およそ1ケ月前に加入したばかりとは思えないカルフィン ヨン ア ピン選手。前節には惜しいシュートも放っており、守備だけでなく攻撃でも存在感が増している。 ©︎︎︎S-PULSE
前半はきっちり守り後半に勝負を賭けろ。
前節浦和を倒し、リーグ戦5試合ぶりの勝利を飾ったエスパルス。大前元紀の公式戦3 試合連続ゴールに、フレドリック ユングベリの初アシスト、チャンスを得た鍋田亜人夢の活躍に、カルフィン ヨン ア ピンのレギュラー定着など、難しいシーズン途中での補強も満足の結果となっている。
苦しんだ分、点と点が線でつながれるように一気にチーム力が上がっている。良くなる要素しか感じられない。負傷者たちが戻ってくれば、エスパルスはさらに強くなる。ここから猛チャージをかけてどこまで行けるのかが楽しみになってきた。誰がピッチに立つのか?そして結果を出すのか?生き残りを賭けた本当の戦いが始まる。どんな状況でも冷静さを失わなければ、90分後に勝利はエスパルスのものとなるだろう。
川崎フロンターレは、悪夢の 8連敗から前節の山形戦でようやく脱出した。データを見る限り、引き分けの数が柏レイソルに続いて少ないのが特徴。柏は引き分けを勝利に代え、川崎は引き分けを敗戦にしてしまったと言える。川崎にも8連敗の前に8戦負けなしの時期はあった。だが、その時期も決して完封勝利を続けた訳ではなく、失点を見ると、8 試合中5試合は2失点以上しても勝利している。
歴史的にも1点を守るより、相手を上回る得点力で勝ってきたチーム。外国人選手が減り、得点力が落ちたのか?得点力に影響が出るほど守備が崩壊しているのか?その微妙なバランスが崩れているのだろう。たいていのチームは先取点を奪ったり、前半リードで終えた場合は圧倒的に勝利する確立が高いのだが、今季の川崎は先取点を奪った試合が16試合もあるのに、勝ったのは9試合。前半リードで終えた試合でも10試合中6試合しか勝てていない。しかも、時間帯別の得失点を見ると、甲府と大宮と川崎の3チームだけが、顕著に前半の方が得点を多く稼いでおり、後半の失点が前半より大幅に多く、後半の大失速ぶりがうかがえる。
頭の片隅に置いて戦いたいデータは、前半ラスト15分に川崎はリーグ戦で通算42得点中 13得点を弾き出しているということ。まずは前半をきっちり終えることを心がけたい。そして後半は全45失点中32失点しており、時間帯に関わらず、まんべんなく失点が多い。つまり前半に失点してしまっても、切り替えて戦えば後半を優位に戦い逆転が可能だということだ。
以前のように失点でしょげてしまったり 、1点目を取った後まったりとしてしまっては足元をすくわれる。心強くタフに戦い、勝点3をもぎ取ろう。
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Jリーグ 第27節 vs川崎フロンターレ
2011年9月24日(土)等々力 19:00キックオフ
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