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【2026/27欧州(オーストリア)キャンプ5日目】トレーニングマッチレポート・選手コメント

トレーニングレポート

現地時間14日、清水エスパルスはオーストリアキャンプに入ってから初のトレーニングマッチに臨んだ。ウクライナ1部リーグに身を置くポリッスヤ ジトミールとのゲームは、3-1でエスパルスが勝利。トライ&エラーを繰り返しながらも、きっちりと結果を手にした。


試合序盤の6分、エスパルスは左サイドを崩されると、相手選手にミドルシュートを叩き込まれる。それでも21分、敵陣でディエギーニョがセカンドボールを拾ったところから攻撃へ移ると、木下康介からのクロスボールを受けた北川航也が、左足でボレーシュートを突き刺す。

特に序盤はハイプレスがなかなかハマらず、相手のビルドアップに牽制をかけられない時間が続いたが、ハイドレーションブレイク明けからは徐々に前線での良い守備も見せられるようになる。「何が原因で、誰がどこを消すかを強調することで改善できたのは、チャレンジしたからのこその成果」とは吉田監督の弁。ピッチ上で生まれたエラーを即座に修正し、手応えを手にして1本目の45分間を終えた。


2本目に入ると、エスパルスはフィールドプレイヤーの全10名を変更。後半に入って輝いたのは、新戦力のジャーメイン良だった。

まずは13分、藤井智也からのダイレクトパスで左ポケットに侵入した松崎快がクロスボールを送ると、ファーサイドに飛び込んだジャーメイン良がダイレクトでネットを揺らす。36分には、素早い切り替えを見せた千葉寛汰が前線でボールを奪い、スルーパスを送ると、抜け出したジャーメインが左足で仕留めた。


終盤は無理に前線から捕まえにいかず、リトリートして守る形にもチャレンジ。試合はこのまま3-1でタイムアップを迎え、オーストリアキャンプの折り返し地点となる4日目に組まれたトレーニングマッチは、逆転勝利となった。


オーストリアキャンプ入り後、チームは攻守に細やかな戦術を突き詰める作業に取り組んでいるが、ジャーメインは「コミュニケーションを取りながら、都度修正をしてもらえています。自分ももピッチの中で一つ一つクリアにしていければ」と語る。前線での守備や、攻撃の引き出しなど、見えた課題も少なくはなかったが、この段階のトレーニングマッチで何よりも重要なのは、チームとしてやれることを増やしていくこと。この試合で得た課題をきっちりと分析し、チームは再びトレーニングに励んでいく。

監督コメント

吉田孝行 監督

ー試合を振り返って

非常に良い対戦相手と試合ができたと思っています。試合の入りから、相手はすごく良い繋ぎをしてきて、自分たちもやられそうなシーンがありましたが、前半の途中からしっかりと修正して、後半も相手のやり方に対応できたと思っています。ようやくJ1で戦っていくためパワーがクラブとして身についてきたと思います。


ー新戦力と既存戦力の融合

全員が戦術理解をしてくれていますし、特に自分の下で半年間やってきたメンバーは、分かっている部分もたくさんあると思っています。ワンプレーワンプレー、局面を受けてのコミュニケーションもチーム内で出てきているし、ピッチ上の選手たちで修正できるぐらい、いろんな局面の話が出てくると、さらにチームとして成長していくと思っています。融合という意味では、ここまでうまくいってるのかなと思います。


ー残りのキャンプに向けて

まだチームを作っている段階なので、メンバーを固定することはなく、意図的にポジションの組み合わせを変えながらやっていきます。まずはそこの組み合わせを探っていきたい。シーズン中に誰かケガをした時に、どの選手が代わりにできるのか、どの組み合わせがいいのか、そうした部分をしっかりと見れたらいいなと思っています。


選手コメント

ジャーメイン良 選手

ー試合を振り返って

相手は大きな選手も多く、ボールを動かすのも上手かったのですが、特に守備の部分を監督からは求められていた中で、機能していた部分と、間を通されて前進を許したシーンもありました。そこは、都度修正しながらやっていければと思います。


ーゴールシーンを振り返って

ワントップの周りに生まれるスペースを突き、クロスボールに入っていくところは、自分の特徴でもあると思います。1点目はそこが出たと思いますし、(松崎)快からすごく良いボールが来たことも大きかったです。2点目については、高い位置で(千葉)寛汰がしっかりボールを奪えて、チームとしての守備がすごく機能していたと思います。その中で、しっかりと縦に早く攻めて、ゴールを奪えてよかったです。


ー初めての実戦を経て見えきたもの

初めてプレーする選手も多いので、どういうタイミングでボールが出てくるのかなどの部分は、試合を重ねていかないと積み上げられないと思います。今日はヒデ(須貝英大)と右サイドで良い関係もあったのですが、逆に修正できるところもあったので、引き続き近くの選手と喋りながら、やっていければと思います。



藤井智也 選手

ー試合を振り返って

チームとしても、オーストリアに入ってから、ミーティングなどを通して守備の部分を強く求められていました。もう少し、攻撃でボールを持つ場面を増やせたら良かったのですが、チームとして、しっかりと守備から攻撃に入れたシーンが多かったのは良かったと思います。


ーここから開幕まで、どのように仕上げていきたいですか?

今やっていることをブラさずに追求していくことが、自分的にすごく大事だと思っています。まずはしっかり、守備の部分は意識して入りたいと思いますし、あとはプラスアルファ、しっかり攻撃の良さをもっと出せるようにやるっていうのが、今の自分に求められている部分かなと思うんで、そこは追求し続けたいなと思います。


ーオーストリアキャンプも折り返し地点。ここまでどう過ごしていますか?

僕はプライベートも含めて、ヨーロッパに来るのが初めてで、こういう街並みを知らなかったんですよね。すごいおしゃれで、のどかでいいなと思いました。グラウンドは日本と芝生が違うので、難しさもあるんですが、そこも1つ勉強かなと思って、前向きに取り組めています。

高木践 選手

ー今季初の対外試合を終えて

まだ万全ではありませんし、このチームのSBをやる上での基準に達するため、もっともっと高めていかなければならないとは感じますが、45分間しっかりプレーできたことは、すごく良かったと思います。


ー吉田監督就任後2シーズンで目指していきたい姿

監督が求めていることをまずしっかりと理解して、SBとしてやっていくことです。この前の半年間は、ケガもあって何もできなかったので、少しでもチームに貢献できるようにしていきたいなと思います。いろんなコーチスタッフの方が、分析して映像を出してくれているので、理解はできてきています。あとは、理想の姿にもっともっと近づけるように、完璧なパフォーマンスに近づけるようにします。


ーこのオーストリアキャンプも折り返し地点。どのような時間にしたい?

半年間のシーズンは、キャンプでケガをしたので、まずはケガをしないことを第一に考えています。その上で、自分の持っているパフォーマンスを最大限に出して、少しでもアピールできればいいかなと思います。

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