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【イベントレポート】10月19日(土)・20日(日) 今泉幸広 教育事業部長兼スクールマスターが『台湾台北市・台湾桃園市 知的障がい者サッカー教室』に参加

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昨年に引き続き今泉幸広エスパルス教育事業部長兼スクールマスターが、10月19日(土)に台湾/台北市立大学(天母校舎)体育館にて行われた『台湾台北市 知的障がい者サッカー教室』に参加いたしました。

今回のサッカー教室は、台北市政府教育局とNPO法人FIDサッカー連盟およびNPO法人清水サッカー協会、エスパルスクラブパートナー/地域事業応援パートナーの株式会社コーチョー様、株式会社小林製作所様、有限会社京昌園様等のご協力のもと行われました。

この事業は、ボランティア学生にサッカー指導ノウハウを伝授し、大学生と共に知的障がい生徒に対するサッカー教室を開催し、障がい者サッカーの普及に努める事が目的です。2014年から2020年までの7年間で、開発途上国をはじめとする100ヵ国・1000万人以上を対象に行われる、日本国政府が推進するスポーツを通じた国際貢献事業『スポーツフォートゥモロー認定事業』となります。

今回のイベントには、台北市の特別支援学級と特別支援学校の生徒40名と台北市立啓智大学と陽明高校の学生ボランティア45名が参加しました。また今回アシスタント役として小林製作所より余さん(台湾出身)が参加しました。

午前の部は、大学の体育館にて、子どもたちの指導をサポートしてくれる学生ボランティアを対象に、今泉部長が子どもたちとの関わり方について講義しました。「まず今日一日、楽しむ事を心がけてください。そして、子どもたちを楽しませてあげてください。子どもたちにより良く接するためには、皆さんが夢中になり楽しむこと。そうすることで、子どもたちも楽しめるようになるのです。」と、エスパルスの考え方を伝えました。映像では各種の障がい者スポーツを紹介し、どんなハンディキャップがあっても楽しめることの大事さを伝えました。最後に、「一緒に楽しい時間を作っていきましょう。」と呼びかけ、講義を終えました。

講義後、子どもたちと一緒に行うサッカー教室メニューの実技を行いました。実技では、学生たち自らが楽しむことの大切さを理解し、各種メニューを楽しみながら学んでいました。

次に開会式があり、その中でエスパルスが本行事の協力への感謝状をいただきました。開会式の最後に全員で記念写真を撮り、その後いよいよサッカー教室がはじまりました。

学生ボランティアは午前の部で学んだ事を実践しました。まず初めに子どもたちとペアを組み運動前のウォーミングアップに、腰にビブスをかけて取り合う「しっぽとりゲーム」を行いました。最初は緊張していましたが、学生ボランティアが楽しく子どもたちと接してくれたお陰で少しずつ慣れていき、子どもたちにも笑顔が溢れ、楽しんでいる様子でした。次に「手つなぎ鬼ごっこ」、「2人でハンドパス」、「手つなぎドリブル」を行い、お昼休憩を挟んで午後の部では、「手つなぎスラローム」、「ボールタッチ」、「シュート練習」、最後は8チームに分かれ、試合を行い盛り上がりました。得点した時はチームメイトと笑顔でハイタッチをするなど子どもたちも終始笑顔いっぱいで楽しんだイベントとなりました。

イベント終了後、学生ボランティア全員で反省会を行いました。学生からは「朝来て自分が出来るかどうか心配だったけど、実際体験してみたら楽しく活動出来ました。」「子どもたちも楽しく活動してくれたので嬉しかった。」「最初は子どもが緊張していたけど、だんだん笑顔が出て活動出来て嬉しかった。」「今年で2回目の参加。昨年より子どもと上手に接する事が出来、嬉しくて感動しました。」「自閉症の子どもでしたが、緊張が解け、心を開いて接してもらえたので嬉しかった。」「子ども達と仲良くなれた」等、楽しく活動できたといった声を聞くことが出来ました。最後に蔡校長先生から、「今日は朝から夕方までずっと笑顔が絶えることのない一日となりました。今泉さんはじめ静岡からお越しいただいた関係者の皆様のお陰で、学校の教師、保護者、生徒にとって素晴らしい機会となりました。この活動を成功に導いた静岡、台湾の全ての皆様に感謝申し上げます。」と感謝のお言葉をいただきました。

