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前節・神戸戦に敗れたが、順位は13位を維持。しかし、エスパルスより下位のチームが迫って来ており、数字の上ではもはや僅差となってしまった。
ただ、今は先の事を心配しすぎてどうなるわけでもない。それよりも、大事なのは毎試合毎試合をどう戦うかを考えなければならない。我々は試合で結果を出すために1試合1試合を全力で戦うだけだ。
G大阪は現在5位。後半戦、最も良い成績を上げているチームだ。直近の10試合を見ても、8勝1分1敗。その8勝のうち、7勝は完封勝利だ。今のG大阪から死角を見つけるのは正直難しい。
振り返りたくはないが、その10試合の内の一つにエスパルスの試合がある。前回対戦は7月23日に行われた第16節。パトリックの初先発となった試合だったが、序盤からエスパルスDFの裏を狙われる。前半の早い段階に2失点を喫してしまい、攻撃に出たところをさらに裏を狙われるという悪循環に陥ってしまった。後半にもさらに2失点をしてしまい4失点で完敗。攻撃陣もシュート4本に終わるというエスパルスらしさが見られない試合となってしまった。
G大阪の中心にいるのが、宇佐美貴史だろう。宇佐美は左腓骨筋腱脱臼の怪我から復帰した第8節から16試合で7得点と、ほぼ2試合に1点のペースで得点を挙げている。前節の大阪ダービーでは得点こそなかったが、先制点となる阿部浩之のゴールをお膳立て。宇佐美が復帰してからチームの状態が上向いたことを考えると、彼の存在は計り知れないだろう。
ただ、もちろん穴がない訳ではない。この10戦の内、失点は5失点をしているが、そのうち3点は後半の失点だ。3-3というスコアで何とか引き分けに持ち込んだ第21節甲府戦は87分、88分と立て続けに失点している。崩れない相手ではない。
エスパルスは大榎克己監督就任後、最初の試合FC東京戦を除き、全ての試合で得点を挙げている。ノヴァコヴィッチは前節神戸戦の得点で2年連続の二桁得点を達成するなど、この状況の中でもコンスタントに得点を取り続けている。また、エスパルスの特徴として、前節神戸戦でもそうだが、後半の得点が多い。試合の最後までチャンスを狙い続けている証拠だろう。つまりG大阪戦の後半に得点を奪う確率はある。それを勝利に結びつけるためには、やはり前半に先制点が必要になるのかもしれない。試合を優位に進めるためにも、そこは欠かせないだろう。
大榎監督がこの試合のポイントとして「1つのボールに、攻撃でも守備でもどれだけ気持ちを込められるか」という話をしている。戦術より先に、そういった気持ちの部分が大事になってくる。
神戸戦の翌日、練習後選手たちだけでミーティングを行った。そこで、選手が意見をかわし、意思の疎通をはかった。
「危機感は一人一人が持っている。今から特別なことをやっても変わらない。今出来ることをやるしかない。」(本田拓也)
選手たちの気持ちは固まっている。
「G大阪という勢いのあるチームをホームで倒すことができれば、逆にエスパルスの流れができる」(平岡康裕)
ピンチはチャンスとなり得る。この試合はその意味で重要だ。ラスト10試合。大榎監督vs長谷川健太監督という初めての清水三羽烏対決から、エスパルスの土壇場の強さを見せる。
公式ケータイサイトでは、大榎克己監督と選手のコメントを公開!!
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2014Jリーグ ディヴィジョン1 第25節
9月23日(火)14:00キックオフ
清水エスパルス vs ガンバ大阪 @IAIスタジアム日本平
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