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「最後までホームに観に来てくれる人たちのためにも、全力で戦って必ず勝って終わりたい」
と大前元紀は語るが、それは選手全員に共通する想いだ。ヤマザキナビスコカップ決勝後の3連敗でACL出場圏内に入る可能性も消えてしまい、精神的には難しい状況だが、どんな時でも温かい応援を続けてくれたサポーターに、最終戦で気持ち良く帰ってもらうためにも、昨年の10位よりひとつでも上の順位で終わり、良いかたちで天皇杯につなげるためにも、最後はきっちりと勝って終わりたいという気持ちは、チーム全体として非常に強い。
相手はここ10試合負けなしで
「今いちばん調子の良いチーム」
とゴトビ監督も警戒する大宮アルディージャ。夏には17位まで順位を下げた時期もあったが、クラブの伝統である終盤戦での強さを発揮して、前節すでにJ1残留を確定している。戦力的にも強力な外国籍選手を中心に非常に高いものを備えている。
今節は自慢のスロベニア人2トップのうち、ズラタンが膝の怪我で欠場だが、代わりに出場する日本人選手が力を発揮する可能性もある。また残留が確定してひと安心したことが、プレーにどのような影響を及ぼすのか予想できない面もある。こういう場合、ホッとして集中力が低下するケースもあるが、逆に余計な力みが抜けて伸び伸びと自分たちの力を発揮するケースもある。
いずれにしても、大宮の伝統である堅守速攻の恐さは、今のチームにもしっかりと根付いており、彼らが本来の力を発揮してくれば、非常に難しい相手になることは間違いない。
しかし、だからこそ、エスパルスとしては今季の集大成の見せどころと言える。前線からの激しいプレスでボールを奪い、パスを確実に回してボールを支配する。また、ボールを奪われても相手にカウンターアタックの隙を与えず、素早い攻守の切り替えですぐにボールを奪い返して流れを渡さない。そんな展開の中で、多くのチャンスを作って、それを決める。ゴトビ・エスパルスが追求し続けているサッカーを大宮相手に見せつけ、さらに結果に結びつけることが、最終節最大のミッションとなる。
今季大きく成長した攻撃陣2人のモチベーションも非常に高い。大前元紀は目標の15得点まであと2点、高木俊幸も10得点まであと1点。
「10点は取っておきたいという気持ちが強いし、ゴールで勝利に貢献したい」(高木)
と気合十分で、これも非常に楽しみな要素だ。
また、ここのところ調子を上げ、攻撃にアクセントと観る側に楽しさを与えている小林大悟も、
「最後にホームで勝って、来季どういうサッカーをやっていくかというところを見せたい」
と語る。
吉田 豊が出場停止、八反田康平が足首のケガで欠場濃厚なのは残念だが、彼らの分までチーム一丸となって「これぞエスパルス」という集大成のサッカーを披露し、サポーターととともに今シーズンを締めくくろう!
公式ケータイサイトでは、アフシン ゴトビ監督と選手のコメントを公開!!
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2012 Jリーグディヴィジョン1 第34節(最終節)
vs大宮アルディージャ
12月1日(土)15:30キックオフ
@アウトソーシングスタジアム日本平
テレビ/ラジオ中継
テレビ静岡
スカパー!(Ch.245)、スカパー!プレミアムサービス(Ch.605)、スカパー標準画質(Ch.308)
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