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柏は左サイドにクリスティアーノ、2トップは仙台から獲得したハモン・ロペス、そしてディエゴ・オリベイラとブラジル国籍選手3人を今季初めて並べる布陣。5日にキャンプ打ち上げとなる柏にとっては、総仕上げとも言える試合だった。
序盤からその3人を中心に個の力で圧力をかけてくる。
「前の選手のスケールが違う」
と小林伸二監督も驚くパワーも、それがチームになると話は変わってくる。京都戦では、出場した45分間で3失点と悔しい思いをした六反勇治が、一対一を何度も身を挺して防ぐと、そこからは徐々にエスパルスのペースに。守備では難のある3人の存在をゲームから消すべく、後方でボールを回して支配を続けることになった。
エスパルスが主導権を握る時間が続くなか、31分にPKを獲得。キッカーはもちろん鄭大世。そこに立ちはだかるは、リオ五輪にも出場したGK中村航輔。ゆっくりと間を取った鄭大世が左に蹴るも、中村が驚異的な反応でこれを阻止。決定的なチャンスを逃してしまう。だが、それで風向きは変わらない。直後の39分には白崎凌兵のクロスに鄭大世が頭で飛び込むなど、最後までチャンスを作り続け1本目の40分を終えた。
2本目も7分にクリスティアーノが抜け出してピンチを迎えるが、これまた六反が一対一をセーブ。依然、一発の怖さはあるものの、それも単発だった。11分、白崎凌兵がエリア内に侵入し、ゴールライン際からマイナスのクロス。このボールに合わせた鄭大世のシュートは、相手ディフェンスの足に当たってコースが変わりゴールに吸い込まれるように転がった。守備陣の頑張りに、攻撃陣が応えるゴール。すると、再び守備陣がリードを奪ってからも集中力を切らすことなく無失点で守りきり、1、2本目のメンバーは完封勝利となった。
メンバーを入れ替えた3本目。FWのポジション争いが予想される金子翔太、北川航也の2トップが躍動した。19分に、右サイドのスペースに流れた北川航也が中央に折り返す。すると、後方からゴール前に走り込んだ練習生の西澤健太が、柏ディフェンス2人の間に足を伸ばして押し込み追加点。25分には、先ほどと同じように北川が右サイドを抜け出すと、
「ここにボールが来ればダイビングヘッドで決められる」
と金子の思惑通りのクロスが北川から送られる。金子もそのイメージ通りディフェンスの前に飛び込み、体をひねってファーサイドに転がして追加点。金子が1得点、北川が2アシストと、ともにアピールに成功した形となった。36分に、柏の縦パス2本で崩され失点を喫するも、リードを守り3本目も勝利となった。
4本目は、主に守備陣が奮闘。ゴールマウスを守った植草裕樹は、そのよく通る声で指示を送り続け、守備陣を統率。相手選手の至近距離からのヘディングシュートを、大声で叫びながら気合のセーブでゴールに鍵をかける。
エスパルスユースの平墳迅、神村学園高の高橋大悟という高校生2トップも、プロを相手に気後れせずに仕掛け、惜しい場面も作り出す上々の出来。4本目は0-0のドローながら、見ごたえのある試合を見せた。
40分×4本の合計は3-1。
「J1で戦うということに正直これまで不安があったが、今日の試合で不安の5%はなくなった」
と角田誠が胸を張るように、結果以上に、どのゲームにもそれぞれの個性が光る、収穫のある試合になった。
●【キャンプレポート】2月4日(土)「攻守それぞれに個性を発揮し、柏に勝利」
●【キャンプレポート】2月4日(土)「監督コメント」
●【キャンプレポート】2月4日(土)「選手コメント」
●【キャンプレポート】2月4日(土)2017鹿児島キャンプ オフィシャルツアー旅行記 #04
●【キャンプレポート】2月4日(土)2017鹿児島キャンプ オフィシャルツアー旅行記 #05
●【キャンプレポート】2月4日(土)2017鹿児島キャンプ オフィシャルツアー旅行記 #06
※その他写真は、ページ最下部をご覧ください。
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指宿いわさきホテルサッカーグラウンドにて練習試合 ©︎︎︎S-PULSE
左サイドを突破し決勝ゴールをアシストした白崎凌兵選手 ©︎︎︎S-PULSE
白崎選手からのパスに上手く合わせゴールを決めた鄭大世選手 ©︎︎︎S-PULSE
ゴールの喜びを分かち合う鄭大世選手と白崎凌兵選手 ©︎︎︎S-PULSE
左サイドで攻撃の起点となった松原后選手 ©︎︎︎S-PULSE
右サイドから中央に切れ込み積極的にシュートを狙う野津田岳人選手 ©︎︎︎S-PULSE
全員が体を張ってゴールを守りました ©︎︎︎S-PULSE
竹内涼選手は積極的にボールに絡み試合をコントロール ©︎︎︎S-PULSE
空中戦で抜群の強さを見せた犬飼智也選手 ©︎︎︎S-PULSE
3本目にダイビングヘッドでゴールを決めた金子翔太選手 ©︎︎︎S-PULSE