サポーターと共に頂点を目指す戦いが今年も始まる。(写真:昨シーズンのアウェイ名古屋戦@瑞穂のサポーター席) ©︎︎︎S-PULSE
「新戦力が充実し、楽しみが多い開幕戦。アウェイで優勝候補の名古屋に喰らいつき、勝負どころを掴み取れ!」
いよいよ始まるゴトビ体制2年目のJ1リーグ戦。今シーズンは新加入選手の"当たり年"という呼び声も高く、昨年のこの時期に比べ、チームのベースが築かれており、楽しみな要素が多い船出となりそうだ。また、今年はエスパルス創設20周年という節目であり、大きな飛躍と11年ぶりのタイトル獲得を目指す1年。そのための体制は整いつつあるだけに、選手・スタッフの気迫もサポーターの期待も日に日に高まりつつあるなか、アウェイでの名古屋戦というやりがい十分の開幕戦を迎えようとしている。
この大事な一戦に向け、エスパルスは例年より早く始動し対外試合も数多く行なってきた。鹿児島キャンプ以降は失点が非常に少なく、スタートダッシュに欠かせない"安定した守備"という面では良い準備ができていると言える。ただ、開幕直前になってケガ人や体調不良の選手が増えたことは計算外だった。そのため、プレシーズンマッチや練習試合とは異なるスタメンになる可能性もあるが、選手層は充実しているためゴトビ監督は「どの11人が出ても良い11人で戦える」と力強く語っている。
新戦力では、林 彰洋、吉田 豊、姜 成浩、李 記帝、河井陽介、白崎凌兵、犬飼智也らが既に即戦力として存分にアピールしており、そのうち何人かはスタメンに加わる可能性が高い。小野伸二の復帰が開幕に間に合い、小林大悟もスタンバイOK、大前元紀や岩下敬輔らも充実したプレーを続けており、チームの柱は整っている。
開幕戦の対戦相手の名古屋は、一昨年リーグ優勝、昨年2位、エースのケネディは2年連続得点王というJ屈指の強豪チーム。チーム体制や戦力的にも大きな変化はなく、守備力、決定力とも高いため、優勝候補の筆頭に挙げる専門家も多い。昨年の対戦では、エスパルスの1勝1分と負けておらず、とくにホームでの対戦(10/2 第28節)は、昨シーズンのベストゲームと自他共に認める完勝だった。したがって、決して相性は悪くないが名古屋としてもそのリベンジに燃えているに違いない。
エスパルスから移籍した日本代表・藤本淳吾が主軸として力を発揮しており、その他にも能力の高い個人が揃っているため、6年半ぶりの豊田スタジアムで勝利することが難しい相手であることは間違いない。
もちろんエスパルスの選手たちも、それは百も承知。そのうえで、「良い準備をして、良い開幕を迎えたい」(小野)と冷静にコンディションを上げることに集中しながら、心の中では徐々に熱い闘志をたぎらせている。「不安がないわけじゃないけど、試合が始まるときは、よしやるか!という感じで思い切ってやれると思います」(吉田)という声も頼もしい。
やるべきことはやってきたので、あとは緊張感の高い開幕戦で自分たちの力をしっかりと出せるかどうか。ゴトビ監督も、勝敗を分けるポイントとして、「まだどのチームも身体がしっかりと出来ている状況ではないので、ミスを少なくして、チャンスをしっかりと決めきれたチームが勝つだろう」と語っている。
東日本大震災の発生から丸1年。まだ心に深い傷を抱える被災地の方に力を与えるためにも、アウェイでも常に力強い応援を続けてくれる熱きエスパルスサポーターと一体となり、魂のこもった戦いで勝負どころに競り勝ってほしい!
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2012 Jリーグディビジョン1 第1節 vs名古屋グランパス
3月10日(土)豊田スタジアム 14:00キックオフ
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