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【磐田戦プレビュー】~昨季の借りを返す時。ダービー初戦は白星で~

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昨季、静岡ダービーは3連敗となってしまったが、その最後の試合となった第29節試合後、六反勇治がこう話していた。「今年はダービー3連敗をしてしまった。来年やり返さなければいけないので、しっかりと残留しなければいけない」。昨季何とか残留して、やり返す時はついに訪れた。

エスパルスはリーグ2節を終え1勝1分と、好調な滑り出し。特に前節神戸戦は、クリスラン、北川航也の2トップが揃ってゴールを決めて2点リードを奪ったものの、徐々に相手にペースを握られついに同点に追いつかれる。しかし、立田悠悟のリーグ2試合目にして初ゴールを決めると、金子翔太のゴールで突き放した。何かと勝負弱さを露呈していた昨季の不安を払拭する、頼もしい勝利となった。

だが、ここで満足すると昨季と変わらない結果に陥る可能性もある。昨季はリーグ第2節新潟戦、第3節広島戦と2連勝で迎えたルヴァンカップ開幕戦、柏に0-1で敗れるとリーグでも連敗。再びリーグ第6節で柏戦に勝利したものの、続くルヴァンカップ第2節札幌戦に敗れ、そこからリーグ戦での勝利は第16節甲府戦まで待つことになった。リーグ戦の勢いをルヴァンカップで生かせず、ルヴァンカップの不調がリーグ戦の流れを止めてしまうという悪循環。リーグ戦とカップ戦、大会は違えど影響がない訳はない。今の良い流れをルヴァンカップに持ち込んで、ここでまずは勝利をすること。そして、リーグにも繋げていきたい。

ただ、ルヴァンカップは1勝5敗という散々な結果に終わったが、当時高校生、エスパルスユースに所属していた平墳迅、滝裕太が出場し、伊藤研太はベンチに入っていた。そこでの経験がトップ昇格の原動力になったことは間違いない。ルーキーだった立田もルヴァンカップでプロデビューし、今ではリーグに出場するチャンスをものにしている。昨季蒔いた種は、確実に芽を出している。先に挙げたユース選手の他にも、若手選手の飛躍するきっかけになるだろう。さらには、現在リーグ戦に出場することができず、くすぶっている選手にとっても良いアピールの場になる。

磐田は、現在リーグ2連敗中。開幕戦は昨季の王者川崎Fと対戦し、0-3と完敗。続く第2節は今季J1に昇格し、大型補強で注目を集めた名古屋に先制を許してしまう展開。その後はJ1デビュー戦となったGK三浦龍輝が好セーブを連発も、一方攻撃陣はオーストラリア代表GKのランゲラックのセーブに遭って得点を奪うことができなかった。磐田は得点を奪うことができていないのが現状だ。よってこの試合で良い戦いをして、リーグ戦に勢いを持って臨みたいと考えるのは当然のことだ。エスパルスとしては、磐田が調子を落としているからこそ、警戒しなければいけない。

今季からレギュレーションが変わり、グループステージは4チーム総当りで、ホーム&アウェイで行わる。つまり、ルヴァンカップも含めて磐田とは4試合ある。これまでの順位や勢い、雰囲気など関係なく、ただ静岡で一番強いのはどちらかということを示すのがダービーというもの。その初戦は白星スタートで、昨季の借りを返したい。



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2018YBCルヴァンカップ グループリーグ 第1節   
3月7日(水)19:00キックオフ 

清水エスパルス vs ジュビロ磐田
@IAIスタジアム日本平

<放送>
スカパー!

公式モバイルサイトでの『LIVEテキスト速報』でもお楽しみいただけます。 

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