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J1リーグは残り9節となり、エスパルスは現時点で首位広島と勝点9差の8位。ACL出場圏内の3位浦和とは勝点7差で、チームとして納得のいく成績で終わるためには、ここから9連勝するぐらいの気迫が必要だ。もちろん、今節のアウェイゲームも勝点3だけを目指す戦い。これまで以上に集中力と執着心を発揮し、結果にこだわった戦いが求められる。
対戦相手は、勝点29で14位のセレッソ大阪。降格圏の16位G大阪とは勝点4差で、まだまだ安心できる状況ではないが、8月にエスパルスからレンタル移籍した枝村匠馬が先発出場し始めてから3勝1分2敗と調子を上げてきている。また、9月に入ってから(第24節~)は、監督がレヴィー クルピ氏に交代。昨年まで4年半かけてチームの基礎を作り上げてきた指揮官の下で、チームの立て直しを図っている。
前節は、ホーム長居スタジアムで名古屋に完敗したが、今節はサポーターとの一体感があるキンチョウスタジアムで絶対に負けられないという意識は高いはず。つまり、チーム状況は異なるが、勝利に対するモチベーションの高さは変わらない。だからこそ、気持ちの面で相手を少しでも上回ることが重要になる戦いと言える。
それが勝つための大前提となるが、戦力的、戦術的な面でもエスパルスのチーム状況は上り調子にある。このところプレーの質が徐々に成熟してきたメンバーをベースに、今節はアレックスが先発復帰する見込みで、攻撃も一段階グレードアップするはず。前節で自身初のシーズン10ゴールを決めた大前元紀も元気いっぱいだ。
さらに、来日後初めて両親が見守る中でプレーする金 賢聖は
「前節は自分にもチャンスがあったし、決めるところを決めていれば勝てた試合だった。(自分は)徐々にコンディションや連係が良くなってきているので、次はぜひ点を取りたい」
と大いに張り切っている。21日に18歳になったばかりの石毛秀樹や、天皇杯でハットトリックを達成した白崎凌兵も、積極的にゴールを狙う姿勢を見せており、彼らのリーグ戦初ゴールが決まれば、本人だけでなくチームとしても勢いづくはずだ。
よって、自分たちが本来の力を発揮できればアウェイでも十分に勝てる力はある。セレッソ大阪に対しては、アウェイで9試合勝てていないという記録があり、昨年も天皇杯準々決勝でPK戦の末に敗れ、非常に悔しい思いをしている。だが、エスパルスは現在アウェイで3連勝中と敵地での強さを発揮しており、今回はイヤな記録を止めるチャンスでもある。
もちろん、90分の中では相手の流れになりかける時間帯もあるだろうが、そこでどんな試合運びができるかが若いチームにとって課題のひとつになる。前節のFC東京戦では、後半、相手に主導権を渡してしまい、同点に追いつかれてしまった。
「ミスが重なったことで集中力やオーガナイズを失ってしまった。若い選手が多いのでミスをした後に気落ちしてしまうことがあるが、成功しても失敗しても、強い精神力を持たなければいけない」
とゴトビ監督も課題を口にする。
苦しい場面でのタフさも含めてメンタル面が非常に大事になる戦い。その意味でも、リーグ終盤戦の猛追撃に向けて、エスパルスの総合的なタフさ・強さが試される大勝負となる。
公式ケータイサイトでは、アフシン ゴトビ監督の前日コメントを公開!!
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2012 Jリーグディヴィジョン1 第26節
vsセレッソ大阪
9月22日(土)18:00キックオフ
@キンチョウスタジアム
テレビ/ラジオ中継
スカパー!(Ch.185)、スカパー!HD(Ch.585)、e2(Ch.241)、スカパー光
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