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2つの非常に価値ある、そして大きな自信となる勝利によって2位に上がったエスパルス。今節の相手は未だ無敗で首位を快走する仙台。
「首位との直接対決なので、ここで差を縮められるように、今の勢いのまましっかりと勝ちたい」(高木俊幸)
と、オレンジ戦士たちは必勝を誓いながらアウェイのユアスタに臨む。
ただ現時点では、まだ勝点差が5ポイントあるため、勝てば首位奪取とはいかないが、ここで仙台に初黒星をつけ、勝点差を2に詰めることは、チームの自信と上昇ムードをさらに確固たるものにする意味でも大きな価値がある。昨シーズンも開幕から無敗を続けた仙台に初黒星をつけたのはエスパルスだった。今回はアウェイでの戦いになるが、今年も昨年の再現をすることしか選手たちは考えていない。
そのための準備と自信も十分に整っている。特に前節で好調な鹿島を真っ向勝負で完璧にねじ伏せたことは、今のエスパルスの力を証明するという意味で、本当に大きな自信となった。ゴトビ監督が以前から口にしている
「エスパルスが自分たちのサッカーをすればJ1のどこにも負けない」
という言葉を、今は選手たち自身も確信しているはずだ。
したがって今節の仙台戦も、アウェイでも自分たちのサッカーで主導権を握る戦い方を目指すのみ。
「今までよりもアウェイで自信を持ってやれると思うし、自分たちがやるべきことを信じてやれば、相手が仙台でも大丈夫」
とヨン ア ピンも語る。
中2日で仙台への長距離移動もある連戦で体力的には厳しいが、体力の消耗を抑えるためにも、自分たちがボールを支配することが重要だということは選手たちもよく分かっている。立ち上がりからエンジン全開で試合に入り、自分たちのペースで試合を進めることがまずは重要になる。その意味では、昨年仙台の無敗記録を止めるゴールを決めたアレックスの復帰は非常に頼もしい存在となるだろう。出場停止で鹿島戦を休んだ彼は、
「自分自身はすごく良い状態で、他の選手たちに比べてフレッシュにやれる」
と準備万端。アレックスが先頭に立って前から精力的にプレッシャーをかけていくことが、エスパルスらしいサッカーをするための大きな原動力となるはずだ。
ただし、仙台も非常に好調で勢いがある。それだけでなく、タフな試合の中で無敗を続け、どんな状況でも勝負強く戦い抜けるしたたかさを身につけつつある。
現在、7勝2分0敗の勝点23。20得点はダントツのJ1最多。2点以上取っている選手が5人おり、誰もがシュートを打ち、どこからでも点が取れるのが大きな強みになっている。
また、DFラインを高く上げ、コンパクトにしたゾーンの中で厳しくプレッシャーをかけてくるというエスパルスとの共通点もある。非常にコンパクトな中盤でお互いに激しくぶつかり合う中、どちらが球際やセカンドボールで勝てるかという部分も、大きな注目点となる。
仙台の手倉森誠監督は前節の鳥栖戦を1-1のドローで終えた後、
「今のJ1の中でも、鳥栖と清水と我々が、いちばん走りきるチームだと感じている」
と語っているとおり、ここは気持ちと気持ちの勝負になる。ただ、後ろから確実にビルドアップしていく能力はエスパルスが上回るはずなので、ボールポゼッションで優位に立てる可能性は十分にある。が、危険な位置でボールを失ってしまうと、仙台の得意とするカウンターの脅威にさらされるだろう。そうしたスキを与えない集中力も、勝つための重要なポイントになるだろう。
相手の戦い方にハマらないためにも、今回も先制点が非常に大きな意味を持つ。ゴールデンウィーク初戦のFC東京戦にはアウェイに3,000人以上のエスパルスサポーターが駆けつけ、9人の選手たちを力強く後押ししてくれた。今節もおそらく仙台まで多くの熱いサポーターが応援に駆け付けてくれることだろう。
鹿島戦のような良いスタートを切り、アウェイでも絶対に勝つんだという気持ちを最後まで出し続けて首位の仙台を破る。そんな熱い試合をゴールデンウィークの最後にぜひ見せてほしい!
公式ケータイサイトでは、アフシン ゴトビ監督の前日コメントと選手コメントを公開中!!
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2012 Jリーグディヴィジョン1
第10節 vsベガルタ仙台
5月6日(日)13:00キックオフ
@ユアテックスタジアム仙台
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