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【新潟戦プレビュー】~今こそ奮起の時だ!~

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前節 横浜FM戦に先発した選手は試合の翌日、三保の海岸沿いの道を散歩してリフレッシュ。ゆっくりと自分のペースで歩き、そこで話し合った。
横浜FM戦は「誰が見ても良くない試合だった」と本田拓也が言うほど、選手たちの体が重そうに見えた。第27節C大阪戦、天皇杯準々決勝名古屋戦の2試合と比べると、それは明らかだろう。エスパルスのやりたい、前からのプレスが機能せずラインを引いてしまった。逆に横浜FMに自分たちのやりたいことをされた感がある。シュートを4本しか打てなかったのは、シュート数が格段に増えた大榎エスパルスになってから最少の記録だ。いかに、試合運びが上手くいっていなかったのかが分かる。

正直、疲れがあった」と選手たちは口々に話していたが、それも指揮官は感じたようだ。それを受け、今週は練習時間を短くしてコントロールする。これから中3日の試合が続くが、体調管理は勝つための重要な要素となる。

今節 新潟の特徴はアタッカー陣にある。仁川アジア大会で5得点を挙げた鈴木武蔵は50m走で6秒を切るとも言われるスピードが最大の武器。また、ラファエル・シルバも大榎監督が「鈴木よりも速いかもしれない」と警戒する爆発的なバネがある。そのどちらかとコンビを組むことが予想される指宿洋史は197cmの体格で、海外でも通用する高さがある。この圧倒的な個を操るのは、レオ・シルバ。長い足でボールをカットし、そこから一気に前に運ぶ。そして、絶妙なパス。攻守において貢献度の高いボランチは、リーグ屈指の実力を誇る。
それでも、チームとしては第27節川崎戦のように3-0と圧勝したかと思えば、翌第28節甲府戦では前後半を通じて1本しかシュートを打てないなど、波があるような印象だ。総得点も23点とリーグワースト3位。この戦力からすると疑問に思わざるを得ない。

エスパルスとしては、この攻撃陣を目覚めさせないようにすることがポイントになる。それにはもちろん、相手に攻撃させないことだ。この3日間の練習でしっかりと調整し、C大阪戦や天皇杯 名古屋戦のような戦い方を取り戻したい。ボールサイドに人数をかけ、前線になだれ込むような攻撃ができれば、失点27とJ1でも屈指の堅い守備であれ崩れないことはない。

AFC・U-19選手権に出場していた三浦弦太、金子翔太、高木和徹の3人が今週帰国した。三浦弦太は怪我で別メニュー調整になっているが、金子、高木和はすでに練習に取り組んでいる。金子は、「疲れてないと言えば嘘になる。しかし、監督に休んでも良いと言われたが、頼んで練習させてもらった」と、代表での悔しさをぶつけるべく練習に加わっている。彼らの刺激が、他の選手にも伝わっていることだろう。

エスパルスより順位が上の残留を争うチームは勝ち点を手にし、少々置いて行かれた印象があるかもしれない。しかし、大事なことは、ここで踏ん張ること。まだ遠くに離れた訳ではない。集団に喰らいついていれば、いずれチャンスは来る。ここからホーム2連戦。今こそ奮起の時だ。



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2014Jリーグ ディヴィジョン1 第29節
10月22日(水)19:00キックオフ
 
清水エスパルス vs  アルビレックス新潟  @IAIスタジアム日本平 

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