一言で言うと、こういう試合を勝てるようになりたいと思う。自分たちの狙い通りにカウンターから得点を奪えたが、その後いつも通り身構えてしまった。でも途中から、前からプレッシャーをかけて、相手のミスを誘うこともできたし、セットプレーから2点目が取れて、それも狙い通りだった。後半に入ってからも、今日のテーマであった「粘り強く、しつこく、そしてチャンスを逃さない」という意味では、よく頑張ってくれた。でも、やはりこういった試合を勝てるようになっていきたい。選手たちは死力を尽くして頑張ってくれたが残念だった。

――この試合を勝利につなげるためには何が必要か？

最後のところは守り切らなければいけないし、途中のところでもったいないボールロストが多かった。ああいうところでボールを動かして、相手も動かして、もう少し主導権を握るというか、ボールを握ったなかでのサッカーがやっていけると良かったと思う。

――試合の入りの狙いは？

ブロックを形成して、ファーストディフェンスがスイッチを入れたところからみんなで連動ということを、ここ5試合やってきた。そこを続けようということと、もし上手く行かなかった時のBプランとして策を考えていたが、思った以上にハードワークをして、狙った形ができていた。

――後半攻め込まれた時に、こうやっておけばということはあるか？

そこで動いて失敗した方が後悔すると判断した。（宮本）航汰を入れて3ボランチというのを考えていて、同点に追いつかれたら圧をかけようと思ったが、勝っている時点で変に動かしてみんなが動揺するのであれば、そのまま行った方が良いのかなと思ったのと、カルリーニョスが怪我をしてしまって、もう1枠使えるところを上手く使い切れなくなったことは残念だった。