5月25日(土)14:00キックオフ 

清水エスパルス vs ベガルタ仙台
@IAIスタジアム日本平

<放送>
DAZN/エフエムしみず/仙台シティエフエム

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