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2月16日(日)東北復興支援オープニングマッチ<br>NOBORI ALLSTARS vs ザ・ミイラ

豪華な顔ぶれが揃ったNOBORI ALLSTARS

豪華メンバーが揃ったチャリティマッチ


『静岡第一テレビ開局35周年記念 だいいちテレビサッカーフェスタ2014 2014 Jリーグ プレシーズンマッチ』清水エスパルス vs 川崎フロンターレの前座として2月16日(日) 東北復興支援オープニングマッチNOBORI ALLSTARS対ザ・ミイラが開催された。

エスパルスOBの澤登正朗氏が震災以降、陸前高田市のサッカー少年たちを継続支援しており、今回はその主旨に賛同した選手たちが参加。スポンサー各社の支援により、少年たちを招待してのチャリティマッチとなった。

NOBORI ALLSTARSはGKが中原幸司、DFは右から名良橋晃、田中誠、齊藤俊秀、山西尊裕。MFに戸田和幸、その前に名波浩、澤登正朗、トップ下に中田英寿、2トップがヒデ(ペナルティ)と中山雅史。対する芸能人サッカーチームの草分け、ザ・ミイラも水内猛や山田暢久、芸人のなすび、俳優の宮下直紀など華やかなメンバーとなった。

キックオフは中山とヒデ(ペナルティ)。立ち上がりから、現役同様に動けるメンバーが複数いるNOBORI ALLSTARSが一方的にゲームを支配。開始1分に山西のクロスを中田がシュートもGKボール。2分には名良橋からのボールを中山がゴール前ファーで合わせたがミートしきれず。4分にも中田からのスルーパスにヒデ(ペナルティ)が飛び出すが間に合わず。その後も次々とチャンスを作るなか8分にミイラ矢野の強烈ミドルシュートにスタジアムがどよめくが中原がキャッチ。白熱した試合展開となった。

11分でヒデ(ペナルティ)から向島に交代で入ると、ヒデ(ペナルティ)は放送席に。「まるでエリート高校に来た転校生気分。ミイラに入るべきだった」と笑いを誘った。その直後12分、中山のチャンスメイクから右CKを得ると、キッカーは名波。ニアで田中がヘッドで押し込み元磐田コンビで先取点を奪った。

その後もワンサイドゲームが続くなか21分、中田からのロングフィードに中山が走ってペナルティエリア内へ持ち込むがDFに阻まれ、向島からいったんボールを下げる。山西から中田が受けて再びペナルティエリア内。GKへ味方がバックパスしたことからゴール目の前から間接FK。多数の名だたるプレースキッカーがボールをまたぐなか、最後は名波がシュートを放つもこれが壁に当たってCKへ。キッカーは名波。DFがクリアし中田から澤登が左クロスもDFにクリアされてしまう。

1-0で25分ハーフを折り返した後半、チャリティマッチらしく、このままでは面白くないと、ハーフタイムに中田と名波がザ・ミイラへ電撃移籍。2人が抜けた後には永井と松原が入り、向島に代え西澤が入った。これによりパワーバランスがガラリと変わった。

6分にミイラに移籍した中田がペナルティエリア手前からシュート。これが決まって1-1。その後は一進一退の攻防。NOBORI ALLSTARSは中山が再三のシュートチャンスを決め切れず、15分には松原の突破に中山がゴール前に走り込んだが触り切れず、思わずピッチに寝転ぶと、サポーターからはゴールを促す笑い混じりのブーイング。これに中山が仁王立ちで応戦するなど、スタジアムが笑いに包まれた。

18分、NOBORI ALLSTARSがペナルティエリア内左戸田からのクロスを松原が折り返し中山がゴール前。ここでファウル。主審の上川徹氏はお約束を理解し、ペナルティエリア内奥での間接FK。澤登が少し触ったボールを中山が豪快に蹴り込みゴール。ゴンダンスが飛び出しスタジアムは大盛り上がり。

