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【鳥栖戦プレビュー】~気持ちで負けない~

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流れを変えたい。そのために今できることは結果を出すこと。つまり勝ち点3を取ることだけだろう。

前節アウェイ神戸戦は、スコアからすれば完敗だった。しかし、それもあの1発がなければ試合はどうなっていたか分からない。「あの1発」とは、当然前半アディショナルタイムのコーナーキックからの失点だ。「集中力の欠如」という面も、もしかしたらあったかもしれない。結果的に、失点の時間帯の悪さ、そしてこれまで勝利を収めることが出来ていない状況など、様々な心理的要素が影響したのか、その後2失点を喫してしまう。西澤健太が相手のミスから1点返すも、それ以上ゴールが生まれることはなかった。エスパルスは開幕から5連敗、順位も最下位となってしまった。

一方の鳥栖は、前節無敗の名古屋と対戦。試合は両チームとも後半に決定機を迎える。最初にチャンスが訪れたのは鳥栖。49分、ボックス内で豊田陽平の絶妙なヒールからアン ヨンウが右から抜け出してシュート。これはランゲラックの手に当たりポスト直撃。逆に名古屋は、マテウスの横パスに走り込んだ前田直輝のシュートがバー直撃。試合が動いたのは62分だった。名古屋は左サイド阿部浩之が中に持ち込みクロス。後ろからのボールを前田がボレーで合わせる難易度の高いシュートを決めて先制。前田には81分にポスト直撃のシュートを打たれるなど、鳥栖は何とか耐える状況。

そこで、この試合を決定づける“事件”が起こる。56分から交代出場していたチアゴ アウベスが、64分にすでに1度警告を受けているにも関わらず、83分に不用意なラフプレーでこの日2枚目のイエローで退場。鳥栖は、自ら反撃の機会を潰してしまい、開幕から未勝利となっている。

現在の順位をざっと眺めたところ、エスパルスと対戦したこれまでの5チームは、全て上位にいる。全てのチームに波があるとすれば、良い流れの相手と当たってしまったということも言えなくもない。しかし、今節に限れば、そういう言い逃れはできないだろう。鳥栖は、現在勝ち点2で16位。さらに特筆すべきところは、この5試合で1得点も挙げることができていないということだ。加えて、エスパルスにとって驚異になり得るアウベスも出場停止。波が来ていない状況は、エスパルスと変わりはない。この試合にお互いが懸けてくることは容易に想像できる。

それだけに「気持ちで負けない」ということは、当たり前のことだが、とても重要なことになる。思い出して欲しい。昨季の最終節、勝たなければJ1・J2入れ替え戦(プレーオフ)の可能性もあった。その時の相手も鳥栖だった。あの試合、どの選手も、そしてサポーターも勝利しか考えていなかった。その気持ちが、それまで6戦勝利なしというネガティブな状況を跳ね返し、見事残留に導いた。あの試合を経験しているメンバーも、今節に何人かは出場することになるだろう。その選手たちを中心に、高いモチベーションで臨みたい。必ず勝ち点3を手にして、再びホームに戻ってくる!


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2020明治安田生命J1リーグ 第6節   
7月22日(水)19:00キックオフ 

サガン鳥栖 vs. 清水エスパルス
@駅前不動産スタジアム

<放送>
DAZN

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