COUNTDOWN TO J1! J1復帰をかけた最後の激闘

試合日程・結果


クラブ名

第38節

第39節

第40節

第41節

第42節
清水

10.29(土)

vs群馬

4-0

WIN

11.3(木)

vs京都

4-1

WIN

11.6(日)

vs讃岐

2-1

WIN

11.12(土)

vs岡山

2-1

WIN

11.20(日)

vs徳島

2-1

WIN
札幌

10.30(日)

vs 熊本

○ 0-2

11.3(木)

vs 讃岐

● 4-1

11.6(日)

vs 徳島

○ 1-2

11.12(土)

vs 千葉

● 2-1

11.20(日)

vs 金沢

▲ 0-0

松本

10.30(日)

vs 山形

● 1-0

11.3(木)

vs 熊本

● 1-0

11.6(日)

vs 東京V

● 2-0

11.12(土)

vs 町田

○ 1-2

11.20(日)

vs 横浜FC

● 3-2

C大阪

10.30(日)

vs 水戸

▲ 2-2

11.3(木)

vs 千葉

○ 0-3

11.6(日)

vs 愛媛

● 1-0

11.12(土)

vs 東京V

● 2-1

11.20(日)

vs 熊本

● 1-0

岡山

10.30(日)

vs 京都

○ 0-2

11.3(木)

vs 町田

▲ 1-1

11.6(日)

vs 水戸

○ 1-2

11.12(土)

vs 清水

○ 1-2

11.20(日)

vs 群馬

▲ 3-3

京都

10.30(日)

vs 岡山

● 2-0

11.3(木)

vs 清水

○ 1-4

11.6(日)

vs 熊本

● 2-1

11.12(土)

vs 愛媛

○ 0-1

11.20(日)

vs 長崎

● 2-0

※2016年11月20日16時現在

順位表

順位 クラブ名 勝点 試合数 得点 失点 得失点
1 札幌 85 42 25 10 7 65 33 32
2 清水 84 42 25 9 8 85 37 48
3 松本 84 42 24 12 6 62 32 30
4 C大阪 78 42 23 9 10 62 46 16
5 京都 69 42 18 15 9 50 37 13
6 岡山 65 42 17 14 11 58 44 14
7 町田 65 42 18 11 13 53 44 9
  • 1位・2位 J1自動昇格ライン
  • 3〜6位 プレーオフ進出ライン

※2016年11月20日16時現在

順位推移表

※2016年11月20日現在

年間順位の決定

リーグ戦が終了した時点で、勝点合計の多いチームを上位とし、順位を決定する。ただし、勝点が同じ場合は、以下の順によって順位を決定する。

  1. 得失点差
  2. 総得点数
  3. 当該チーム間の対戦成績
    (イ:勝点、ロ:得失点差、ハ:総得点数)
  4. 反則ポイント
  5. 抽選

※抽選は、J1昇格チームの決定等、理事会が必要と判断した場合のみ実施される。

J1・J2の入れ替え

  • 明治安田生命J2リーグにおける1位〜2位のクラブは、J1に昇格。
  • 明治安田生命J2リーグにおける3位〜6位のクラブのうち、J1ライセンスが付与されているクラブは、昇格プレーオフに出場。優勝クラブ(1クラブ)がJ1に昇格。
  • 明治安田生命J1リーグにおける16位〜18位のクラブは、J2に降格。
  • ただし、明治安田生命J2リーグにおける3位〜6位のクラブのうち、J1ライセンスが付与されているクラブがない場合は、J1昇格プレーオフは開催されず、明治安田生命J1リーグにおける16位クラブの降格は無くなり、明治安田生命J2リーグ上位2クラブのみがJ1に昇格。
  • 明治安田生命J2リーグ1位、2位のクラブにJ1ライセンスが付与されていない場合、3位以下の繰り上げはない。