NOBORIALLSTARSが2-1でリード。だが、これで満足しないのはエスパルスサポーター。立て続けに得たシュートチャンスを中山が連続で外し、再びブーイングに包まれた。そうこうしているうちに試合は残り数分。23分、ザ・ミイラがカウンターから中田がGK中原をかわしてシュートを決め2-2の同点。だがその2分後に松原からファーで中山が受け、身体ごとゴール。これが決まって3-2。これが決勝点となりNOBORI ALLSTARSが勝利した。

澤登らレジェンドと呼ばれた面々以外にも、齋藤や戸田や山田ら昨シーズンで現役を引退した選手や、かつてエスパルスで活躍した懐かしいメンバーも揃い、幸せな空気に包まれた。


<NOBORI ALLSTARS> ※敬称略
1.中原幸司(元清水エスパルス)、2.名良 橋(元鹿島アントラーズほか)、3.山西尊裕(元清水エスパルスほか)、4.齊藤俊秀(元清水エスパルスほか)、5.田中 誠(元ジュビロ磐田ほか)、6.戸田和幸(元清水エスパルスほか)、7.名波 浩(元ジュビロ磐田ほか)、8.中田英寿(元ベルマーレ平塚ほか)、9.中山雅史(元ジュビロ磐田ほか)、10澤登正朗(元清水エスパルス)、11向島建(元清水エスパルスほか)、12西澤淳二(元清水エスパルスほか)、13松原良香(元清水エスパルスほか)、14永井秀樹(元清水エスパルスほか)、0ヒデ(ペナルティ)


<ザ・ミイラ> ※敬称略
0.望月三起也(漫画家)、1.岩城 正、3.島崎一真(俳優)、6.なすび(芸人)、9.TAKUYA(元ジュディアンドマリー)、11.水内猛(元浦和レッズ)、12.三上真吾(モデル)、13.山田暢久(元浦和レッズ)、14.宮下直紀(俳優)、15.AKIRA(モデル)、16.コバヤシヒロシ(ミュージシャン)、18.だいじゅ(歌手)、21.谷口明大(モデル)、37.中山太郎、88.矢部デイビット、66.矢野マイケル(元清水エスパルス)、66.大牟田しゅう ※表記不明、55.むっちー※表記不明




芸能人サッカーチームの草分けザ・ミイラ ©︎︎︎S-PULSE

ドリブルする澤登正朗さん。左は水内猛さん、右は齊藤俊秀さん。 ©︎︎︎S-PULSE

ゴールが決まりハイタッチで喜ぶ澤登正朗さんと中山雅史さん。左は松原良香さん、永井秀樹さん。 ©︎︎︎S-PULSE

山田暢久さんにスライディングタックルを仕掛ける中田英寿さん。 ©︎︎︎S-PULSE

「まるでエリート高校に来た転校生気分。ミイラに入るべきだった」と笑いを誘ったヒデさん(ペナルティ)。 ©︎︎︎S-PULSE

ゴールが決まらずプラティニポーズの中山雅史さん。後ろは戸田和幸さん。 ©︎︎︎S-PULSE

NOBORI ALLSTARSのゴールを守り続けた中原幸司さん。 ©︎︎︎S-PULSE

山田暢久さんvs向島建さん。 ©︎︎︎S-PULSE

コーナーキックやスルーパスでチャンスを演出し続けた名波浩さん。後ろは田中誠さん。 ©︎︎︎S-PULSE

主審を務めた上川徹さん。試合前には選手たちと審判団も「お久しぶりです!」と旧交を温めていた。 ©︎︎︎S-PULSE

澤登正朗さんvs中田英寿さん。 ©︎︎︎S-PULSE

元祖優勝請負人の永井秀樹さん。エスパルスでも1996年ヤマザキナビスコカップ優勝に貢献。 ©︎︎︎S-PULSE

中田英寿さんvs戸田和幸さん ©︎︎︎S-PULSE

試合終了間際、体ごと押し込むまさに「ゴンゴール」を決めた中山雅史さん。 ©︎︎︎S-PULSE

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