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【育成だより】2018シーズン ご声援ありがとうございました

トップチームに昇格する梅田透吾選手 ©︎︎︎S-PULSE

2018年シーズン、エスパルストップチーム同様、ユース・ジュニアユース・ジュニアチームに温かいご声援ありがとうございました。

まず始めに、清水エスパルスユースより、来季、GK梅田透吾選手がトップチームに昇格します。GKとしては決して大きいとは言えませんが、持ち前のテクニックや判断力でチームに大きく貢献し、日本代表アンダーカテゴリーにも選出され、トップチームに昇格出来るよう日々努力を続けてきました。まだまだ成長途中の梅田選手ですが、伸びしろは無限大と感じておりますので将来のエスパルスを担う逞しい選手になってもらいたいと願います。


今シーズンもアカデミー組織ならではの常にプロを意識できる環境を強化してまいりました。毎年の事ですが、各カテゴリーの最終学年(高校3年生、中学3年生、小学6年生)では、次のカテゴリーへの昇格の判定を行いました。次のカテゴリーに昇格できる選手や昇格できなかった選手もおりますが、どの選手もまだまだ伸びしろがあり、将来は全くの未知数であります。本年、筑波大学からトップチームに加入する西澤健太選手もアカデミー組織の一員でありました。新たな場所で悔しさを胸に日々努力をしてトップチーム選手へと返り咲きました。アカデミーから巣立っていく選手も、夢や希望を持ち続け努力する事を願い送り出したいと思います。エスパルスで育った選手は常に追い続けていく事や、地域の選手にも目を配り地元で育つ選手を大切にしたいと思います。


2018年シーズンを振り返ると、各カテゴリーそれぞれかけがえのない大きな経験を積んだ1年となりました。

ユースチームは3月に、エスパルス後援会や多くの皆様から募った支援金をもとにドイツ・オランダ遠征を実施させていただきました。海外の身体の大きいパワーある選手たちとの試合では、日本では体感・体験出来ないプレッシャーの中で試合をさせていただきました。このような試合環境の中で、判断の速さや正確なテクニックの重要性を改めて学ぶことができました。試合を重ねるごとにそのプレッシャーの中でも自分たちのサッカーが少しずつ出来てきたことが、不安や気負いから自信へと変わっていきました。

また2018シーズンのユースチームは、久しぶりとなるタイトルを獲得しました。7月に行われた「第42回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会」では16年ぶり2度目の優勝を成し遂げました。また「 Jユースカップ 第26回Jリーグユース選手権大会」では準優勝、年間を通じたユース年代最高峰のリーグ「高円宮杯U-18サッカーリーグ プレミアリーグ」ではEAST3位という成績となりました。
「最弱チーム」と言われ続けましたが、その悔しさを胸に選手は1年間努力し続けました。平岡宏章監督も、あえて戦う姿勢や努力する事を継続させる為に「最弱チーム」と言い続け、選手達を奮起させました。個の育成だけでなくチームを生き物として捉え、今チームを成長させた事はスタッフにとっても選手にとっても今後における大きな財産となったと思います。どんな評価や状況であっても自分やチームを信じ闘い続ける重要性を学んだ1年でした。


ジュニアユースU-15は、5月に大阪 J-Green堺で行われた「JFA 第22回全日本U-15サッカー大会」にて3年連続4回目の優勝を致しました。8月には北海道帯広市・中札内村にて行われた「第33回 日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会」では、残念ながらR16で敗退しました。悔しさをバネに、夏以降必死になってトレーニングに励みましたが、年末に行われた中学年代最後の大会となる「高円宮杯第30回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会」では残念ながら1回戦で敗戦し中学年代最後の大会に幕を下ろしました。


ジュニアユースU-14は8月にクラブパートナーの江崎グリコ様ご協賛のもと、第5回目となるグリコチャレンジツアー/スペイン遠征を実施しました。本年はスペインの強豪クラブの招集に成功し、「FCバルセロナ」、「レアル・マドリード」、「RCDエスパニョール」、「ジローナ」等と対戦し世界トップレベルとの力の差を体感しました。強豪クラブと戦えてよかったではなく、この体感した経験を今後にどう活かすかが大切であり、次のステップに繋げてほしいと思います。また例年の事ですが、海外へ行き「日本の豊かさ」を改めて実感したことで、日々の生活に感謝するということを忘れずに、これからも成長を続けてほしいと思います。

ジュニアユースU-13もエスパルスファミリーの一員となり大人へと成長していく第一段階となりました。エンブレムをつけて戦うことへの誇りや、プロ選手になるべく人間性や社会性を徐々に学び、様々な場面で自覚を持った行動ができるようになってきました。失敗も多くある年代ですが、まずチャレンジをする事の重要性を知り更なる挑戦・成長を続けてほしいと思います。