プレビュー&前日コメント

第38節 10月29日(土)17:00 vs群馬 @正田スタ

2位松本を猛追するエスパルス。ここ最近は確実に勝ちゲームをものにしており、尻上がりに調子を上げてきている。

前節エスパルスは第36節金沢戦と同様、21位の相手となる北九州との試合になった。序盤こそ前からプレッシャーをかけて来る北九州だったが、それをかいくぐってエスパルスの先制点が決まる。32分、右サイドから石毛秀樹のクロスはファーへ。白崎凌兵が頭で折り返して、ゴール正面の大前元紀が右足で詰めた。この直後、チーム内得点王の15点を挙げている原一樹を欠いている北九州は、さらに小松塁が前半のうちに交代してしまうというアクシデントに見舞われる。これでカウンター1本の狙いとなった北九州は後ろを固める作戦に出た。エスパルスも追加点が奪えないまま、試合も90分が経過。だが、後半アディショナルタイムに絶好のチャンスを迎える。村田和哉のシュートが、西嶋弘之の手に当たりPK獲得。キッカーの鄭大世が冷静に沈めてリードを2点に広げて、最後を締めた。
エスパルスはこれで4連勝。また、鄭大世、大前の2トップによるアベックゴールは3試合連続、鄭大世は昨季の得点王ジェイの20得点を上回る21得点で得点ランクを独走し、さらに大前も今季16得点目で単独4位に浮上した。一方守備でも現在は3試合連続完封中となっている。
群馬は、前節横浜FCと対戦。それまで2勝1分と、3戦負け無しで来ている群馬だったが、4分に野村直輝にエリア外から豪快なシュートを決められ、早々に失点を喫してしまう。その後も危ない場面も迎えていたが、29分、小林竜樹のクロスがディフェンスに当たってコースが変わったところに、中村駿が右足で押し込んで同点。試合の流れを引き戻すと、35分に一気に追加点を手にする。左サイド坪内秀介のクロスに瀬川祐輔が斜めに走り抜って出し、エリア内で相手ディフェンスを揺さぶって強烈なクロス。このボールを小林が冷静に決めて逆転した。ところが、後半に入って守備陣が崩れる。53分には、イバの個の力で同点に追いつかれ、さらに73分には津田知宏に左足で決められて逆転負け。勝ち点3を逃してしまった。
前回、ホームの群馬戦では白崎のゴールを皮切りに前半4-0とリードして終えると、後半に入ってもゴールを量産し、1試合のクラブ最多得点記録となる8得点を挙げて大勝。さらに、これはJ2の最多タイ記録にもなった。記録ずくめの試合となったが、だからと言って油断すると痛い目を見るかもしれない。
「8点を取ったが、また0-0から始まる」
と小林伸二監督は選手全員に話しているように、試合はいつも始まってみなければ分からない。かと言って、変に意識することもない。
「特別に何かをすることなく、同じようなリズムで、同じようなサッカーでやりたい」
と角田誠が話すように、今の勢いそのままで戦えば自ずと勝利は見えてくるだろう。
この試合は、J2で唯一土曜日に開催されるゲーム。しかも、ここで勝てば松本と勝ち点で並ぶことになり、得失点差で大幅にリードしているエスパルスは、暫定ながら2位に浮上することが確実になっている。さらに、今節勝利すると、ひとまず6位以上の成績が確定することになる。
だがしかし、今節終了時の順位が大事なわけではない。あくまで最終節が終わった時点で自動昇格圏内の2位以上にいることが求められているのだ。
「まだまだ(松本を)捉えたわけではなく、見えてきただけ。自分たちは最後まで勝ち続けることが大事になる」(河井陽介)
目の前の相手から勝ち点3を確実に奪うこと。今節も、それだけを目指す。

三浦 弦太

今週は3日間の準備期間で調整して試合を迎えることになるが、コンディションもチームの雰囲気も良く、充実した状態で試合に臨むことができる。また、前回ホームで群馬と対戦したときは、大量得点を挙げて勝利したが、それは意識せず、気を抜かずに戦う準備もできている。
直近の3試合は連続無失点で試合を終えることができている。ゴール前で粘り強く守れていること、チームとしての守備のやり方が定まりつつあることが良い結果を生んでいる要因だと感じている。
今シーズンも残り5試合になったが、自分たちができることはとにかく勝利を重ねていくことだけ。そうすれば上位のチームはプレッシャーを感じてくるはずだし、勝ち点を積み上げていくことで自動昇格という可能性も高くなってくると思う。さらに勢いをつけて残りの試合に挑めるよう、明日の試合は必ず勝利したい。

第39節 11月3日(木)14:00 vs京都 @アイスタ

いよいよ自動昇格に向けて本当の戦いがやってくる。エスパルスは現時点で6位以上のチームと対戦した8戦で、勝利したのは第34節のC大阪戦のみ。京都との前回対戦でも勝利を収めることができなかっただけに、真価が問われる1戦になる。

