残念な結果になってしまった。この前の試合から流れを変えたかったのと、もう1つは後半ギアが上がらないというチームの課題があったので、先発を3人代えた。松岡（大起）は先発でも良かったが、後半に入れてギアを上げたかった。だがその前に、イージーなボールロストから流れをつかまれて、相手の伝家の宝刀であるカウンターを何本か受けているうちに失点してしまったことは悔しく思う。しかし、後半に入って途中から出てきた選手たちがギアを上げて最後までゴールを目指して頑張ってくれたことに感謝しているし、サポーターも最後まで応援してくれたことに対して感謝している。

――西澤選手、岸本選手がリーグ初先発になったが、二人に託した役割は？

（岸本）武流に関しては、背後への飛び出しだったり、クロスなど攻撃の精度が高い選手で、前半はそこから何度かチャンスがあったと思う。西澤（健太）に関しては左で（山原）怜音との関係で上手く作ってもらいたかった。マテウス サヴィオのところはやっぱり怖いので、そこを上手く消しながらというのもやってもらいたかったのと、左で上手く連動しながら、うちが得意とするカットインからのクロスとか、左からの崩しを2人でやってもらいたかった。あと1つは、カルリーニョス（ジュニオ）が前回の試合で大きくはないがケガをしてしまい、そこで少し計算が狂ったところはある。

――後半の裏を狙った攻撃は、ハーフタイムに修正しようとしていたことか？

試合前から相手の背後を狙っていこうという話をしていたし、得点シーンはうちが常にトレーニングでやっていることで、良い形で片山（瑛一）が上手く抜け出して得点を決めてくれたと思っている。

――連携が上手くいかなかったと思うがどのように見ているか？

連携もあるし、私自身が上手く彼らを思い切ってピッチに送り込むことができなかったのかなと反省している。

――次のリーグまで、どのように立て直したいか？

まずは天皇杯があるので、そこはしっかりと勝ち上がらなければいけないし、約3週間近い中断期間があるので、しっかりと休息を取ることと、もう一度連携も含めて守備も攻撃もオーガーナイズしていきたいと思っている。うちには有望な選手たちが多く、代表選手が数多くいて、なかなかすり合わせることができないが、いる選手たちで上手くやっていきたい。