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【京都戦プレビュー】~相手の対策を上回る戦いを!~

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天皇杯で公式戦4試合ぶりに勝利したエスパルスは、ようやく波に乗りつつある。18日に行われたJ1第17節福岡戦は、ゼ リカルド監督の初陣だった。試合はいきなり動く。7分に神谷優太のクロスを西澤健太が押し込んで先制。その後ピンチもあったが権田修一のファインセーブでしのぐと、41分には西澤のクロスにチアゴ サンタナが合わせて追加点。後半は相手に押し込まれる時間が続き、80分には1点差に詰め寄られるが、その5分後にサンタナのスルーパスからベンジャミン コロリがループシュートを決めて勝負を決める3点目を挙げた。リーグ戦では実に6試合ぶりの勝利。さらに、今季リーグ戦でホーム初勝利となった。


14日から指揮を執っていたリカルド監督は、わずか4日という準備期間でチームに様々な決まり事を与えてきた。守備の形、攻撃の形を選手たちは迷いなく遂行していたように見える。ただ相手の福岡にしてみれば、初めて見るリカルド監督のサッカーに対して戸惑いもあったはずだ。後半になると対策をしてきたこともあり、エスパルスは徐々に押し返されることになった。同じように、京都も対策を立ててくることだろう。それを上回る戦いを見せなければいけない。


その京都の天皇杯2回戦は苦しい試合だった。高知ユナイテッドSCに対して、69分にロングボールから裏を取られ、最後は赤星魁麻に押し込まれて、まさかの先制を許してしまう。後がない京都はより攻勢に出ると、ようやく82分に山﨑凌吾のゴールで同点。試合は延長に突入した。すると99分、荒木大吾のクロスにファーで大前元紀が頭で合わせて、ついに逆転。延長前半のアディショナルタイムにも山崎の2点目が決まって、終わってみれば3-1の勝利。3回戦でエスパルスを対戦することになった。


京都はリーグ中断期間にルヴァンカップ プレーオフステージで名古屋とホームアンドアウェイのゲームを行っている。第1戦では序盤に失点を許し、さらに43分の川﨑颯太の退場も重なり、より厳しい展開になってしまう。すると、後半に入ってから名古屋の勢いに飲み込まれてしまった。後半だけで5失点を喫し1-6の大敗。ホームでも0-1で敗れ、プライムステージ進出を逃している。


また、リーグ前節は鹿島と対戦。試合は両チームともチャンスを作るが、GKの踏ん張りで得点を与えない。しかし、50分、右コーナーキックからアルトゥール カイキにゴールを決められ、これが決勝点になった。京都は、公式戦3連敗となっている。


今季エスパルスはリーグ戦で京都とアウェイで対戦し0-0に終わっている。その試合では、序盤からチャンスを作りながら仕留められなかったことが響いた。それでも、リーグ前節の快勝で「選手たちもこれでまた自信をつけて次に進むことができる」と指揮官が話すように、この試合ではメンタル面でも充実して臨むことができるだろう。負けたら終わりのトーナメント方式というプレッシャーもあるが、前回対戦時から成長した姿を見せたい。


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2022 天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会 3回戦

6月22日(水)19:00キックオフ

清水エスパルスvs 京都サンガF.C.

@IAIスタジアム日本平

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