前節、エスパルスは前回8-0と大勝した群馬と対戦。強風が吹き荒れるなか、コイントスに勝ったキャプテン大前元紀は風上を選択する。スタートから攻勢に出る意思をチームに伝えると、序盤から優位に進めた。すると4分、右サイド三浦弦太のクロスに、大前がパーフェクトなボレーシュートでゴールに突き刺す。さらに11分には、コーナーキックの流れから角田誠のクロスに犬飼智也が頭で落としたボールを、鄭大世が押し込み、4試合連続アベックゴールを早々に達成。さらに、後半に入っても、鄭大世が1点を追加すると、80分、三浦のアーリークロスに抜け出した金子翔太が、エリア内で相手ディフェンスを寄せ付け、北川航也にラストパス。これを北川が難なく決めて4点目。群馬を寄せ付けなかった。これで07年以来の5連勝となった。

一方6位の京都は、前節、5位岡山との上位直接対決となった。開始早々の3分、カウンターから右サイドにボールを展開。リ ヨンジェのアーリークロスにエスクデロ競飛王が頭から飛び込んで、いきなり先制に成功する。その後も京都は攻め続けたが、岡山のGK中林洋次の好セーブなどもあり、なかなか追加点が奪えない。ようやくゴールをこじ開けたのは、84分。アンドレイのスルーパスに交代出場の矢島卓郎が抜け出して、ゴールに流し込んだ。守備でも最後までゴールを割らせず、ホーム7戦完封というJ2新記録。京都はこれで、6戦無敗。岡山に勝ち点差なしまで迫った。

京都の好調を支えているのは、守備の安定だろう。ここ6試合で1失点に抑えるという堅さ。小林伸二監督は、 「京都は全体的に攻撃的な選手が揃っているが、そういう選手がしっかり守備をしている。チームとしてブレずにやっている証拠だと思う」 とチームの成長に警戒する。また、ゴールを守るGK菅野孝憲は、前節もビッグセーブを連発して無失点に貢献していた。エスパルスの攻撃陣がここをどのように崩していくのかというのが、この試合のポイントになる。

前回対戦のアウェイ京都戦は、前半は両チーム無得点。勝負が動いたのは、後半に入ってからだった。63分、山瀬功治の強烈なミドルシュートを決められると、直後の68分に今度は有田光希にサイドから中央に切り込まれてそのままシュート。この立て続けに決められたゴールが、エスパルスに重くのしかかることになった。しかし、後半アディショナルタイムだった。河井陽介のクロスに白崎凌兵が頭で落とし、ゴール前で北川が頭から飛び込んで一矢報いた。

北川はこう話す。 「京都戦の1点から変わることができて、今の立ち位置にいると思う。あの1点がなかったらここにいない」 あの対戦からちょうど6ヶ月。チームとしても飛躍的に進歩している。現在38試合を終えて、得点は75。ほぼ1試合に2得点は奪っている計算になる。先発の鄭大世、大前が得点を奪い、さらに交代出場の北川までもがゴールを奪う。その他、誰が出てもモチベーションが高くプレーしているように、チームの雰囲気は良い。

ここから先はギリギリの戦い。一つのミスが大きな影響を及ぼす反面、1つの好プレーで勝敗を大きく左右することになる。良い流れを持ち込んでいるエスパルスは、ホームで京都に雪辱を果たし、チームの連勝記録を伸ばしていく。

白崎 凌兵

今は選手それぞれがやるべきことをピッチでしっかり表現できているので、チームは非常に良い状態で明日の試合を迎えることができる。
京都は前回の対戦のとき、途中出場からアシストできたこともあり、個人的にはポジティブな印象を持っているし、今のコンディションも良いので明日はしっかり戦い、チームの勝利に貢献したいと思う。そして、これまでやってきたことが今まで通りできれば、必ず良い結果を得ることができると信じている。
今シーズンのリーグ戦は残り4試合となったが上位との差というのは特に意識することなく、目の前の相手に勝利することだけに集中して、チーム一丸となり残りの試合を戦っていきたい。

