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【鹿島戦プレビュー】~鹿島戦今季2連勝で反撃の狼煙~

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今節のカードで思い出されるのは1stステージ開幕戦の鹿島戦だろう。鹿児島キャンプから準備した「オレンジ山脈」という180センチ以上のCBを4人並べるシステムで挑んだエスパルスは、攻められながらも最後の部分はしっかりと抑えるという守備陣の奮闘があった。すると40分に八反田康平が相手陣内でボールをカットし、そのままスルーパス。「(大前)元紀君なので強めのボールを送った」というラストパスから今季エスパルスの初ゴール。そこから1点を返されるも、本田拓也、大前元紀の2点目などで3-1と快勝。最高のゲームをした。

それから4か月後に行われた2ndステージ開幕戦の神戸戦はしかし、逆の展開になった。立ち上がりにミスから失点すると、それ以降もペースをつかめず前半だけで3失点。後半、ケガから復帰の村田和哉を投入し、4バックへとフォーメーションチェンジするものの、1点が遠く逆にカウンターからさらに2失点を喫した。0-5に終わり、

惨憺たる結果となってしまった」(大榎克己監督)
と肩を落とす試合を演じてしまった。

対する鹿島は、前節新潟と対戦。前半CKから昌子源のヘディングで先制点を奪った鹿島だったが、すぐに指宿洋史の目の覚めるようなミドルで同点に追いつかれる。さらに小泉慶の狙いすましたゴールでつい逆転を許す。新潟の復帰したレオシルバを中心とした中盤を攻略できなかった。それでも負けないのが常勝鹿島。リードされたまま90分が終わり、アディショナルタイムに突入した90+4分。ロングボールからダヴィを起点に、金崎夢生のシュートの跳ね返りを、土居聖真が押し込み同点。さらに、90+6分右サイドで金崎が粘り、遠藤康がエリア内で相手ディフェンスに寄せなられながらも決めて、ついに逆転。

鹿島はそんなチーム
鹿島に在籍していた本田は鹿島の怖さをそう語っている。勝利に対する執念はエスパルスにとって、脅威でもあり、見習うところなのかもしれない。

今週の練習が始まって、前節出場出来なかった河井陽介は、こう語る。
大敗した試合の後は大事になってくる。2ndステージの仕切り直しの試合で、出ていた選手はダメージを受けていると思う。出てなかった選手がどれだけチームに貢献出来るか。もう一度『みんなで頑張ろう』という雰囲気を作れるか

その甲斐あってか、鹿島戦まで最後の練習になった14日には、
難しい試合になるとは思うが、雰囲気は悪くない。また、今日(14日)はテセ(チョンテセ)が来たので、雰囲気は一層良くなった」(本田)
と話すように、チームは自信も回復しつつあるようだ。

確かに2ndステージの開幕戦は厳しい試合になった。しかし、エスパルスには修正力がある。大榎監督がよく挙げる内容が悪かった1stステージ第6節名古屋戦、1stステージ第13節湘南戦はいずれも次の試合に勝利している。

鹿島との対戦成績は、今節開幕戦の勝利を含めてリーグでは24勝5分け22敗と勝ち越している。今節の1勝は計り知れなく大きな1勝だ。現状では15位の山雅までは勝ち点2差。勝てば15位にまで順位を上げ、一気に降格圏を脱出することも不可能ではない。

一人ひとりが目の前の相手に勝利すれば、目の前の試合に勝つだろう。そして目の前の試合に勝ち続けることが、降格争いを脱出することになる。全ては1対1の勝負から始まる。鹿島を相手に、その根本から圧倒するような試合をしよう!


  公式モバイルサイトでは、大榎克己監督と選手のコメントを公開!! 

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2015明治安田生命J1リーグ2ndステージ 第2節
7月15日(水)19:00キックオフ    

鹿島アントラーズ  vs  清水エスパルス   
@カシマサッカースタジアム 

<テレビ/ラジオ中継>
スカパー!(ch.242)/スカパー!プレミアムサービス(ch.603)

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