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エスパルスはJリーグヤマザキナビスコカップグループリーグ第2節横浜FM戦で苦しい戦いを強いられた。前半は最前線のピーター ウタカが柔らかいタッチでボールを収め、前線でパスがつながる。守備も相手の前半シュートを1本に抑えた。そのシュートもエリア外からのシュートだった。ただエスパルスは1点が決まらなかった。59分に不運なオウンゴールを献上すると 、69分にはセットプレーで失点。序盤の猛攻を結果に結びつけられなかった。
「点を取れていないが、チャンスを作れていない訳ではない」(大榎克己監督)
攻撃陣は効果的な動きを見せていた。守備陣も失点するまでは粘り強い守備が目立った。勝利まであと少しのところまで来ており、チームの状態も決して悪い訳ではない。
そして今節の試合3日前、それぞれの代表戦を戦ってきた櫛引政敏、ヤコヴィッチがチームに合流。櫛引はリオデジャネイロオリンピックアジア1次予選を兼ねたU-22アジア選手権予選を突破、ヤコヴィッチはカナダ代表でトレーニングマッチを行ないグアテマラ、プエルトリコ戦の2試合を完封するなど、結果を残して帰ってきた。
「何かしらプラスになる影響を与えていきたい」(櫛引)
と、帰国早々練習に取り組むなど、高い意識を維持している。加えて、今週はカルフィン ヨンアピン、村松大輔が怪我から復帰。練習ではさらに激しいポジション争いが繰り広げられている。
「色々な組み合わせができるので、メンバー選考は難しい。ただ、それは嬉しい悩みでもある」(大榎克己監督)
チームは活気づき、よりレベルの高い試合を見せる準備が整った。
対する仙台は武藤雄樹、赤嶺真吾、角田誠ら多数の選手がチームを離れたように、チームの顔ぶれは大幅に変わっている。しかし、昨季から総得点の50%近くをセットプレーで奪ったという仙台の武器は、今季も変わっていない。今季リーグで3得点のうちの1得点、直近のナビスコカップでは2得点をセットプレーで奪っている。また、昨季1年間仙台に在籍していた八反田康平はこう話す。
「仙台は選手が変わっても守りが固い。今年は堅守速攻をチームのテーマに掲げているようで、みんなで頑張って守るチーム」(八反田)
と、攻守において厄介な相手になるのは間違いない。攻守のセットプレー対決、仙台のブロックを崩すエスパルスの攻撃陣のアイデアなどがポイントになりそうだ。
今節は、ここ最近奪えていないゴールを奪いにいきたい試合になるが、
「今年は失点を減らすというテーマでキャンプからやってきたので、そこをもう一度忘れないようにしなければいけない。攻撃では点を取れていないが、チャンスを作れていない訳ではない。無理に点を取りにいこうとチームがバタバタしないようにしたい」(大榎監督)
と慎重な戦い方が求められる。現在公式戦3連敗と勝ち星に恵まれていないが、リーグで1勝2分と負けなしで好調の仙台を止めることは、自らの勢いにつながることになるだろう。
前回負けたとはいえ、これまで仙台相手に見せてきたエスパルらしい戦いを今節で見せたい。4月に強いエスパルスが、みちのくから巻き返しをはかる。
公式ケータイサイトでは、大榎克己監督と選手のコメントを公開!!
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2015明治安田生命J1リーグ1st ステージ 第4節
4月4日(土)13:30キックオフ
ベガルタ仙台 vs 清水エスパルス @ユアテックスタジアム仙台
<テレビ/ラジオ中継>
スカパー!(ch.802)/スカパー!プレミアムサービス(ch.582)/ミヤギテレビ
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