成長著しいFW鍋田亜人夢。プロ初ゴールを決めて波に乗れ! ©︎︎︎S-PULSE
リーグ戦前節の名古屋戦は、新しいエスパルスの幕開けを予感させる大きな布石となる試合だった 。勝つために全員がハードワークをした。それだけでなく、戦っている選手みんなが楽しそうだった。そんな試合が続けられるようになるまでには、もう少し成長が必要なのかもしれない。だが、間違いなくそのポテンシャルが今のエスパルスにはあることを証明してくれた。
長丁場のリーグ戦を勝ち続けることはできないかもしれないが、カップ戦なら話は別だ。エスパルスが天皇杯で決勝まで進出したシーズンは、新監督を迎えて挑んでいるケースがほとんど。シーズンの集大成を最高の形で終えることができれば、来年はアジアに行ける。如何なる相手でも負ける訳にはいかない。ベストメンバーで全力を出し切り戦うだけだ。
エスパルスが初戦で対戦する相手は、1回戦で静岡産業大学を逆転で下し勢いに乗るFC岐阜SECOND。このチームはJ2 FC岐阜のサテライトチームに位置付けされており、東海社会人1部リーグに参戦してしいる。選手全員がアマチュア登録だが、2012年開催の岐阜国体のために編成されているチームのため、甲府や北九州に所属していたプロ経験のある選手も在籍。その内の1 人にエスパルス育成組織からの生え抜き選手で、2000年から2005年までエスパルスで活躍した村松潤がいる。仙台、水戸、北九州と渡り歩き、現在はFC岐阜SECONDに所属。若い頃から年代別代表候補にも選出され、とても頭が良く、サッカーを良く知り、技術だけでなく闘志あふれる選手だった。巡り巡ってこうして対戦できること、そして、サッカーが好きでどんな形であれ続けている仲間と再会できるのは嬉しいこと。対戦相手ではあるが、勝負は別として元エスパルスファミリーを温かく迎えたい。
注意すべきは、これは初戦であるということ。データが少なく、カテゴリーが違う相手との戦いでは、Jリーグチームはいつも苦しめられる。失うものがない相手のチャレンジャー精神を真っ向から受けてしまえば、足元をすくわれる可能性だってある。アウスタでの対戦である以上、ゲームの主導権をしっかり握り、可能な限り早く1点目を奪うこと。引いて守って来た場合は、ミドルレンジからもどんどんシュートを打っていくことを意識して戦いたい。
天皇杯の頂点に続く道は、アジア、そして世界へとつながっている。元日にゲートが開かれるその道を共に歩み、喜びを分かち合おう。
公式ケータイサイトでは、アフシン ゴトビ監督と選手のコメントを公開中!!
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第91回天皇杯 全日本サッカー選手権大会 vsFC岐阜SECOND
2011年10月8日(土)アウトソーシングスタジアム日本平 13:00キックオフ
なおこの試合は、
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