第40節 11月6日(日)13:00 vs讃岐 @ピカスタ

前節は、これまでとは違う展開になった。京都の個人の強さに加え、エスパルスもパスミスが目立ち攻撃が上手く機能しない。それを救ったのは、1本のセットプレーだった。前半終了間際、大前元紀のコーナーキックから角田誠押し込み先制。ハーフタイムに植草裕樹を体調不良で、また後半に本田拓也を怪我で欠くことになったが、エスパルスにはそれを補う戦力がある。杉山力裕はファインセーブを連発し、河井陽介は幅広い視野でボールを動かした。65分に、松原后のクロスに鄭大世がボレーを決めて追加点、さらに鄭大世は相手陣内深くから白崎凌兵に落としてアシストを達成する。そして締めは大前。松原のクロスをジャンピグボレーで決めて、5試合連続のアベックゴールを達成した。試合終了間際にコーナーキックからキロスに決められたことが余計だったが、エスパルスは難なく6連勝を達成した。

前節讃岐はアウェイで札幌と対戦。スタジアムは大勢の札幌のサポーターで埋まるなか、いきなりゲームが動いた。3分、福森晃斗がショートコーナーのリターンを受けるとファーサイドにボールを送る。都倉賢が折り返し、そのボールをジュリーニョが詰めて先制。さらに11分には、福森の鋭いフリーキックに、都倉がディフェンスラインを抜け出し、右足で押し込んだ。札幌の勢いはこれでは終わらず、27分には堀米悠斗のブレ球のシュートに、GKが弾いたところを荒野拓馬が狙い3点目。一方の讃岐はようやくコーナーキックからエブソンのヘディングが決まり1点返すも、直後の35分に、再び福森のFKから得点が生まれる。福森のボールが馬場賢治の頭に当たってオウンゴール。後半、讃岐はシュートを4本放つも、3点差を追いつくことができなかった。

讃岐は、この試合を受けて守さらに備を固めてくることは間違いない。ましてや、ホームの試合となれば、どうしてもサポーターに勝ち点を届けたいはず。そうなれば、
「フォワード2人を前線に残して、8枚で守ってくると思う。我々としては、その8枚をどう破っていくのか」(小林伸二監督)
ということになるだろう。前節の序盤には上手くできていなかった落ち着いたパス回しで、讃岐ディフェンス陣を翻弄し、ゴールへの道筋を作っていきたいところだ。

昨季讃岐は鉄壁の守備を誇り、得点は30ながら、失点33とリーグ最少失点でシーズンを終えた。しかし、戦い方を変えて挑んだ今季は、得点が39とわずかに増加したものの、この時点での失点は59と大幅に増えている。付け入る隙はあるはずだ。

ただ、エスパルスとの前回対戦では開始早々の1分に失点を許したものの、大前、鄭大世の今季初となるアベックゴールで逆転。しかし62分、木島徹也の強烈なシュートを決められドローに終わっている。

Jリーグ新記録となったアベックゴールをどれだけ伸ばせるのかということは注目の一つだが、この讃岐戦のようにそれだけではいけない。大事なことはチームが勝つことだ。また、勝っているときの試合の終わらせ方も考えなければいけないところ。勝敗は変わらなかったが、前節のように終了間際にゴールを決められるということは、今節あってはならない。アウェイで難しい試合になることは間違いないが、前回の借りをきっちりと返し、チームの成長を見せたいところだ。

エスパルスとしてこの試合に対する取り組み方は変わることはない。答えは明確。残り3試合、連勝を続けて自動昇格を信じで待つのみだ。

枝村 匠馬

前節は久しぶりに先発出場したが、チームが勝利を重ねてきている中での復帰となったので、その良い流れを崩さないように意識してプレーした。結果的に勝利することができて良かったと思う。ただ、自分の感覚的には、100%までもう少し時間が必要な部分もあると感じたが、今はチームの勝利が最優先なので、少なくともチームに貢献するプレーをしなくてはという使命感を持っている。
また、復帰前のチーム状況と比べると、今は球際で身体を投げ出して厳しく守るなど、勝負所での強さが出てきているので、チームは確実に成長していると感じた。
明日は中2日での試合となるが、相手も条件は同じ。できる限り万全の準備をして必ず勝利したい。残りの3試合は自分たちの結果が全て。上位の結果を意識することなく、自分たちの結果だけにこだわって戦い抜きたいと思う。

