NEWSニュース

【イベントレポート】5月13日(金) 富士市立高校にて『エスプラス ~ファミリータウン富士市版~ 地球とともに編』を開催(協力:春日製紙工業株式会社)

         

『エスプラス』は「エスパルス」に様々な内容を「プラス」して学ぶキャリア教育授業。2011年度より静岡大学教育学部、静岡市との協働事業として実施しているエスパルスドリーム教室を2020年度よりブラッシュアップし、エスパルス+教科、エスパルス+キャリア教育(クラブスタッフ編、元サッカー選手編)、エスパルス+キャリア教育+企業といった授業を実施しています。


イベントレポート

企業とのコラボレーション授業として開催した今回の『エスプラス』は、春日製紙工業株式会社(富士市)にご協力いただき、富士市立高校の3年生スポーツ探求科40名を対象に『地域貢献や社会に出て必要なチカラを考えるキャリア教育授業 ~地球とともに編~』を実施しました。

授業では初めに「サッカーやエスパルスを通した地域(会社・市民)との関わりを考えよう」をテーマに、エスパルスとパートナー企業、地域にはどのようなつながりがあるのかを考えました。その後、春日製紙工業の渡邉広智さん、渡邉崇浩さんをゲスト講師に迎え、「環境問題に対する春日製紙工業の取り組み」や「仕事をするときに必要なチカラ」について学びました。

春日製紙工業は、「地球とともに」を理念に掲げ、古紙を再利用したトイレットペーパー、ペーパータオル、紙ストローなど環境に配慮した製品づくりを積極的に行う、昭和5年創業 の歴史ある企業です。今回の授業では、「なぜ富士市で紙づくりが盛んなのか?」「なぜ環境にやさしい商品づくりを始めたのか?」「なぜ新しい商品を作るのか?」の3つのなぜをテーマに、春日製紙工業の取り組みと環境問題について学習しました。

特更営業部の渡邉広智さんのお話の中で、春日製紙工業が世界で初めて太芯なしトイレットペーパーを開発したことや、週刊少年ジャンプに使用されている紙の一部が春日製紙工業で作られていることを知った生徒たちからは驚きの声が上がりました。また、脱プラスチックのために紙ストローや紙ファイルなど新しい紙製品作りを積極的に行っていること知り環境問題について関心を高めている様子でした。エスパルスとのコラボ商品「エスパルス×薔薇のおもてなし」の紹介や制作時の秘話についてのお話もあり、エスパルスとパートナー企業のつながりについても理解が深まったようでした。

そして授業の後半では、仕事をする上で「必要なチカラ」や仕事のやりがい、高校生の時に頑張っておくべきことなどについて紙加工部の渡邉崇浩さんにお話をしていただきました。

その中で渡邉崇浩さんは、「仕事をする上では、自ら進んで取り組む力、課題を見つける力、新しいことを生み出す力、分かりやすく伝える力、これらが全部大切な力です。その中で、私が特に大切だと思っていることは自ら進んで取り組む力【主体性】です。一から十まで、常にすべてを指示してくれるような仕事場はほとんどありません。仕事をする際は自分の置かれている状況や立場を理解して今何が必要なのかを考えて行動することが重要です。また、わからないことをそのまま放置せず、自分からわかる人に聞くことも主体性を持って行動していることの1つと言えます。高校生のみなさんも、自分の目標を達成するためにどんな行動が必要なのかを考え、色々な物事に興味をもって前向きに学校生活を送ってください。」とアドバイスを送りました。

授業の最後の質疑応答では、「ペーパーレスの時代に企業はどう変化するのか」「環境問題についての取り組みは」という質問に対して「時代のニーズに合わせた変化は必要。その時々に合わせた商品の開発など柔軟に対応していくことが大事」「脱プラスチックの活動は避けては通れない課題。紙を使用した脱プラ製品の開発に力を入れていく。」と生徒からの疑問に対してわかりやすく丁寧に答えてくれました。


富士市立高校3年生の皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。

授業にご協力いただきました春日製紙工業株式会社の渡邉広智様、渡邉崇浩様をはじめ社員の皆様、誠にありがとうございました。


エスプラス ~ファミリータウン富士市版パートナー~

ニュース一覧

more

あなたにオススメのニュース