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【甲府戦プレビュー】~最終戦勝利で胸を張って帰ってくる~

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泣いても笑っても今季J1で出来る最後の戦いを迎える。リーグ開幕鹿島戦の勝利に始まり、最後は富士山ダービーとなる甲府を倒してシーズンを終える。それが今できる最高のシナリオとなるだろう。

前節山形戦では久々の快勝だった。エスパルスが2週間トレーニングでやってきた「密集」を合い言葉に、ボールサイドに多くの選手が絡み、その密集から北川航也が抜け出す。田坂和昭監督がやりたいサッカーが体現出来ていた。そろそろ得点が欲しいという時間帯、前半14分に澤田崇のリーグ初ゴールが決まり気持ちにも余裕が出来たエスパルスは、後半に途中出場の鄭大世がゴールを決め欲しかった追加点。最終的には1点を返されたが、来季対戦する山形には強さを見せつけられた試合となっただろう。

対する甲府は、名古屋戦との一戦。すでに残留を決めている甲府は、序盤にいきなりバレーのゴールで先制する。12分、左サイドの伊東純也がグラウンダーのクロスを上げると、ゴール正面のマルキーニョス パラナがゴール正面でスルー、左サイドに走り込んだのはバレーだった。そのバレーがワントラップから強烈な左足のシュートでゴールにたたき込んだ。これで、バレーは5月に加入してから、リーグ戦21試合で8得点目。大事なところで点を奪うところはエスパルス在籍時と変わっていない。しかし、そこから名古屋の猛攻にあい、ノヴァコヴィッチがセンターサークル手前から一人で50メートル近く持ち込んでシュートというスーパーゴールもあり一挙4得点と反撃にあう。甲府は意地を見せ、後半アディショナルタイムに下田北斗のゴールで1点を返したが、離れた得点差を埋められることは出来なかった。

また、甲府は15日にも天皇杯で柏と対戦している。柏がボールを保持し、一方の甲府はゴール前を固め、奪ったらカウンターと対照的な戦術の両チームの持ち味が見られていた。試合はスコアレスで折り返した後半、工藤壮人のゴールで先制されるも、72分に阿部拓馬のゴールで同点に追いつく。さらに、柏のDF鈴木大輔が2枚目のイエローで退場となり、甲府に有利な形で試合が進んだ。延長戦に入り、一人多い甲府は試合を優勢に進めたが、延長後半も終了間際の120分。クリスティアーノが勝ち越しゴールを決めて120分間の死闘の末、甲府は敗れた。

エスパルスは、「密集」というテーマを掲げて勝利を挙げた前節から、この2週間でより精度を高めることに重点を置いている。天皇杯がなかった分、先週は紅白戦を緊張感高い雰囲気の中で行ない、対甲府戦に向けて取り組んできた。今節のキーワードは「密集」に加えて「トライアングル」。練習中から田坂監督が「横並びになるな!」としきりに大声で、意識付けを行っている。
その狙いを、田坂監督は、
ただ密集を作るのではなく、ゴールに矢印を向けたパスコースをどれだけ作れるか
と説明。これまでの「密集」というテーマから発展したチームが試合で見られることになるだろう。相手は守備の堅い甲府。そこに揺さぶりをかけて攻めるのではなく、エスパルスは真っ向から人数をかけて崩していくことになるだろう。

今季最後の練習となった21日の非公開練習後、田坂監督は、
チームは成長している
と確信した。様々な経験を経て選手たちは強くなり一人のサッカー選手として進歩を遂げている。その1年の集大成となるこの最終節。エスパルスが今できることを出し尽くして、胸を張って清水に帰ってこよう!



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2015明治安田生命J1リーグ2ndステージ 第17節
11月22日(日)13:30キックオフ    

ヴァンフォーレ甲府  vs  清水エスパルス   
山梨中銀スタジアム

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