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ファン・サポーターの皆さまへ(2ndステージ開幕を迎えるにあたり)

日頃よりエスパルスを熱く応援いただき、厚く御礼申し上げます。
まずは1stステージの不甲斐ない成績に対しまして、深くお詫び申し上げます。

2月からスタートしました2015年度期も6月末で5ヶ月が経過致しました。社長就任時にお話し致しました通り、フロントとして安定した経営基盤を作るために営業部門を拡充し、高い目標予算を達成すべく全力で取り組んでおります。スポンサー収入につきましてはお陰様で多くの皆さまのご支援を賜り、既に新規の広告収入が2億円を突破致しました。これは過去最高の新規売り上げとなります。その他売上予算についても高いハードルにも関わらず、社員の頑張りで今現在予算達成に手が届く範囲で推移しております。引き続き皆さまのご協力を賜りながら、事業拡大に向けて全社一丸となって予算達成に努めて参ります。
また、我々の事業にはサッカースクール・フットサル事業やスポーツ施設の運営委託事業があります。これらの地域貢献事業と関わっていただいている方々が昨年約28万人いらっしゃいました。これにスタジアムへの来場者数を合わせると延べ54万人の方々がエスパルスと密接に関わっております。静岡市の人口70万人と照らし合わせると8割近くもの密度を示します。これは他クラブに類を見ない誇るべき強みであり、今後も大事に訴求していきたいと考えております。

トップチームですが、今シーズンの開幕を迎えるにあたり、「90分走りきる」、「1対1で絶対に負けない」、「球際に強く個で戦える」、「相手にとって怖いサッカー」という4つの指針を掲げました。その指針の元、データに基づいた分析を毎試合毎に行って参りました。その内容は社内だけでなく株主様にもお示ししながら、今後の対策も含めて共有して参りました。まずは、この指針を体現するサッカーの骨格を決めました。それは、前後のラインをコンパクトに保ちながら、素早くボールを奪ってゴールに向かうコレクティブなスタイルです。このスタイルは、試合毎にレビューをしていく中で、固まって行きました。そして、このスタイルは、昨シーズンのサッカーから大きくモデルチェンジをしたものであり、その結果生じた様々な課題の対策に追われ、結果として3勝4分10敗といく不本意なものとなってしまいました。

2ndステージに臨むにあたり、このサッカーを続けていくために必要な手だては講じております。まずは全てに先んじて、失点を減らさなければなりません。そのため、守備面を包括的にコーチングするために田坂ヘッドコーチを招聘致しました。また、前線からの守備にやや課題があるため、守備力のあるFWの補強を考えております。そして、ロングボール主体のチームも少なからずあるため、強い個で跳ね返せる選手の補強も必要と認識しております。
次にコンパクトなエリア内での攻防となるため、対敵機会が多いサッカースタイルとなり、ケガの可能性も高くなります。しかし、この「対敵で勝つ」という部分は、エスパルスサッカーの根幹に関わるところでもありますので、ACミランでの経験も深い遠藤メディカルアドバイザーにもサポートをいただき、メディカル体制を強化しながら、今後もやり続けていきたいと考えております。しかしながら、サッカースタイルというものは、一朝一夕で実現することは出来ません。どうか一年を通じてエスパルスサッカーの変容振りを見守りいただければ幸いです。

いよいよ明日から勝負をかけた2ndステージが始まります。
1stステージの不甲斐ない成績によって皆さまに与えた失望を挽回すべく、熱い気迫を持って臨みます。そして、この屈辱をバネに、必ずや巻き返しをはかり、エスパルスをご声援いただいている全ての皆さまのご期待にお応えしたいと思っております。
ぜひ、スタジアムに足をお運びいただき、選手たちの背中を押してくださいますよう、宜しくお願い申し上げます。


株式会社エスパルス
代表取締役社長 左伴繁雄

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