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【広島戦プレビュー】~降格圏からより遠くへ~

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前節の試合から中3日で明日の広島戦を迎えるが、練習を非公開にしてサッカーに集中させ、リーグ3連戦の最後を勝利で飾るために、できる手は尽くした。

広島は前節FC東京戦1-2で敗れ、優勝の可能性がついえた。一昨年、そして昨年リーグを制し、今年は3連覇という期待がかかったが、07~09年の鹿島以来2チーム目の偉業はならなかった。だが、今年の広島に勢いがないと言う訳ではない。前節は、負けはしたものの「チャンスを作っている」と大榎監督が言うように、佐藤寿人のPKが権田修一に止められてしまうという不運がなければ試合は変わったものになったのかもしれない。

広島の特徴である3‐4‐2-1のフォーメーションは、攻撃の際には4-1-5となり、守備の際には5-4-1と自在に変化する。清水としては、攻守において数的優位を作られると見られるが、そこをどう外すかが今節のカギ。攻撃では「引かれる相手をどう崩すか」(大榎監督)ということを練習から取り組んでいるほか、守備では本田拓也が「サイドに引っ張り出されないように」と、バランスに気を使って守備をすることになりそうだ。
だが、広島は高萩洋次郎が出場停止、ミキッチが怪我で離脱しており、この2人の欠場は広島にとって重要なピースが欠けることになるだろう。ここ最近の試合では高萩を自由にさせることが多く、彼が出場できないことは清水にとって有利に働くかもしれない。

もちろん、相手頼りになることはない。石毛秀樹は、ホーム2試合連続得点中だ。大榎監督も非公開練習中の石毛について「ゴールが決まるようになってきた」と、笑顔で記者陣に報告していた。石毛本人も「ホーム3戦連続取る」と、ゴールへの意欲も見せている。石毛が決めたプロ通算4得点は3勝1分けと、未だリーグで負けていない。

そして、今節も「村田劇場」に期待がかかる。村田和哉は後半戦のホーム3勝に大きく貢献するゴールに関わっている。前節、90分にノヴァコヴィッチが勝ち越しゴールを決めた際のクロスは、センターライン付近からドリブルを開始し、相手DFを一人かわし、そこで倒れずに落ち着ついて上げた。「成長を感じる」と大榎監督が称賛する村田のパフォーマンスだった。「良い準備ができているので、そのままの勢いを出したい」と、チームの救世主として再び勝利を呼び寄せる活躍をしてくれるだろう。

試合前日の非公開練習では、たくさんのサポーターによって掲げられた横断幕を見て選手たちは気持ちが入っていたようだ。村田が「ホームでは120%の力が出る」と話していたが、それは全ての選手にとっても同じことだろう。過密日程で、コンディションが万全ではないとは思われるが、それは相手も同じ。そこで、最後の気力勝負になれば負けることはないだろう。

「本当に大きな勝点3だが、これで自分たちの目標が達成できた訳でもない」

と新潟戦後、大榎克己監督は気を引き締めていた。降格圏は脱出したが、まだ16位甲府とは勝ち点差1しかない。ここで連勝し、さらに降格圏からより遠くに走りだそう。




 公式ケータイサイトでは、大榎克己監督と選手のコメントを公開!! 

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2014Jリーグ ディヴィジョン1 第30節
10月26日(日)19:00キックオフ 

清水エスパルス vs  サンフレッチェ広島  @IAIスタジアム日本平 

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