二日目午後練習は、この日より就任した田坂ヘッドコーチの挨拶から始まった ©︎︎︎S-PULSE
午前練習の時より、ぐっと冷えた午後。場所を時之栖裾野グラウンドB1・B2に移すと、懐かしい顔が見えた。99年には選手として、06年から10年まではコーチとしてエスパルスで戦ってきた田坂和昭氏がヘッドコーチとして戻ってきたのだ。心なしか、ピリッと引き締まった空気になる。
15時少し前より、田坂ヘッドコーチを加えた円陣から午後の練習がスタート。
午後練習はリフティングから。7人1組で輪を作り、手をつないだまま1つのボールをリフティングする。ボールが輪の外に飛び出しそうであれば、7人全員が同じ方向に移動しなければいけない。全員の気持ちを合わせる。それは、サッカーも同じことだろう。こういった細部にまでコミュニケーションが問われるメニューが組み込まれている。
その後、5対2、7対7のボール回しで選手たちの体が温まったところで、攻撃側と守備側に分かれ、別々のメニューをこなす。午後も細かい部分に着手することになった。
まず攻撃側は、クロスからのシュート練習。後ろからトップに当てて、ボールを受けた中盤がサイドに展開。クロスを上げるまでの崩し方を攻撃陣全員で考えながら取り組んだ。
「パススピードを速くしよう」
と大榎克己監督の声が飛ぶ。ダミー人形が置いてはあるが、相手がいる訳ではない。そこをどれだけ実際のゲームにつなげられるか。高い意識を持って取り組まなければいけない。大前元紀が身体を目いっぱい伸ばしたジャンピングヘッドが決まり、ピッチ上でどよめきが起こるなど、攻撃陣の気持ちも上がってきた。
一方の守備側はラインコントロールの練習となった。3バックと1人のアンカーが連動して、9人の攻撃を食い止める。守備側にとっては不利な状況だが、1stステージではこのように、カウンターを受けて失点する場面が多かった。ラインをコンパクトにして対応することになるが、
「何のためにラインを上げるのかはっきりしよう」
田坂ヘッドコーチがこの練習で初めて選手たちに直接指導。様々な場面を想定して、4人の守備陣は声を掛け合い、ラインの上げ下げを調整していた。
攻撃側、守備側と一通り確認が終わったところで、ピッチを隣に移し、フルサイズからひと回り小さくしたコートで実践形式の練習をこなした。両サイドにフリーマンを2人置く変則的な10対10のゲーム。攻撃側は枝村匠馬のクロスに長沢駿が飛び込んで得点を挙げるなど、先ほどの練習がすぐさま生きた形になった。ただ、守備はまだまだといったところなのだろうか。
練習後、福村貴幸はカルフィン ヨンアピンとホワイトボードを使って連携の確認を進めていた。言葉が通じないだけにコミュニケーションは難しいが、時間をかければ伝わる。その時間を取ることが出来るのはキャンプならではのことだろう。グラウンドの片隅で20分ほど熱心に話し込んでいた。
2日目午後練習は田坂ヘッドコーチの存在に刺激を受けたのか、数多くの選手が居残り練習をするなど、選手たちが何かを変えようとする意識を感じた2時間だった。
※その他写真は、ページ最下部をご覧ください。
●【キャンプレポート】7月2日(木)午前練習
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【キャンプコンテンツ】
■選手コメント
トレーニングでの手応えや2ndシーズンへの意気込みを語る!
■監督コメント
2ndシーズンに向けての大榎イズムに迫る!
■御殿場日記
三保日記の御殿場篇。選手達の素顔に迫ります!
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午後練習はリフティングから。7人1組で輪を作り、手をつないだまま1つのボールをリフティングする。ボールが輪の外に飛び出しそうであれば、7人全員が同じ方向に移動しなければいけない。全員の気持ちを合わせる。それは、サッカーも同じことだろう。こういった細部にまでコミュニケーションが問われるメニューが組み込まれている。
その後、5対2、7対7のボール回しで選手たちの体が温まったところで、攻撃側と守備側に分かれ、別々のメニューをこなす。午後も細かい部分に着手することになった。
まず攻撃側は、クロスからのシュート練習。後ろからトップに当てて、ボールを受けた中盤がサイドに展開。クロスを上げるまでの崩し方を攻撃陣全員で考えながら取り組んだ。
「パススピードを速くしよう」
と大榎克己監督の声が飛ぶ。ダミー人形が置いてはあるが、相手がいる訳ではない。そこをどれだけ実際のゲームにつなげられるか。高い意識を持って取り組まなければいけない。大前元紀が身体を目いっぱい伸ばしたジャンピングヘッドが決まり、ピッチ上でどよめきが起こるなど、攻撃陣の気持ちも上がってきた。
一方の守備側はラインコントロールの練習となった。3バックと1人のアンカーが連動して、9人の攻撃を食い止める。守備側にとっては不利な状況だが、1stステージではこのように、カウンターを受けて失点する場面が多かった。ラインをコンパクトにして対応することになるが、
「何のためにラインを上げるのかはっきりしよう」
田坂ヘッドコーチがこの練習で初めて選手たちに直接指導。様々な場面を想定して、4人の守備陣は声を掛け合い、ラインの上げ下げを調整していた。
攻撃側、守備側と一通り確認が終わったところで、ピッチを隣に移し、フルサイズからひと回り小さくしたコートで実践形式の練習をこなした。両サイドにフリーマンを2人置く変則的な10対10のゲーム。攻撃側は枝村匠馬のクロスに長沢駿が飛び込んで得点を挙げるなど、先ほどの練習がすぐさま生きた形になった。ただ、守備はまだまだといったところなのだろうか。
練習後、福村貴幸はカルフィン ヨンアピンとホワイトボードを使って連携の確認を進めていた。言葉が通じないだけにコミュニケーションは難しいが、時間をかければ伝わる。その時間を取ることが出来るのはキャンプならではのことだろう。グラウンドの片隅で20分ほど熱心に話し込んでいた。
2日目午後練習は田坂ヘッドコーチの存在に刺激を受けたのか、数多くの選手が居残り練習をするなど、選手たちが何かを変えようとする意識を感じた2時間だった。
※その他写真は、ページ最下部をご覧ください。
●【キャンプレポート】7月2日(木)午前練習
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