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気持ちと球際で勝って自分たちのサッカーに持ち込み、磐田に初黒星をつけろ!
リーグ序盤の大事な場面で開催されるリーグ戦今季初の静岡ダービー。
磐田は現在まで公式戦無敗で、リーグ戦では3勝2分の4位(勝点11)と好調だが、エスパルスも確実に調子を上げて来ており、この試合で勝てば順位も逆転する。お互いに良い状態でガチンコ勝負に挑むダービーマッチで、エスパルスが磐田に初黒星をつけること。それが今節の絶対的なミッションだ。
それに向けたエスパルスのチーム状況は、公式戦3試合連続で1-0の完封勝利と、勝ち切る力が発揮されつつある。特に守備は非常に安定しており、セットプレー以外での失点は今季まだ1点もない。この点は今節も十分に計算が立つ要素と言えるだろう。
ただ、セットプレーやカウンターも含めて磐田は一発の恐さがあるチームであり、これまでの静岡ダービーの歴史から考えても、勝つためには1得点では足りないと考えた方が良いだろう。その意味では、攻撃面はまだ満足のいく状況とは言えない。自分たちがパスを回している時間をもっと増やしたいし、シュート数も増やしたい。それによって得点を増やすことが、今のエスパルスにもっとも求められている部分だ。
もちろん、その面でもチーム状況は上向きになっている。特に小林大悟と枝村匠馬が調子を上げてきたことが非常に大きく、彼らが攻撃のリズムを向上させるのに大きく貢献している。今節はどんな起用法になるか分からないが、要注目の選手たちと言えるだろう。またアレックスも依然として絶好調であり、高木俊幸は高い決定力を発揮している。あとは五輪代表候補に選ばれた大前元紀や、新戦力のジミー フランサに初ゴールが出れば、攻撃は一気に活性化してくるはずだ。フランサは、ダービー翌日が28歳の誕生日。本人も自らの誕生日を祝う日本での初ゴールをダービーマッチで決め、存在感を大きくアピールすることを狙っているだろう。
大前も、「とにかく早く1点決めたい」とゴールに飢えている。2人とも大いに期待して良さそうだ。
一方、磐田の方はパスを細かくつないで行くという森下仁志新監督が目指すサッカーはまだできていないが、全員がハードワークして一体感のある戦いができており、それが結果にも表われている。また、前節の仙台戦ではシュート3本で2点を決めていることからも分かるように、限られたチャンスを決めきる力を持った選手が揃っているのが最大の強みだ。特に前田遼一、山田大記、山本康裕らの勝負強さが光っているので、1対1の勝負で彼らをキッチリと抑えることが求められる。
アンカーとして素晴らしい働きを見せている村松大輔は、
「山田くんのところが起点になっているので、しっかりとつぶしにいきたい」
と、藤枝東高の1年先輩に対して闘志をむき出しにする。
磐田のセットプレーでは、日本代表の駒野友一という正確なキッカーがおり、ヘディングの強い選手もいるため要注意のポイントだ。危険な位置で相手にセットプレーのチャンスを与えないことも重要になるだろう。
そうした戦術的な要素とは別に、静岡ダービーで常に最も重要になるのは、気持ちと球際で負けないこと。今週の練習を観に来ていたサポーターも、「気持ちでは絶対に負けてほしくない」と言う。
その部分で負けなければ、試合の主導権はエスパルスが握れるはずだ。
あとは磐田のカウンターに注意しながら分厚い守備のブロックを崩し、先制点、追加点を奪っていくことが勝利への方程式だ。これも簡単なことではないが、
「今までやってきたことに対してすごく自信を持っている」(アレックス)
と、選手たちは自分たちの力を信じている。
その自信をさらに強固なものにするためにも、アウスタ日本平のスタンドをオレンジに埋めて、選手たちに勇気とエネルギーを与え続けてほしい!
公式ケータイサイトでは、アフシン ゴトビ監督と選手の前日コメントを公開!!
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2012 Jリーグディビジョン1
第6節 vsジュビロ磐田
4月14日(土)16:00キックオフ
@アウトソーシングスタジアム日本平
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