翌20日(日)、障がい者サッカーの普及を目的に、新たに台湾台北市近くにある桃園市の学校を訪れました。初開催となる桃園市でのイベントには、桃園市立桃園特別支援学級と特別支援学校の生徒35名と私立中原大学のボランティア学生36名が参加しました。

昨日同様に午前の部では、大学の小ホールにて、子どもたちの指導をサポートしてくれる学生ボランティアを対象に、今泉部長が子どもたちとの関わり方について講義しました。「皆さんが楽しむことが出来れば、子どもたちを楽しませることができる。まず各自が一緒に活動するパートナー(子ども)の名前を覚えてあげてください。そして、一緒に楽しい時間を過ごしてください。今日は子どもたちにとって忘れられない一日となり、皆さんはきっと子どもたちの人生に大きく関わることになるでしょう。」と伝えました。また、「子ども一人一人の性格は違います。当たり前のことができなくても叱らないでください。子どもに寄り添って接してください。何より自分自身が楽しんでください。」と、最後まで自らが楽しむ事が大切であると話し、講義を終えました。

次の実技では、学生たちは楽しむことの大切さを理解し、笑顔いっぱいに楽しみながら各種メニューを学んでいました。

その後開会式があり、桃園市の本行事でもエスパルスの協力への感謝状をいただきました。開会式の最後に全員で記念写真を撮り、その後いよいよサッカー教室がはじまりました。

桃園市の学生ボランティアも午前の部で学んだ事を実践しました。まず初めに子どもたちとペアを組み運動前のウォーミングアップに、「手つなぎハイタッチ」、「鬼ごっこ」、「動き作り」、「ボールフィーリング」等を行いました。そしてお昼休憩を挟んで最後は4チームに分かれ試合を行い、得点した時はチームメイトと笑顔でハイタッチをするなど盛り上がりました。桃園の学生ボランティアも将来、学校の先生を目指しているため、初めての活動とは思えないくらい素晴らしいサポートをしてくれました。学生たちのお陰で、子どもたちも終始笑顔いっぱいに楽しんだイベントとなりました。

イベント終了後の学生ボランティア全員での反省会では、「子どもたちの笑顔を見られて良かったです。」「このようなイベントに参加したことはなかったけれど、参加して良かったです。」「初対面だったので最初は緊張したけど時間が経ち仲良く出来て良かったです。」「このような活動に参加できて良かったです。良い経験になりました。」「今日の出来事は自分にとって忘れられない一日になりました。」「これからの自分の人生設計に役に立つ経験が出来ました。」「このような活動の勉強をしたことがありますが、日本の関係者と協力して活動することは初めてで良い勉強の機会になりました」等、貴重な体験になったといった声を多く聞くことが出来ました。最後に許校長先生から、「今日は参加者の学生の皆さん、日本の関係者の皆さん、有難う御座いました。お陰で大変有意義な機会となりました。来年もこのような機会をつくれるよう取り組んで参りたいと思います。」と感謝のお言葉をいただきました。

これからも台湾における福祉活動をさらに広げていくため、エスパルスはNPO法人FIDサッカー連盟、NPO法人清水サッカー協会、サポート企業様と共に協力して取り組んで参ります。

本事業の開催にあたり、ご協力いただきました台北市立啓智学校・台北市立內湖高級工業職業學校・台北市立松山高級工業職業學校・台北市立松山高級工農職業學校・台北市立大安高級工業職業學校の皆様、台北市立陽明高級中學、台湾台北市立大學地域支援センター、台湾桃園市立桃園特殊教育學校の皆様、中原大學特殊教育學部の皆様、國立體育大學適應體育學部の皆様、学生ボランティアの皆様、株式会社コーチョー様、株式会社小林製作所様、有限会社京昌園様および関係者の皆様、誠にありがとうございました。

エスパルスは、これからも地域社会を明るく元気にする社会貢献活動に全力で取り組んで参ります。



しっぽとり(台北) ©︎︎︎S-PULSE

サッカー実技(台北) ©︎︎︎S-PULSE

ドリブル(台北) ©︎︎︎S-PULSE

集合写真(台北) ©︎︎︎S-PULSE

ドリブル(桃園) ©︎︎︎S-PULSE

試合(桃園) ©︎︎︎S-PULSE

試合(桃園) ©︎︎︎S-PULSE

ハイタッチ(桃園) ©︎︎︎S-PULSE

講義(桃園) ©︎︎︎S-PULSE

集合写真(桃園) ©︎︎︎S-PULSE

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