ジュニアチームは昨年で一貫指導体制が整い、必要なテクニックや精神力、サッカーに対する理解等、順を追って指導ができる事でスムーズな育成を図ることが可能となりました。
ジュニアユース同様、多くの経験や失敗をして成長してほしいと思います。「子どもは小さな大人ではない」、「子どもの経験値は0に等しい」という意識を持ってジュニア年代の子どもたちに触れ、パーソナリティの育みのお手伝いもしていきたいと思います。


また「エスパルスアスリート育成プロジェクト」は、今年で3年目を迎えました。サッカー選手としてのフィジカル面の土台作りを中心に、姿勢や基本動作、運動能力の評価から動き作りの指導実践などを行い、選手のサッカースキル向上に加えアスリート育成に対しての取り組みを行ってきました。2018シーズンも育成選手へのフィジカルテストの実施、体幹・ランニング・キック動作等のレクチャーをはじめ、練習後にチームで食事をとり食育を実施し、その成果がピッチでも明らかに見られるようになりました。食事管理については、食育教育の他、身長や体重もBMI値等を計測し、そのデータを基に個別に指導を行うなどチーム全体から個別指導も実施しました。またBMI値により「回復力」も向上させたり、大会期間中などには体重や体温、脈拍等から疲労度を図り、選手の身体の状況を知りチームや個別にアドバイスを行うなどの施策も実施しました。


トップ昇格者1名、各大会ではそれなりの結果が表れ始めてきています。しかし、アカデミー組織の本来の目的は、あくまでもトップで活躍できる選手を育てることです。現状に満足することなく、今後も地域の皆様と一緒により良い選手育成を目指します。アカデミー組織や地域から育っていった選手が最終目標とするところは、「プロになれた」ではなく、「エスパルス、さらには世界で活躍する選手」です。ドイツ・オランダ遠征やスペイン遠征で実感した世界のスタンダードにはまだまだ課題が多く残っています。エスパルスが誕生して26年になりますが、目標を世界へ向けていく時期に近づいていると感じます。アカデミー選手や地域選手も培ったことを一つの経験、糧として、今後も本気でサッカーと向き合い続けてもらいたいと思います。


最後にエスパルスアカデミー組織はこれからも『トップチーム、そして世界で活躍できる選手育成』を目指し、ホームタウン内での育成・強化を行うべく、ジュニアチームからの一貫指導を行います。サッカーを通しての人間形成にも指導の重点を置き、より良い育成環境の整備を目指し邁進を続けていきます。


日々の活動を支えてくださるアカデミー支援パートナーの皆様、保護者、学校、地域の皆様、サッカーに関わる全ての関係者の皆様に深く感謝申し上げると共に2019シーズンも新たにチャレンジャーとして挑戦して参ります。来年も変わらぬご支援、ご声援をよろしくお願いいたします。

ユース/ドイツ・オランダ遠征① ©︎︎︎S-PULSE

ユース/ドイツ・オランダ遠征② ©︎︎︎S-PULSE

第42回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会① ©︎︎︎S-PULSE

第42回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会② ©︎︎︎S-PULSE

高円宮杯U-18サッカーリーグ プレミアリーグ① ©︎︎︎S-PULSE

高円宮杯U-18サッカーリーグ プレミアリーグ② ©︎︎︎S-PULSE

JFA 第22回全日本U-15サッカー大会① ©︎︎︎S-PULSE

JFA 第22回全日本U-15サッカー大会② ©︎︎︎S-PULSE

第33回 日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会① ©︎︎︎S-PULSE

第33回 日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会② ©︎︎︎S-PULSE

グリコチャレンジツアー/スペイン遠征① ©︎︎︎S-PULSE

グリコチャレンジツアー/スペイン遠征② ©︎︎︎S-PULSE

グリコチャレンジツアー/スペイン遠征③ ©︎︎︎S-PULSE

グリコチャレンジツアー/スペイン遠征④ ©︎︎︎S-PULSE

ジュニアユースU-13 ©︎︎︎S-PULSE

U-12清水・三島 ©︎︎︎S-PULSE

エスパルスアスリート育成プロジェクト体験会① ©︎︎︎S-PULSE

エスパルスアスリート育成プロジェクト体験会② ©︎︎︎S-PULSE

エスパルスアスリート育成プロジェクト(U-12清水) ©︎︎︎S-PULSE

エスパルスアスリート育成プロジェクト(U-12三島) ©︎︎︎S-PULSE

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