宙に浮いたボールを相手より先に触るべく、激しく身体を入れ合う選手たち ©︎︎︎S-PULSE
立ち上がり、エスパルスは落ち着いた動きでボールを回していた。ポジションごとのバランスも良く、一見するときれいなサッカーをしているように見える。事実、相手陣内で多くの時間プレーしていた。しかし、相手を崩せている訳ではない。
10分、ペナルティーエリアのはるか遠くから犬飼智也がチームの悪い流れを断ち切ろうと放ったシュートがゴールを大きく外れたあたりから、エスパルスの時間帯が徐々に薄れていく。次第に流れは磐田のものとなり、シュートを打たれる展開になった。そして25分、CKから櫻内渚に決められて先制点を許した。
ただ、ここで終わる訳にはいかなかった。
後半から白崎凌兵、石毛秀樹、松原后に代わって、北川航也、八反田康平、水谷拓磨と今年の新戦力を次々に投入。すると後半1分、いきなり結果が生まれた。六平光成のスルーパスに相手DFの裏へ飛び出した北川航也が、ワントラップでキーパーをずらし、シュート。「中盤の選手から良いボールが出るので、前での動き出しを意識していた」と、迷いのない動きが貴重な同点ゴールを生んだ。大榎監督の采配が的中。また、八反田も攻撃にリズムを生み出していた。
さらに後半23分には本田拓也に代えて枝村匠馬、24分に澤田崇に代えて村田和哉と、攻撃にアクセントを加える。この采配もずばり的中することになった。枝村は、投入された直後に右からクロスを上げると、このボールに北川が頭で合わせた。これは惜しくもゴールを捉えることができなかったが、その後も枝村が起点となり攻撃は徐々に息を吹き返してきた。
43分にミスから失点し、勝ち点を逃すことになったが、交代した選手が結果を残すなど収穫もあった。これからさらなるポジション争いが予想され、チームが活性化するには良いことなのかもしれない。
まだまだレギュラーは確定していない。カップ戦であり優勝するためには残り2試合をひとつも落とすことはできないが、これからの1試合1試合がレギュラーの座をかけたサバイバルとなる。この競争意識が間違いなくチーム力を高めることとなるだろう。
●【キャンプレポート】2月8日(日)選手コメント
●【キャンプレポート】2月8日(日)監督コメント
●【キャンプレポート】2月8日(日)練習試合 vs 磐田
※その他写真は、ページ最下部をご覧ください。
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森島選手に対してしっかりと体を寄せ、力強いヘディングでクリアする犬飼智也選手 ©︎︎︎S-PULSE
センターバックで出場し、気迫と粘り強い守備が光った杉山浩太選手 ©︎︎︎S-PULSE
松井選手と中盤で激しくボールを奪い合う本田拓也選手 ©︎︎︎S-PULSE
スピードに乗った鋭いドリブルで相手に脅威を与えた白崎凌兵選手 ©︎︎︎S-PULSE
後半から出場し、相手DFの背後に抜け出し開始数秒でゴールを決める北川航也選手 ©︎︎︎S-PULSE
ゴールに直結するパスを配球した六平選手と喜びを分かち合う北川選手 ©︎︎︎S-PULSE
相手選手に囲まれながらも、緩急をつけたドリブルで突破を図る大前元紀選手 ©︎︎︎S-PULSE
右サイドバックでプレーしつつも、チャンスを見計らって攻撃参加をする鎌田翔雅選手 ©︎︎︎S-PULSE
後半43分、清水選手にゴールを奪われ肩を落とす選手たち ©︎︎︎S-PULSE
悔しい思いが残る中、どんな状況でも最後はお互いを称え合う精神で握手をする選手たち ©︎︎︎S-PULSE