タイクリニックの最終日は、バンコクから車で約2時間30分南にあるラヨーン県に移動し、「ラヨーンウィタヤコム・ニコムウタサハガム」の中高等学校に通う約45名の高校生を対象にクリニックを実施しました。
ラヨーン県のヘマラート・イースタン工業団地(マプタプット)に現地企業を持つイハラニッケイ化学工業の深澤誠一支配人より記念タペストリーを贈呈後、全員で集合写真を撮影し、クリニックがスタートしました。
2つに分かれ、まずはボールを使わず走りながらの簡単なウォーミングアップを行い、その後はコーンを使ってドリブルやパスの技術練習、シュート練習をしました。高校年代とあって体格も良く身のこなしもスムーズでパワーがあり1日目、2日目に実施したクリニックとまた一味違ったものでしたが、ひたむきにボールを追いかける姿は変わらず、一生懸命練習に取り組んでいました。
また、イハラニッケイ化学工業の従業員も駆けつけて下さり、参加した学生たちに飲み物を配ったり、クリニックを応援してくれました。
最後にゲーム形式の時はちょうど下校時間と重なり、たくさんの生徒が校庭に集まりクリニックの様子を観戦し、注目を浴びた中、PK戦までもつれこんだ大接戦の試合となり、勝利チームは輪になって喜び合って、3日目のクリニックが終了しました。
■今泉幸広コーチ コメント
今年で3年目となるサッカークリニックですが、昨年まで行っていない施設での実施もできました。子供たちの背景にもさまざまなことがあったと思います。笑顔で一生懸命にボールを追いかけている姿が印象的でした。今回のクリニックで、一人でも多くの子供たちに夢や希望を与えることができたのであれば幸いです。
パートナー様の協賛により、この様な社会貢献活動をすることができました。本当にありがとうございました。
■森田祐史コーチ
個人としてタイは今回で2回目です。昨年はサッカースクール生を連れて、キャンプに来ましたが、今回は、タイの子供たちを指導をする立場でした。まず感じたのは、タイの子供たちは、サッカーをしたり、体を動かすことが本当に大好きなんだなと感じました。技術も高い子が多かったです。その中で仲間を思いやったり、相手を敬う気持ちもありました。
言葉が通じない中での教室は大変でしたが、片言のタイ語や英語、通訳さんを通して子供たちにサッカーを教えることができたのは自分の財産になりました。
サッカーは国籍に関係なく「人と人を繋いでくれる」。そんなことを身を持って実感することができました。
■高木純平 ホームタウン営業部
今回、初めてクリニックに参加し、貴重な体験と経験をさせていただき大変感謝しております。改めて、サッカーはボールひとつで言葉の壁を越え、楽しさや喜びをわかちあえるものだと再認識しました。これからもクラブ理念である、「わかちあう夢と感動と誇り」を源に活動していきたいと思います。ご協賛いただいた企業の皆さま、ありがとうございました。
【イベントレポート】「2019エスパルス フットボールクリニック in タイ」3日目(最終日)
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