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【F東京戦プレビュー】~ホーム開幕というアドバンテージを生かして~

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いよいよリーグの開幕戦を迎える。今季はこれまでとは違い、1週前のルヴァンカップからシーズンが開幕している。そのため、今年のサッカーをある程度理解した上でリーグに臨むことになる。それはこの1週間で課題を修正して挑むことができるということでもある。

エスパルスは、ルヴァンカップの開幕戦で川崎Fと対戦した。序盤から攻め込まれ10分、23分にゴールを奪われてしまう。ダミアンがオーバーヘッドシュートを連発するなど、川崎Fに好きにやられてしまったと言って良い。だが、67分だった。右サイドで中村慶太が相手ディフェンス2人の間に軽く浮かしたパスで西村恭史に通すと、その西村も完璧なコースにスルーパス。中村が再び受けてゴール前にボールを入れると、これに合わせたのは左サイドバックの石毛秀樹。サイドバックが最前線まで攻撃に参加するという今季の超攻撃サッカー象徴とも言える選手がゴールを決めた。

結果はその後、途中出場の小林悠に2得点を決められるなど1-5と大敗。しかし、試合後に後ろ向きな発言をする選手は誰もいなかった。ピーター クラモフスキー監督もそうだ。
「1点を返すところまで、自分たちに流れを持ってきたこと、それを川崎Fのホームでできたことというのは良かった」
と振り返る。エスパルスの示す攻撃サッカーが、この先どのように変化していくのか。その最初の段階を見せることはできただろう。

また、この1週間で守備の改善も図った。指揮官は「FC東京はカウンターが危険なチーム。そこへの準備をした」と言う。攻撃はそのままに、勝利するためには守備が必要不可欠になることは間違いない。FC東京の得意な形に持ち込まないためにはどうするか、エスパルスの弱点とされるカウンターへの守備がどれだけ改善されているかというところになる。試合2日前にアイスタで練習を行い、指揮官は「素晴らしい準備ができた」と自信を見せている。

一方、対戦相手となるFC東京も、今季大きな変化を見せている。第8節から第27節まで首位をキープ。そこから順位を少し落とすも、第31節で再び首位に返り咲いた。しかし最終的に優勝したのは第30節まで3位だった横浜FMだった。優勝まで最も近い位置にいながら、それを逃してしまった悔しさを持って今季を迎えることになる。その優勝に向けての変化がエスパルスと同じく4-3-3という新システムだ。長谷川健太監督は4-4-2のスタイルを基本としてきたが、ここが大きな転換点となる。

その前線の3トップを担うのが、FC東京が誇る強力外国籍選手だ。3トップの真ん中は今季磐田から移籍してきたアダイウトン。アダイウトンは磐田時代の昨季、エスパルスが唯一敗れたダービーで決勝点を決めている。また、17年から19年まで鹿島に所属していたレアンドロ、そして昨季第6節の決勝ゴールを決めたディエゴ・オリヴェイラが両脇を固める。その3人はAFCチャンピオンズリーグで揃ってゴールを決め、早くも実力を示している。

それでも、開幕戦に勝利することは、これから先のことを考え見ても大きな1勝になることは間違いない。ホームで開幕戦を迎えられるというアドバンテージを生かして、ここからスタートダッシュを決める!


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2020明治安田生命J1リーグ 第1節   
2月23日(日)13:00キックオフ 

清水エスパルス vs. FC東京
@IAIスタジアム日本平

<放送>
DAZN/静岡放送/SBSラジオ/エフエムしみず

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