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【取材メモvol.1】「今年の弓場将輝は一味違う」

日々のトレーニングや試合での取材をとおして、見えてきた選手やチームの“今”の姿、エピソードなどをお届けする新コンテンツです。


1月19日/取材・文=平柳麻衣


「今年の弓場は一味違うらしいですよ」


チーム始動以降、そんな声が先輩選手たちからチラホラ聞こえてきた。実際、トレーニング後に遅くまでピッチに残ってスタッフ陣と意見をかわす姿が見られたり、クラブハウス滞在時間も昨季より伸びている。


「加入2年目なので本当に勝負の年ですし、チームとしても昨季とは求められることが違い、なおかつ自分の特徴に合ったようなことが求められている。そこでしっかり周りの選手との違いを見せるために頑張っているところです」


大分から移籍加入した昨季は、J1デビューも含むリーグ戦12試合に出場し、天皇杯では加入後初ゴールも決めたものの、悔やまれるのはケガでの離脱が長引いてしまったことだ。


「今年はとにかくケガをしないこと。クラブハウスに残っているのは、筋トレよりもケアのほうに時間を充てているからです。自分は腹圧が弱いというのも昨年から指摘されていて、そこを鍛えることもケガの予防につながると聞いて、自主練に取り入れるようにしています」

吉田孝行監督からはボランチに対して、「運動量があってセカンドボールを拾えることは大前提。運動量は、僕はもともと1試合で12キロぐらい走るほうですけど、それでも1.5倍ぐらい上げるつもりでやっていかないといけないと思っています。さっきまでここにいたのに、気づいたら相手陣地にいたり、ゴール前に入っている、というのが理想」(弓場)と、映像も交えながら求める基準を提示されているという。1月18日の公開トレーニングにおいても、攻守に動き回り、豪快なシュートを沈める場面が見られた。


吉田監督のサッカーでは守備のやり方も変わり、システムが可変する中でボランチは大きなカギを握る。始動からここまでは戦術を落とし込む段階で、「プレスバックが遅い」、「首を振りすぎ。自分の立ち位置についていろ」など細かな指摘を度々受けながらも、「何も言われなくなったら終わり。コーチングスタッフの皆さんが熱心に声を掛けてくれるし、言われるだけありがたいこと」と前向きに捉えるようにしている。


「今季のチームの変革は、自分にとって大きなプラス。ただ、まだまだここからが勝負です」。鹿児島キャンプは折り返しを迎えたが、2月8日の百年構想リーグ開幕に向け、アピールの日々は続く。


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