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【広島戦プレビュー】~90分間エスパルスらしさ全開で!~

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前節大分戦、エスパルスはこれまでの3バックを継続し、大分と同じ3-4-2-1のフォーメーションをとってミラーゲームで挑んだ。過密日程が終わり1週間の準備期間を得られたこともあって、試合開始から球際での強さなど、これまでとは大きな違いも見せていた。だが、16分にサイドの裏のスペースを使われて失点を許してしまう。ジュニオール ドゥトラのゴールで同点に追いつくが、後半にも再びサイドを使われて失点。後半のシュートが1本に終わるなど、反撃の機会もほとんどなかった。

ここ最近、課題として残っているのは90分間の自分たちのサッカーを続けられないことだろう。上述のように大分戦は後半のシュートが1本だったが、第19節名古屋戦では、前半のシュートが1本だった。金子翔太が「(得点シーンで)練習と似たようなところが一つ出たのは良かったが、チーム全体として意図的に崩す回数を増やさないといけない」と言うように、前後半ともに攻撃をし続けることが必要になる。エスパルスらしい攻撃サッカーを今節こそ見せたいところだ。

対する広島は前節鳥栖と対戦。序盤から広島がペースを握ると、21分に相手陣内深くで野上結貴がパスをカットすると、ボールを受けた浅野雄也が右サイドからカットイン。左足を振り抜いて早々に先制点を奪う。さらに前半アディショナルタイムにも相手陣内でボールを奪い、東俊希がそのままゴールに蹴り込んで追加点。前半シュートゼロに終わった鳥栖がハーフタイムに4枚替えで反撃にかかり、56分には代わった原口力が直接フリーキックでゴールを狙うがゴールの左に外れる。すると、56分に広島に左コーナーキックのチャンス。ショートコーナーでボールをつなぐと、左サイドボックス外でボールを受けた34歳のベテラン青山敏弘がミドルシュートを突き刺した。守備でも、相手にチャンスらしいチャンスを与えることもなく、3-0で完封勝利を挙げた。

広島はエスパルスより2試合少ないなかで勝ち点28を稼ぎ、暫定11位となっている。仮に勝ち点6を追加すると、現時点で6位に入ることになる。その広島の強さは、何と言っても失点の少なさが挙げられるだろう。19試合で22失点は、リーグで3番目に少ない数字だ。その堅い守備を、破らなければいけないことになる。前節は、エウシーニョ、カルリーニョス ジュニオ、ドゥトラの3人のコンビネーションでゴールを奪ったが、広島の鉄壁のディフェンスを崩すためには、さらに日本人選手もそこに絡んでいきたいところだ。

3試合ぶりにアイスタに戻ってくる今節。再び積み上がってきている連敗をここで止めなければいけない。また広島とは約1ヶ月前、アウェイで対戦している。エゼキエウに先制ゴールを決められると、後半にも3失点を喫し、後半アディショナルタイムにカルリーニョスのゴールで1点を返すのがやっと。結果的に1-4と大敗してしまった相手だ。あのような試合は、もうしてはいけない。試合開始の笛が鳴った瞬間から、広島ゴールに迫るような、エキサイティングな試合を見せる。


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2020明治安田生命J1リーグ 第21節   
10月10日(土)14:00キックオフ 

清水エスパルス vs. サンフレッチェ広島
@IAIスタジアム日本平

<放送>
DAZN/静岡放送/エフエムしみず

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