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【J1第19節大宮アルディージャ戦プレビュー】韓国遠征の成果を試す、再開初戦

 いよいよJリーグ夏の陣が始まる。昨季の飛躍は夏の連勝記録が導いてくれただけに、誰もがこの再開初戦の大切さを実感していることだろう。「再開初戦がホームでよかった」と藤本は言う。再開を待ち望むエスパルスサポーターと共に、日本平で勝利をもぎ取ることこそ、前半戦取りこぼしてしまったいくつかの試合を挽回する唯一の術だ。

 今季、大宮とはすでに3回対戦しており、3勝をあげている。昨季までの大宮であれば、堅守速攻のスタイルを崩さない我慢のゲームマネージメントを徹底させてきたが、リーグ戦での苦戦とナビスコカップリーグ予選序盤での連勝が、大宮のスタイルを変化させたのか、前がかりになり攻めてくれたことが、結果3戦3勝をもたらしたのかもしれない。
 だからと言って、4度目の対戦も勝利できると楽観視はできない。大宮は新監督を据えて降格危機圏内からの脱出を図る決断をした。すぐに新戦術の浸透は叶わずとも、これまでと違う戦いを挑んでくる可能性は低くない。

 Jリーグ中断期間に、韓国遠征を経験したエスパルスは、欧州や南米の強豪クラブとの対戦を通じ、データのない相手との対戦には欠かせないゲームマネージメント力を肌で感じた。彼らの、決めるべきところで決めるだけではない、ポゼッションされても守られてもコンディションが万全でなくとも、相手をゲームの中で分析し、優位に進めようともっていく術は、エスパルス選手に大きなヒントをくれた。

 経験を自らにフィードバックして初めて糧となる。一朝一夕にできることではないが、今回の大宮は選手のデータはある。前半立ち上がりでゴールを狙いつつも、相手のウィークポイントはどこなのか、しっかりと見極めて勝ちきることで、後半戦浮上のきっかけをつかみたい。

韓国遠征での経験をリーグ戦に活かしたい

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