13時からは選手・スタッフも参加する第2部がスタートしました。

「開会式」は、オレンジウェーブのダンスパフォーマンス、Jam9ライブでスタンドを盛り上げると、今話題の（？）ドラゴンクエストの音楽に乗せて選手たちが登場しました。

まずは山室晋也社長の挨拶。「皆さん、日頃エスパルスを応援いただき誠にありがとうございます。今日はこの炎天下のなか、「S-PULSE SUPPORTERS THANKSDAY 2021」に多数ご来場いただき本当にありがとうございます。水分をこまめにとっていただき、体調管理をしっかりして楽しんでください。午前中から色々な催し物がありましたが、午後からは選手に参加してもらって盛り上げていきたいと思います。今回、この日のために選手たちは何回もミーティングを行い、リーグ戦の前のミーティングよりも熱心なんじゃないかと思えるくらい、熱の入ったノリノリの企画が満載になっていますので、日頃見られないピッチ上での笑顔を楽しんでいただければと思います。今日はリラックスモードで楽しみたいと思いますが、必ず後半戦は勝ち抜きたいと思いますので、ぜひ応援をよろしくお願いします。今日はよろしくお願いします」

続いて選手会長の西澤健太選手による開会宣言。ですが、「皆さん、こんにちは。この暑いなか、たくさんの方にお越しいただき、ありがとうございます。開会の挨拶とさせていただきたいのですが、先ほどリリースがあった通り、石毛秀樹選手がファジアーノ岡山に期限付き移籍することが決まりました。一言いただきたいと思います」と、急遽、石毛選手の挨拶となりました。

「皆さん、こんにちは。先ほどリリースがあった通り、2017シーズンにもお世話になりましたファジアーノ岡山に期限付き移籍することが決まりました。今シーズンなかなか試合に出ることができず、悔しい思いをし続けていたので、その思いをぶつけて、向こうで活躍できるように頑張っていきたいと思います」

スタンドは驚きの表情を浮かべるサポーターもいましたが、続けて、

「少しのお別れになるので寂しい感じになると思うのですが、今日は僕自身、最後は楽しみたいと思っているので、皆さん盛り上がってください！よろしくお願います」

と石毛選手は「夏のサポサン」を最後まで盛り上げてくれるそうです。これには大きな拍手が起こりました。そして、改めて西澤選手から、

「それでは、最後に石毛選手を笑顔で送り出せるように、みんなで楽しんでいきましょう！開会します！」

と開会宣言が行われました。

ここから選手・スタッフは、「清水ヤングボーイズ」「03（オッサン）」とそれぞれのチームに分かれて、さまざま競技で対決します。その名が示すとおり、若手対ベテランの対決です。

まずは「フットゴルフ対決」となりました。「清水ヤングボーイズ」1組目は、永井堅梧選手・石毛選手組、「03」は福森直也選手・井林章選手組。こちらは石毛選手のOBが響き、「03」の勝ち。2組目は篠田善之コーチ・栗原イブラヒムジュニア選手組の「清水ヤングボーイズ」が、チアゴ・サンタナ選手・ヴァウド選手の「03」を倒して1-1に戻しましたが、河井陽介選手・大久保択生選手組が、西澤選手・宮本航汰選手組を、竹内涼選手・奥井諒選手が立田悠悟選手・原輝綺選手組を倒して「03」が連勝。「清水ヤングボーイズ」は平岡宏章コーチ・滝裕太選手組が、ロティーナ監督・イバン・パランコヘッドコーチ組に勝利しましたが、結果は3-2で「03」の勝ち。

続いて「バー当て対決」。お互い3人目まで当てることができませんでしたが、「清水ヤングボーイズ」のノリエガ・エリック選手が成功。「03」は河井選手が外し、あとがない状況に。そして5人目に奇跡が起こります。「清水ヤングボーイズ」の中山克広選手は、ゴールエリアほどの至近距離にボールを置きます。「自信がなかったので、近くから蹴った」ということですが、強烈なシュートがバーに跳ね返り見事成功。「03」のラスト大久保選手は逆転を狙って遠くからバーを目指しましたが、わずかに外れて「清水ヤングボーイズ」の勝利。