第41節 11月12日(土)15:00 vs岡山 @アイスタ

チームは水曜日に天皇杯ラウンド16 G大阪戦を行った。リーグ戦から先発メンバーを全員入れ替えて臨んだ試合は、90分を終えても決着がつかず、試合は延長へ。その延長後半7分に、遠藤保仁のコーナーキックから長沢駿に決められて準々決勝進出を逃した。残念な結果だった一方で、その戦いぶりはチームに刺激を与えるものになっただろう。

そして、ついに残り2試合となったリーグ戦は、現在7連勝中。前節は讃岐とアウェイで対戦した。序盤から思うようにパスが繋がらないなかで、38分、鄭大世のゴール前の折り返しを枝村匠馬が押し込んで先制。さらに54分、今度は逆に枝村のクロスに、鄭大世が合わせて追加点を挙げる。試合は、エスパルスの勝利の流れになっていた。しかし、永田亮太の浮き球の縦パスが、エスパルスディフェンスの裏に入り、GKとDFの隙間を縫って飛び込んできた西弘則にゴールを決められ1点を返された。試合には勝利したものの、2試合続けて終盤の失点。

「終わり方に工夫をしなければいけない」
と、小林伸二監督も今節にその悪い癖を止めるべく、対策を立てて挑むことになる。

岡山は、前節水戸と対戦した。水戸は5戦勝ちなしと結果の出ない試合が続いていたが、54分、山村佑樹に無回転ミドルシュートを決めて先制を奪う。反撃に出たい岡山は、61分にPKを獲得、豊川雄太が豪快に決めて試合を振り出しに戻した。しかし、それでもギアの上がらない岡山は、85分にコーナーキックのピンチを迎える。佐藤和弘のボールに福井諒司のマークを外してしまい、フリーで打たれたヘディングシュートがゴールに決まった。岡山は一度追いついたものの、最後に力尽きてしまった。これでリーグ6戦勝ちなし。リーグ終盤に入って勝てなくなってきており、7位町田とは勝ち点差が5に迫られている。

ただ、岡山が勝っていないからと言って、侮ることはできない。この2試合でプレーオフを確定させること、そしてプレーオフに向けて調子を上げていくことを目指して戦ってくる。

「チームの勢いを取り戻すきっかけを作ろうとしてくるだろう」
と小林監督は相手の意気込みを読む。

また、小林監督が警戒する選手として豊川の名前を挙げている。前節PKながら得点を挙げているだけでなく、前回対戦でも豊川には苦しめられていた。

そのアウェイでの一戦で、リオデジャネイロオリンピックのメンバーに漏れた直後の豊川が出場したのは64分。それまではエスパルスのペースだった。村田和哉のクロスから鄭大世が頭で合わせて先制したが、71分に、縦パス2本を繋げられ、豊川のゴールで同点に追いつかれる。さらに、76分、右サイドでボールを持った豊川がドリブルで持ち込んで、伊藤大介のゴールを演出した。一人で流れを変えられる選手として、抑えなければいけない選手の一人だ。

今節はホーム最終戦。大前元紀は、
「今季、ホームの試合はこれを最後にしたい」
と話す。3位以上がほぼ確定しているエスパルスとしては、仮にプレーオフに進むと、ホームで2試合を行うことになる。つまり、大前の言葉は、その展開に持ち込まず、リーグの2試合で昇格を決めること。自動昇格、さらには優勝を視野に入れている。それも残り2試合に勝利するのが大前提。まずは目の前の岡山を倒してリーグ最終節に大逆転を目指す。

鄭 大世

シーズン終盤となり、自動昇格を手にするためには絶対に負けられない状況が続いてきたが、こういった試合で確実に勝利を重ねて、ここまで7連勝という結果を導き出すことができた。明日の試合もこれまでと同様、追う立場である自分たちは勝利するしかない状況は変わらないので、覚悟を決めて試合に臨んでいく。
前線から積極的にボールを奪いにいき、先制点を奪ってしっかりとした試合運びをしていきたい。そして勝ち点3を積み上げて上位チームを追い続け、最終節に繋げたい。また、明日はホーム最終戦でもあるので、今シーズンここまで応援してくれた皆さんの声を力に、エスパルスに関わる全ての皆さんと共に戦い抜きたいと思う。

