NEWSニュース

【讃岐戦プレビュー】~落ち着いたパス回しで、讃岐守備陣を翻弄しよう~

©︎︎︎S-PULSE

前節は、これまでとは違う展開になった。京都の個人の強さに加え、エスパルスもパスミスが目立ち攻撃が上手く機能しない。それを救ったのは、1本のセットプレーだった。前半終了間際、大前元紀のコーナーキックから角田誠押し込み先制。ハーフタイムに植草裕樹を体調不良で、また後半に本田拓也を怪我で欠くことになったが、エスパルスにはそれを補う戦力がある。杉山力裕はファインセーブを連発し、河井陽介は幅広い視野でボールを動かした。65分に、松原后のクロスに鄭大世がボレーを決めて追加点、さらに鄭大世は相手陣内深くから白崎凌兵に落としてアシストを達成する。そして締めは大前。松原のクロスをジャンピグボレーで決めて、5試合連続のアベックゴールを達成した。試合終了間際にコーナーキックからキロスに決められたことが余計だったが、エスパルスは難なく6連勝を達成した。

前節讃岐はアウェイで札幌と対戦。スタジアムは大勢の札幌のサポーターで埋まるなか、いきなりゲームが動いた。3分、福森晃斗がショートコーナーのリターンを受けるとファーサイドにボールを送る。都倉賢が折り返し、そのボールをジュリーニョが詰めて先制。さらに11分には、福森の鋭いフリーキックに、都倉がディフェンスラインを抜け出し、右足で押し込んだ。札幌の勢いはこれでは終わらず、27分には堀米悠斗のブレ球のシュートに、GKが弾いたところを荒野拓馬が狙い3点目。一方の讃岐はようやくコーナーキックからエブソンのヘディングが決まり1点返すも、直後の35分に、再び福森のFKから得点が生まれる。福森のボールが馬場賢治の頭に当たってオウンゴール。後半、讃岐はシュートを4本放つも、3点差を追いつくことができなかった。

讃岐は、この試合を受けて守さらに備を固めてくることは間違いない。ましてや、ホームの試合となれば、どうしてもサポーターに勝ち点を届けたいはず。そうなれば、
フォワード2人を前線に残して、8枚で守ってくると思う。我々としては、その8枚をどう破っていくのか」(小林伸二監督)
ということになるだろう。前節の序盤には上手くできていなかった落ち着いたパス回しで、讃岐ディフェンス陣を翻弄し、ゴールへの道筋を作っていきたいところだ。

昨季讃岐は鉄壁の守備を誇り、得点は30ながら、失点33とリーグ最少失点でシーズンを終えた。しかし、戦い方を変えて挑んだ今季は、得点が39とわずかに増加したものの、この時点での失点は59と大幅に増えている。付け入る隙はあるはずだ。

ただ、エスパルスとの前回対戦では開始早々の1分に失点を許したものの、大前、鄭大世の今季初となるアベックゴールで逆転。しかし62分、木島徹也の強烈なシュートを決められドローに終わっている。

Jリーグ新記録となったアベックゴールをどれだけ伸ばせるのかということは注目の一つだが、この讃岐戦のようにそれだけではいけない。大事なことはチームが勝つことだ。また、勝っているときの試合の終わらせ方も考えなければいけないところ。勝敗は変わらなかったが、前節のように終了間際にゴールを決められるということは、今節あってはならない。アウェイで難しい試合になることは間違いないが、前回の借りをきっちりと返し、チームの成長を見せたいところだ。

エスパルスとしてこの試合に対する取り組み方は変わることはない。答えは明確。残り3試合、連勝を続けて自動昇格を信じで待つのみだ。



 公式モバイルサイトでは、小林伸二監督と選手の試合前日コメントを公開!! 


**********

2016明治安田生命J2リーグ 第40節   
11月6日(日)13:00キックオフ 

カマタマーレ讃岐 vs 清水エスパルス
@Pikaraスタジアム

<テレビ/ラジオ中継>
スカパー!(ch.801)/スカパー!プレミアムサービス(ch.581)

公式モバイルサイトでの『LIVEテキスト速報』でもお楽しみいただけます。 

**********

●エスパルス公式モバイルサイトへのアクセス方法はこちら>>

ニュース一覧

あなたにオススメのニュース