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【鳥栖戦プレビュー】~怒涛の8月を乗り切る最初の1勝を~

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過密スケジュール、さらには上位チームとの対戦が次々と控える8月に入った。
前節エスパルスは、横浜FMと対戦。17分枝村匠馬のコーナーキック、サインプレーの崩れからボールを奪われ、マルティノスにドリブルで持ち込まれて失点する。しかし、24分に再びCKを獲得すると、今度はサインプレーが上手く決まり、長谷川悠がヘディングで押し込んで同点。42分に再び失点、さらにその直後にはPKを取られたものの、ここは六反勇治のファインセーブで凌いでそれ以上離させない。後半はエスパルスのペースになり、70分には松原后が中に切り込み、ミッチェル デュークとのワンツーで抜け出してラストパス。鄭大世が難しい態勢ながらゴールに押し込んで同点に追いつく。さらにチャンスを作ったものの、試合はこのままドローに終わった。

試合後、選手たちが口々に語ったのは、「勝てた試合だった」ということ。前半はシュート4本に終わったが、後半は10本と相手を圧倒している。得点まであと一歩のシュートも、何度も見られた。攻撃に関しては、中断前のG大阪戦から2試合連続で2得点を挙げており、好調を維持している。また非公開練習でも、小林伸二監督は手応えを掴んでおり、その点では心配ないだろう。ただ、ここから勝利を上げるとすれば、あとは「もったいない失点」を減らすことが求められる。

前節鳥栖は、ヤン ヨンセン新監督の広島と対戦。序盤は、両チームとも出方をうかがうような慎重な戦いになった。そこから徐々に広島の攻撃陣がギアを上げ、新戦力のパトリックを中心に攻撃を仕掛ける。前半のアディショナルタイムには、コーナーキックからパトリックが頭で合わせるも、ゴールとはならない。一方の鳥栖は、趙 東建を63分に投入しゲームを動かす。その直後だった。豊田陽平がハーフライン付近で体を張ってボールを落とすと、趙 東建が約50mの超ロングシュート。ボールはクロスバーに当たり、ゴールに吸い込まれた。広島に16本ものシュートを浴びながら、1点を守った鳥栖は3試合ぶりの勝利を挙げている。エスパルスと鳥栖との勝ち点差は5に開いた。

鳥栖とは前回対戦は、1-0でリードしながら迎えた後半アディショナルタイムに水野晃樹に同点ゴールを決められて勝ち点2がこぼれ落ちた試合だ。それは、ただ運が悪かったとは片付けられない。その試合では、鎌田翔雅は鳥栖のサイド攻撃に脅威を感じていた。
選手が流動的で、サイドの使い方が上手かった
と振り返る。攻撃の起点となって鎌田大地はいなくなったが、それでも豊富な運動量から組織的に攻撃してくる鳥栖の攻撃陣は脅威になるだろう。また、前回対戦には出場していなかった豊田陽平も出場する。全体的なフィジカルに長けたチームに、走り負けないこと、競り負けないことは勝利のためには必須条件となる。

鳥栖との対戦成績は、3勝5分1敗といまだ1度しか負けていないという相性の良さ。さらに、今季のアウェイゲームでは第5節磐田戦、第17節札幌戦以外では敗れていない。また、後半戦の最初の試合となった第19節G大阪戦で勝利し、さらに中断明けとなった前節は横浜FMにドローと、流れは決して悪くはない。8月最初の試合を勝利で飾って、その後のホームに2連戦に弾みをつけよう。



 公式モバイルサイトでは、小林伸二監督と選手の試合前日コメントを公開!! 


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2017明治安田生命J1リーグ 第20節   
8月5日(土)19:00キックオフ 

サガン鳥栖 vs 清水エスパルス
@ベストアメニティスタジアム

<テレビ/ラジオ中継>
DAZN

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