第42節 11月20日(日)14:00 vs徳島 @鳴門大塚

勝てない日々が続いたのは序盤の話。課題に一つ一つ向き合いチームが成長し、いずれ負けなくなった。

そして迎えた前節岡山戦。いつものように「先制点を奪う」というテーマで戦ったエスパルスは、思わぬ形でリードを奪う。右サイド三浦弦太のクロスに、鄭大世がゴールエリアギリギリで残して折り返すと、中央で岡山の絶対的キャプテンの岩政大樹がまさかのキックミス。ボールが後ろにはねてラインを超えた。これで勢いに乗るチームは、34分には、左サイドから白崎凌兵のクロスに鄭大世が頭で合わせ2点目。しかし、岡山もそう簡単に勝たせてくれる相手ではない。エンドが変わった後半は、岡山の怒涛の攻撃に、エスパルスは防戦一方の展開に。豊川雄太のゴールで1点差に迫られ、さらに後半アディショナルタイムは、シュートをゴールライン上で何度も掻き出すなどピンチを何度も迎えるが、オレンジの壁が最後まで守り抜いた。結果エスパルスは8連勝で、一足先に行われていた松本の敗戦を踏まえて2位浮上となった。

徳島は、前節群馬と対戦。カルリーニョスが累積警告で欠場しているチームが、それでも群馬を圧倒した。14分、フリーキックのチャンス。アレックスのボールがこぼれたところを、大崎淳矢がボレーシュート。急激に落ちる軌道は、最後ポストに当たってゴールに収まった。さらに39分、左サイドからアレックスのスローインをゴール前でディフェンスがクリアしきれず、流れたボールを渡大生が押し込み2点目。その4分後、今度はアレックスのクロスに、渡がヘディングシュート。GKが弾いたところを、再び渡が押し込んだ。後半に入ると、両チームチャンスを作りながら決めきれず、このままスコアは動かなかった。結果前半に3点を奪った徳島が、危なげなく勝利した形になった。

徳島はこれで3連勝。ここ5試合では4勝1分とエスパルス以外で最も勢いを持って今節に挑んでくる。また、徳島とのホームでの対戦では苦い記憶もある。

序盤のチャンスを外すと、徳島にペースを握られる展開。この当時、徳島のベンチから試合を見ていた長谷川悠が「ガムシャラサッカー」と表現するコートのどこからでもプレスをかけてくるサッカーが、エスパルスを苦しめた。さらに、この日が今季のデビュー戦となったカルリーニョスを自由にさせ、相手にボールを支配され続けたことで、流れをつかめなかった。そして65分、コーナーキックから山崎凌吾に頭で決められると、エスパルスにはそれをひっくり返す力はなかった。

ただ、大前元紀が言うように、「その時とは戦い方も違う」というように、この試合の反省からエスパルスは前線の守備を改善し、ボランチを自由にさせることはなくなった。それが、攻撃にも良い影響を及ぼし、そこから攻守のバランスの取れたチームへと成長している。

「こう言うと過信に聞こえるかもしれないが、普段通り自分たちのサッカーをやれば勝てる」 と大前が言うように、今のチームはそれだけ強くなってきたのだ。

1年間積み上げたチームの力を集結し、エスパルスの力を見せつけること。相手は関係ない。自分たちのサッカーをやって、勝つのみだ。そのためにも必要となるのは、サポーターの力。

「サポーターの応援は選手たちの力になる。また、それは選手たちが、サポーターを喜ばせようとする力にもなってきている」(小林伸二監督)

20日は、現地で、パブリックビューイングで、自宅で、職場で、学校で、または他のどこかで、多くのエスパルスサポーターがこの試合を応援してくれているだろう。サポーターと選手、スタッフみんなが団結し、J1復帰の瞬間をみんなで喜び合おう。

大前 元紀

今シーズンスタートしてから紆余曲折、様々な状況を経ながらここまで来て、現状2位という位置でリーグ最終戦を迎えることができた。明日、勝利すれば自力でJ1復帰、また、他チームの結果次第では優勝という可能性もあるところまでたどり着けたので、最後は勝利で締めくくりたい。
アウェイでもあり、当然簡単な試合ではないことは理解しているが、たくさんのサポーターの皆さんが現地で応援してくれるということも聞いているので、それは非常に心強いし選手たちの力になる。現地で応援してくれる方々や静岡を中心に各地で声援を送ってくれる皆さんと共に全力を出し切り、リーグ戦最後の試合を笑顔で終えられるよう戦い抜きたい。