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【久米一正ゼネラルマネージャー就任記者会見】会見レポート

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本日、三保クラブハウスにて、久米一正ゼネラルマネージャーの就任記者会見を行いました。
コメントは以下の通りです。


■左伴繁雄 エスパルス代表取締役社長

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。新春一発目の記者会見で、私的には今シーズンに向けて、最大にして最強の補強だと思っている人物の紹介をさせていただくことを大変光栄に思っております。久米さんは私と同い年で、私がサッカー界に来た2001年の頃から強化に関しては師匠であり、16年つかず離れずお付き合いをしてきましたので、今回のゼネラルマネージャー(GM)就任につきましては満を持してお誘い申し上げました。私が来た3年前からGM職というものは強化育成を統括する上で、欠くべからざる必須のポストであると思っていましたが、ここでGMをやっていくことについてはハードルも非常に高いクラブであり、余人を持って代えがたい人材を選ばなければいけないと前から思っていたことあり、選ぶとしたらこの人しかいないと思っていました。久米さんは私より清水エスパルスの選手やチーム、クラブ、地域をよくご存知で、また静岡の出身であり、それをベースに実際に過去ここで強化の仕事をしておりました。

私が来た当事は30億円くらいの規模で小クラブに属し、強化費は10億円前後でしたので、そこでGM職を置くくらいであれば、当座の間、私が代行させていただいて、重要な意思決定については取締役や大株主にお伺い申し上げておりました。ただ、会社も40億に届く規模に会社が大きくなってきて、強化費も15億円前後となってきましたので、選手の質や構成、チームの在り方、インフラなどに対しての投資が多々できるようになってきた昨今に於いては、私のようなアマチュアが上にいるべき時期は過ぎたかなということで、強化育成全体で人やモノやお金、全てを比較してマネージングし、必要に応じてリポーティングしてもらうプロの方にお任せしようということで、久米さんにお声がけをした次第です。今後、久米カラーというものが随所に出てくることを期待しておりますし、また本人もそのカラーが出なかったらここにいる意味がないだろうと思っていると思います。今後ともエスパルス、それから久米GM、チームをご支援の程お願い申し上げます。


■久米一正ゼネラルマネージャー

新年明けましてあけましておめでとうございます。

11年ぶりに、この清水エスパルスに戻って参りました。前所属は名古屋グランパスにいたわけですが、非常に清水の事が心配で、どうなっているんだろうという気持ちで常々いました。何故かと言いますと、1993年にJリーグがスタートした、このオリジナル10のチームがJリーグを引っ張っていかなくてはいけないという使命を持って最初のチームに選ばれたのではないかと思っております。そのようなチームが低迷をしている。そのチームをもう一度復活させて欲しいと左伴社長も含め、鈴与の幹部からご依頼があり、この席におります。とにかく地元の皆さんに元気と笑顔をお届けできるよう、私の持っている力をフル稼働して頑張っていきたいと思っております。

チームにつきましては品格を持ってやっていかなければ、優勝という二文字は勝ち取れないのではないかと思っております。サッカーの神様がいるかどうかわかりませんが、やはり神様はよく見ていると思っております。サッカーの神様をエスパルスに導くためには、フロントも選手も全員が清水のオレンジの球になってやっていかなければ、サッカーの神様からここにシャーレを戴くことができないのではないかと思っております。去年、ホームの勝率があまり良くなかったと聞いております。とにかくホームで勝って、地元の皆さんがニコニコしながら日本平から帰って行く、こんなことができるようにチームをしっかり束ねていきたいと思っております。一年間、選手に気合を入れて、ネジを巻きますので、是非またご協力の程よろしくお願いいたします。


<Q.就任までの経緯は?>

私は一年間現場から離れて、J1、J2を含めて外から色々見させていただきました。11月の末ぐらいに突然エスパルスさんから、GM職が必要であり、もう一度戻っていただけないかというお話を頂戴いたしまして、1か月くらいでポンポンと決まりました。他チームからもお話もいただきましたが、ここの社員も知らない仲ではありませんし、他所に行って苦労するより、今年63歳ですから、分かっているところで、選手も揃っているところで、優勝争いができるところでできたらこれは本当に幸せだなということで清水を選ばせていただきました。少し変えればアッという間に浮上するメンバーが揃っている。必ず僕はできると思いますし、あとは選手をどのようにモチベーションを上げて同じ方向に向かせて戦わせるかということが非常に大事であると思います。新しい監督が来られますので監督も含め、また監督ができない部分については我々フロントが選手教育をしっかりしていきたいと思っております。


<Q.GMにミッション、目標、監督との任務の振り分けは?>

ミッションなんて言うのは大げさかも分かりませんが、やはりある程度しっかり決めていかなくていけない。先ほど言った通り日本平でどうやって勝つか。17試合ホームがありますから、ホームゲーム全部勝てば優勝争いできるところになります。ありとあらゆる施策をして日本平で勝つ。そのためには選手たちにハードワークをさせて、気迫と走力、球際のところをしっかり選手たちに植え込んでいく、そこが非常に大事なのではないかという気がします。

優勝争いをしていくためには、僕はずっと言い続けていますが、優勝の神様はしっかりしていないと降りてこない。柏の時も清水にいた時も名古屋に行った時も、5.5キロの優勝のシャーレはなかなか自分の所に来ないものだなと思っていました。去年14位のチームが無理ではないかと言われるかもしれないですが、選手たちにはベスト5に入ると話をしなくてはいけない。ベスト5に入らなくては優勝はないし、その目標に向かっていきたいと思っております。

監督はヨンソン監督を推薦させていただきました。実は名古屋にいる時もリストアップした一人でした。日本のこともよく分かっていますし、日本人のメンタリティもよく分かっているということで、やっている彼のサッカーも含めて推薦しました。すみ分けについては、当然現場は全部監督にお任せして、足りない部分は私に任せていただいて、しっかり両輪でやっていきたいと考えております。


<Q.久米GMが理想とするサッカーとは?>

この地域のサポーターは、やはりよくサッカーを分かっています。ゴールに向かって行くスピードの速さと、しっかりパスを繋いでいく技術が無いといけません。そういうサッカーができないとブーイングが出てきます。ちょっとした判断ミス、パスミス、トラップミスをするのがサッカーの世界なんですが、それを極力減らせる選手たちを増やしていく必要がある。そういう選手を揃えないと、この地域では認められないと思っています。

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