ここからは選手・スタッフへのQ＆Aが予定されていましたが、その前に加入が決まったホナウド選手、ベンジャミン・コロリ選手のビデオメッセージが流れました。

Q＆Aでは井林選手、ロティーナ監督が登場。井林選手は、自らが鄭大世選手に似ていることなどを話し、「テセさんよりは格好良くないのですが、髪型は似させてもらっています。ここに来たからには同じようにレジェンドになれるような選手になりたいです」と宣言も飛び出しました。ロティーナ監督は日本食について聞かれると、「寿司が苦手」と意外な事実。それでも、「少しずつチャレンジしている」そうです。

対決に戻り、今度は「風船割り対決」へ。1回戦は「清水ヤングボーイズ」の中村慶太選手、「03」のロティーナ監督の背中につけられた風船を、相手チームが空気入れを使って風船を膨らまし、早く割った方が勝ちとなります。1回戦、2回戦とも「清水ヤングボーイズ」が勝利し、ポイントを稼ぎます。

そして再びQ＆Aに。今度はエウシーニョ選手、ヘナト・アウグスト選手、カルリーニョス・ジュニオ選手が登場。3人とも競技には参加できていませんが、笑顔でサポーターの質問に答えていたのが印象的でした。「オフは何をしますか？」という質問に、ヘナト選手は「1日中ゲームをやっている」と答えます。カルリーニョス選手によると、「ヘナト選手はゲーマー」とのことです。

いよいよ最後の競技は「キックベース」。試合前から白熱し、権田修一選手と栗原選手がマイクパフォーマンスで対決ムードが激化。その後もこの2人は試合が始まっても燻っていたのか、ピッチャーの栗原選手が権田選手にぶつけて乱闘（？）が発生する事態に。両チームの選手が2人を止めにかかるなか、密集が解けると栗原選手は上半身を裸にされていました。試合は、サッカー選手らしく外野を超える大きなキックが連発しランニングホームランが続出。打ち合いを制した「03」が4-3で勝利しました。

結果ポイントで並び、急遽サドンデスの「バー当て対決」で勝敗を決めることに。「03」は鈴木義宜選手が1発目で成功。「清水ヤングボーイズ」の石毛選手は決めることができず、劇的な展開で「03」の勝利が決まりました。

その後、エスパルス公式YouTubeチャンネルで一部公開されていた「学力テスト」の結果が発表されました。珍回答が続出し、会場が大きく笑いに包まれるなか、1位は片山瑛一選手と同点で西澤選手。3位は河井選手となりました。そして、下位3選手の発表。ワースト3位から原選手、後藤選手と続き、最も点数が低かったのは永井選手という結果になりました。

「閉会式」。まずは山室社長より、勝利チームの「03」を代表して鈴木義宜選手に、「私は焼き肉が食べたいの！」でおなじみ「焼肉飯店 京昌園」のお食事券、チーム全員分が贈呈されました。そして、MVP賞は永井選手に決定。「サガミシード株式会社」から、家族全員でキャンプデビュー！静岡市街地から車で20分！気軽に行けるキャンプ＆バーベキュー場、「さんかく山 CAMPフィールド」利用券が贈呈されました。

閉会宣言は、学力テスト下位3選手が務めます。原選手は「今日は暑いなか、本当にありがとうございました。すごく良い会になったと思います」。後藤選手は、「悠悟に負けたのがショックで、帰ったら泣きながらお風呂に入りたいと思います。今日は暑いなか、ありがとうございました。気をつけて帰ってください」。そして、永井選手。「『バカNO.1』のゴールキーパーの永井堅梧です（笑）納得していません。ぜひ、第2回の企画をよろしくお願いします。本日は暑いなか、皆さん集まっていただきありがとうございます。今日は皆さん、楽しんでいただけましたか？この勢いを持って、後半戦はエスパルスファミリー全員が一丸となり、躍進して、勝ち点を積み上げていけたらと思います。このあとも、ご声援のほどよろしくお願います。今日はありがとうございました」

約2,300人の方々に集まっていただいた「S-PULSE SUPPORTERS THANKSDAY 2021」は、最後まで笑顔で幕を閉じました。