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岡崎慎司選手のシュツットガルト移籍に関する経緯について

 清水エスパルスに在籍しておりました岡崎慎司選手(2011年1月31日付にて契約満了)のドイツ ブンデスリーガのシュツットガルトへの移籍に関する経緯を下記の通りご説明申し上げます。


 去る1月30日にドイツ ブンデスリーガのシュツットガルトより、岡崎慎司選手と契約したとの発表がされました。
 エスパルスは、岡崎慎司選手がドイツの名門クラブから高い評価を受けたことは非常に喜ばしいと考えておりますが、岡崎慎司選手の移籍の発表をシュツットガルトがエスパルスとの合意なしに一方的に行ったものであるため、エスパルスとしては困惑いたしました。

 岡崎慎司選手に限らず全ての選手の移籍は、契約とFIFAの規則に従って行なわれる必要があります。シュツットガルトの岡崎慎司選手の移籍に関する対応については、2つの重要な点でFIFA 規則の違反があると考えております。
 まず第一に、シュツットガルトは、FIFA の「選手の地位および移籍に関する規則」18-3項に従い、岡崎慎司選手との契約交渉を開始するに先立ってエスパルスに事前に通知することを全く行わずに岡崎慎司選手と契約交渉をしている点。
 第二に、エスパルスと岡崎慎司選手との契約が2011年1月31日まで効力があるにもかかわらず、シュツットガルトは2011年1月31日を契約開始日として岡崎慎司選手と契約をしている。このような契約を行う場合、FIFA の「選手の地位および移籍に関する規則」18-5項に従い、エスパルスと岡崎慎司選手の契約を期間満了前に終了させるための違約金についてシュツットガルトとエスパルスが合意しなければ、選手の移籍は認められないという点。

 エスパルスは、株主、ファン・サポーター、スポンサー、選手、スタッフなど多くの人々に支えられており、FIFA規則に則らない今回の移籍手続きを認めることは、こういった皆さまに対する責任放棄であり、できないことであると考えております。

 シュツットガルトおよび(財)日本サッカー協会には、すでにエスパルスの立場を明確に説明しており、今後はFIFA に対しても正しいルールの適用を求める機会を求めたいと考えております。

 エスパルスは、一刻も早く今回の移籍手続きに関する問題が解消され、岡崎慎司選手にドイツのピッチで活躍してもらいたいと考えております。そのために、全力で問題解決のための努力を行なっております。

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