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ホームでは3試合連続逆転勝利と勝負強さを身に付けてきたエスパルス。次のミッションは、上位チーム2位広島に勝ち切ることだ。
前々節では、首位の横浜FMに対しアウェイで試合を優位に進めたが、決めるべきところを決めきれず、0-1で敗れた。しかし、首位を相手にしても互角以上にやれるという自信を掴んでいるので、あとは結果を出し次のステップに進むだけだ。そうなれば目標もかなり具体的になってくる。
前節甲府戦の勝利で、長く居続けた13位からようやく抜け出し11位に浮上、8位の仙台とは勝点2差なので1ケタ順位も目前。その先も5位のF東京までは勝点6差なので、十分に射程圏内と言える。とにかく目の前の試合を1つひとつ勝っていくことで、最後には大きな目標に手が届く可能性も見えてくるはずだ。
ただし、今節の相手広島は他チームとは異なる独特の難しさのあるチーム。第22節では浦和に完敗を喫したが、同じペトロヴィッチ監督が一昨年まで指揮を執っていて、同様のスタイルで戦っている。極端に言えば、守る時には5バックで守り、攻める時には5トップという独特のシステムは、エスパルスにとっては様々なミスマッチを起こし、攻めにくく、守りにくい相手となっている。
攻めるという面では、前節の甲府戦でも5バックで守りを固める相手を攻めあぐねたが、
「相手に守備の形を整えられたら崩すのは簡単じゃないので、カウンターで速く攻めるとか、セットプレーも重要になってくる。今は、ゴール前に良い選手がいるので、クロスボールの質が良ければ点は入ると思うので、そこは自分たちの仕事」
と、チーム内で最多アシストの河井陽介は言う。
守備の面では、10年連続2桁得点の佐藤寿人が最重要注意人物。そして、その佐藤にパスを供給する高萩洋次郎からのホットラインも止めなければならないポイントだ。高萩と同学年で、世代別代表で一緒にプレーしたこともある平岡康裕は、
「洋次郎がボールを収めたところが起点になっているし、そこから寿人さんに入ったコンビネーションのリズムが良いので、そこは止めないとやられてしまう。寿人さんの消える動きや裏への動きもすごくうまいので、しっかりと見逃さないようにしないといけない」
と、きっちりイメージを作っている。
また、高い位置に張った両翼への後方からのサイドチェンジも対応が難しい部分。
「前からプレッシャーをかけて長いボールを蹴らせないのも大事だし、蹴られたら守備組織の横スライドを速くすることが大事」(本田拓也)
と、難しい相手ながら選手たちも対応のイメージをしっかりと膨らませている。
3月のホームゲーム(第4節)では内容的にも押されて0-4の完敗に終わったが、
「自分たちもその頃とは違うチーム。横浜FM戦でもチャンスは作れていたから、もう1回上位相手にどれだけできるか楽しみ」(河井)
と自信は十分にあり、前回の借りを返すことにも燃えている。
広島も3連敗の後に2連勝と調子を取り戻しつつあり、上り調子のエスパルスとは非常にハイレベルな戦いになるだろう。あとはチーム全員が高い集中力と闘争心を保って、守るべきところを守り、決めるべきところを決めて、勝点3を静岡・清水に持ち帰るだけだ。
公式ケータイサイトでは、アフシン ゴトビ監督の前日コメントを公開!!
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2013 Jリーグディビジョン1 第28節
清水エスパルス vs サンフレッチェ広島
10月5日(土)16:00キックオフ
@エディオンスタジアム広島
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