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【新潟戦プレビュー】<br>新潟のエースを止め、新戦力のポテンシャルを生かして後半戦初勝利を!

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同じオレンジをチームカラーとすることが関係するのか、何かと因縁深い相手アルビレックス新潟。リーグ戦での対戦では現在4連敗中で、敵地の東北電力スタジアムでは、これまで2勝2分5敗。エスパルスが無得点で終わる試合も多く、非常に難しい相手、難しいスタジアムという印象がある。

しかし、その難しさを突き破るだけの爆発力が、今のエスパルスには備わりつつある。前節FC東京戦当日に獲得が発表された身長193cmの新ストライカー・ラドンチッチは、この新潟戦から出場可能でゴトビ監督も早速起用することを示唆。鹿島から復帰の本田拓也は、FC東京戦でブランクを感じさない実に頼もしいプレーを見せてくれた。李 記帝が警告累積で出場停止となるが、杉山浩太と吉田 豊は出場停止が明ける。FC東京戦では六平光成と石毛秀樹も良いプレーを見せていたので、ゴトビ監督は誰を先発起用し、どう選手を配置するのか悩ましい状況だろう。

期待のラドンチッチは、9年以上韓国でプレーしており、短期間ながら甲府でのプレー経験もあるためアジアのサッカーには馴染んでいる。ゴトビ監督も「彼は賢いサッカー選手」と評価しており、エスパルスのスタイルに馴染むのにもそれほど時間はかからないだろう。今季もKリーグに12試合して4得点を決めており、コンディションも問題なし。初出場でいきなり結果を出してくれる可能性も大いにある。

本田に関しては、その能力の高さを今さら説明するは必要ないだろう。守備では的確なポジショニングと球際の強さでバイタルエリアの番人となり、攻撃では広い視野で正確な長短のパスを広角に繰り出し、チームのリズムを作る。ボールを持ったときのキープ力も抜群で、周囲が安心してボールを預けられるのも非常に大きい。
「縦パスもうまいし、チームに落ち着きとスイッチをもたらしてくれる存在なので非常にありがたい」(伊藤 翔)

「(本田が)後ろでどっしり構えてくれているので、すごくやりやすかった。お互いの距離感をもっと良くしていければ、かなり良い方向に向かっていけると思う」(村松大輔)
と、合流初戦から強烈な存在感を発揮している。

本田からのパスでラドンチッチが起点を作り、チャンスに結びつけるという形も試合ごとに増えてくるだろう。その他にも、10番の河井陽介は7月の7得点のうち6点に絡むなど絶好調。7月に2得点の伊藤 翔も、点を取るだけでなく前線でのボールキープや守備で大きな貢献を見せている。チーム全体としての攻撃の流れも良くなり、“攻めきる力”や“決めきる力”は確実に高まってきている。

対する新潟は、ここ2試合を無失点で連勝しており、現在6勝2分9敗の13位。エスパルスとは勝点2差で、この試合に勝てば順位が入れ替わるという立場にいる。対エスパルス戦では今年2月のプレシーズンマッチで4-1と大勝、アイスタでの第9節でも2-1で勝利しており、自信を持っているだろう。また、ここまで9得点(得点ランク8位)でチームのエースに成長した川又堅碁は、前述の第9節でJ1初ゴールを決めて波に乗り、10試合で9得点と一気に才能を開花させている。これも因縁と言えば因縁なので、今節では何としても彼の勢いを止めたいところだ。
 
その意味では、平岡康裕とヨンアピンのセンターバックコンビが調子を上げ、前節で5試合ぶりの無失点を実現したのは明るい要素。183cmで高さもパワーもある川又をきっちりと止める力は十分にある。ただ、今季の新潟はその他にも能力の高い選手が多く、まったく油断はできないが、先制点を与えてしまうとさらに難しい相手になるので、まずは先に失点しないということが重要になる。そのうえで、アウェイで力を発揮しているセットプレーも含めて、決めるべきところを決め、守るべきところを守る。暑さの中で高い集中力を保ち続けることが勝点3を掴むためには欠かせないが、今のエスパルスには大いに期待して良いはずだ。





公式ケータイサイトでは、監督の前日コメントを公開!!


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2013 Jリーグディビジョン1 第19節
清水エスパルス vs アルビレックス新潟
8月3日(土)19:00キックオフ 
@東北電力ビッグスワンスタジアム 

<テレビ/ラジオ中継>
・スカパー!(Ch.244)、スカパー!プレミアムサービス(Ch.606)、スカパー標準画質(Ch.300)

公式ケータイサイトでの『LIVEテキスト速報』でもお楽しみいただけます。


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