NEWSニュース

1点を取りに来る相手をいかに押さえ、勝ちきるか

GK碓井健平を中心とした守備陣が無失点で抑えることが先決。 ©︎︎︎S-PULSE

エスパルスはヤマザキナビスコカップ1回戦アウェイで迎えた第1戦は0-1で敗戦しており、2回戦に進むための条件は、
■2 得点差以上をつけての勝利
■1-0で90分を終え、延長かPKでの勝利
これ以外であれば1回戦敗退となる。まずこの条件を念頭に入れておかなければならない。

従って、相手はアウェイ とはいえ、必ず1点を取りに来る。甲府に先取点を奪われればエスパルスは少なくとも3点を奪わなければならず、ハードルが上がるからだ。前節のようなセットプレーからのあっさりとした失点や不用意なミスからのショートカウンターは絶対に避けなければならない。不調であるはずのセレッソに完敗した事実は消えないが、神戸戦での1-5の敗戦のあともチームとしての大きな成長を見せてくれた。今回の敗戦でオレンジ戦士たちはさらに強いチームへと成長してくれると信じよう。

今シーズンの甲府との対戦を振り返ると、ナビスコカップで1敗、リーグ戦では1 勝している。前者は警戒していたハーフナーマイクにやられ、後者はハーフナーマイクを抑え、先手を取った。しかも先取点は小野伸二の素晴らしいミドルシュートだった。よって、この試合でも先ずは目下リーグ戦で9得点をはじき出し、得点ランク1位のハーフナーへのボール供給をいかに抑えるかがポイントになる。ただ厄介なのは、ハーフナーへのボール供給源が限定されていないということ。アシストを見ると市川大祐が2アシストだが、あとは1アシストずつ。ハーフナーの動きを見ながら、きっちりと押さえていきたい。

そして、前試合でも課題となった得点だ。ビッグチャンスで決めきれず、ずるずるとゲームの主導権を渡すこととなってしまったことは、選手たちが一番自覚している。攻撃に出た時に、チャンスで決めきる決定力アップも今後の課題になるだろ。ゴトビ監督は言う。「相手の攻撃スペースを消し、自らの攻撃スペースを作るのがサッカーだ」と。サイドがケアされて何もできないのであれば、中を攻めて相手DFを引きつければいい。目まぐるしく変わる状況に対応しながらいかにゴールを奪うのか?その判断は選手たちに任されているのだから。

東日本大震災の影響で特殊な大会方式へと変更となった今シーズンのヤマザキナビスコカップは、頂点までわずか7試合。だからと言って決して楽な道のりではないが、目の前にタイトルチャンスがあるのなら、全力で獲りに行くのがエスパルスの宿命だ。しっかり守り、先取点を奪って早い時間帯に試合を振り出しに戻し、更なるリードを奪い、勝ちロコで2回戦進出を祝おう。



公式ケータイサイトでは、アフシン ゴトビ監督、選手の試合前日コメントを公開中!!

**********
Jリーグ ヤマザキナビスコカップ1回戦第2戦 vsヴァンフォーレ甲府
2011年7月27日(水)アウトソーシングスタジアム日本平 19:00キックオフ

公式ケータイサイトでの『LIVEテキスト速報』でもお楽しみいただけます。
**********

●エスパルス公式ケータイサイトへのアクセス方法はこちら>>

ニュース一覧

あなたにオススメのニュース